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■『金の瞳の女神 act5』/05

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■ act 5-5 M'1949/05/05
〜黒き森〜

GM:さて、そうこうするうちに時は過ぎ、ブリッヂから見える景色には、雷雨の中で鬱蒼とした森と、その奥にそびえる岩山、そしてその上に狂気じみた赤い光を放つ搭のある島が見えてくる。
ハス:うん。
GM:君らを乗せたなこるる壱號は、今はまだ輝き続ける搭の赤い光から逃れるようにして、島の北東にある森へと不時着予定。暗くてよくわからなかったけど、既に帝国軍の艦隊も接岸し、兵士達が上陸してるみたい。さて、どうする? 出発前の確認とかは。
シルバート:ゴニョゴニョ、ウヒョヒョ(笑)!
GM:なに?
シルバート:いや、なんでもない(笑)。
GM:すっかり杖に洗脳されておかしくなったんか? 『汝も父親の愚かな血を引き継いだようだな』
シルバート:あ、杖に訊いとかなあかん。「父さん達は死んだのか?」
GM:『あの者達がそう簡単に死ぬはずが無い。確かにエルバートの奴は瓦礫の下敷きになって動かなくなったが、ロミリアが数回はたくといつも通り息を吹き返した。今は汝等を追っている筈だ。あと聡いロミリアはさておき、エルバートの奴は、汝を息子だと気づいていないようだ』……と、頭の中で話されて、シルバートはまた、ゴニョゴニョ、ウヒョヒョとか一人でブツブツ言っては、時々クスクス笑ったりしてる。そんなヤバい医者も、軽い衝撃で我に返る。飛行船が森の中に着陸しました。
イルナ:えーでは、アルテミスの救出、及び帝国の崩壊(笑)!
GM:そんなにうまくいくかね。手はずはどうなってるん?
シルバート:まずアルテミスの救出を最優先事項。
ソフィ:次にあのユーリス=レイを一寸刻み、五分刻みにして……(笑)。
シルバート:ユーリス=レイって?
GM:レイ大佐。超文明熱線銃ブッ放す『楽にしてやるぜぇ!』のグラサン兄ちゃん。
シルバート:思い出した。
ソフィ:あとはコールの仇の…
コール:ルグー?
ハス:違う! ちゃうちゃう! あんたのカタキや(笑)!
イルナ:フンディング! フンディング中佐や。奴もブチのめして…
シルバート:洗脳されたコールの親父もブチのめす(笑)。
ソフィ:みんなまとめてブチのめすってことで、計画おしまい(笑)。
GM:『夜風の女王』魔術師団の方はどうする? 例えばもし、アルテミスを助け出すことに成功したとしても、逃げ出してる最中に搭から雷発射されたら、一発で御陀仏やで。
シルバート:その雷装置も破壊。
GM:破壊か……今の君らにそんな力があるのかね? 鍬とかモンキーレンチでやる気?
ハス:供給したんアンタや(笑)。
GM:ま、とりあえずアルテミス救出隊として、コウサくんには君ら五人とリアラ、それにクラーゼ博士が乗っていく。
シルバート:クラーゼ博士もか?
GM:一応父親やから、一刻も早く会いたいんとちゃう。で、ヤクルト博士の方は、「これは負けるわけにはいかない戦いですからね。なんとしてもアルテミスを助け出し、みんな生きて帰ってきて下さい」と言って見送ることにする。
イルナ:「そういうアンタは?」
GM:「なこるる壱號の修理を。海を渡る途中で堕ちては困るでしょ」やって。
ハス:デュート=リグは動かんかね?
GM:まだ無理。
シルバート:あと、防具が欲しいところやけど。
GM:うん。
コール:あと、金が欲しい。
ハス:おいおいおいおい(笑)。
イルナ:みんなが死にに行こうと、勇ましくゆーとる時に。

GM:さて、外出る?(編注:防具の話は誤魔化したらしい)
シルバート:うん。窓からトゥッって。
GM:普通の出口もあるぞ。
イルナ:出口開けて窓から出る。意味ない行動や。
ソフィ:杖持って頭おかしくなったんやろ。とりあえず、みんな出口から出よう。
GM:では君達が出撃しようとした時、感応ロール×1/2。杖持ってるシルバートは×3。
ソフィ:(ガシャン)……能力値だけで、できるわけないやん。WOL、(ガシャン)……成功。
GM:舟の周囲に異様な雰囲気が漂っている。魔法の杖がシルバートに語りかける。『扉の向こうに強い魔力を感じる。気をつけよ』やって。
ソフィ:じゃあその禍々しい気を感じながら、ティルティアの剣を片手に握りしめつつ、扉に身を寄せる。
シルバート:「大丈夫だ!」って、杖に言ってガシャリ。(開けたSE)
ソフィ:あーっ! 何すんのよーっ(笑)!
GM:開け放たれた扉の向こう、ますます激しさを増した雷雨の中で、
ハス:おおっ。
GM:こちらに向かって両手をかざす赤ローブの女魔術師ザイア。「ようこそ、我ら『夜風』の総本山、バルク島へ。お前達の死をもって歓迎いたそう」 呪文が続く。「<早く為せ。視野にありき抵抗せし者、より強き熱気あれ>」 その言葉と共に、扉を開いたシルバートとその下にいたソフィを中心に、突然吹き出した炎が燃え広がる。(ガシャン)……反応しなければ着火するけど。
シルバート:回避。(ガシャン)……16、成功。
ソフィ:(ガシャン)……27、成功。
GM:じゃあ二人共その場から飛び退くことに成功する。出口はまだ燃えてるけど、どうする?
ソフィ:とりあえず炎を踏み消す。エイエイエイ!
GM:青白い魔法の炎で足焦がす。
ソフィ:あっつー!、何すんのよー(笑)!
シルバート:突撃。
ハス:応! 突撃やーっ!!(テ注:この上なく嬉しそうに) モンキーレンチ持ってドワーッ!!!
GM:じゃ、1R目。ソフィは足燃えてるとして、シルバートから。
シルバート:飛び出して銃撃つ。(ガシャン)……あ、暴発。……暴発はつきものや(笑)。
イルナ:やっぱ、息子や。正真正銘の息子や(笑)。
GM:暴発チャートいきます。D100振って。
シルバート:(ガシャン)……40。
GM:『銃身破裂』。使用者に1/2のダメージ。銃砲は破棄。
シルバート:(ガシャン)、(ガシャン)……計13発。
GM:じゃ、7発くらって。杖も呆れてる。『ええい、親父と同じでだらしない! 汝は何故、呪術語を使おうとしない』
シルバート:え!?……(キャラシートを見て)……あ、あった。
GM:『我によって魔力の引き出すこともできる。行うか?』
シルバート:どのように?
GM:次のラウンド。
ハス:そのラウンドに突撃。前の二人を突き飛ばす(笑)。
GM:まだ燃えてる炎で……6発。
ハス:ええよ。結構痛いけど。
GM:飛行船から飛び出したハスに、次の瞬間、真横から猛獣が飛びかかってくる。不意打ちやね。実は出口の左右に一匹づつおったうちの一匹。ライオンに似てるけど、顔はトカゲとすり替わってる。トカゲライオンと呼ぶことにしよう。で、いまハスはその飛びかかってきた一匹ともつれあいながら、ゴロゴロゴローっと転がってる。
ハス:モンキーレンチで殴り倒す! (ガシャン)……25、成功。
GM:回避……14、成功。ハスの顔面を爪でひっかきながら飛び越えてく。
ハス:爪のダメージは?
GM:いや、さっき炎であぶられたばっかりやし、軽く頬を切って血が飛んだくらいにしておこう。
シルバート:んで、舐めんねんな(笑)。
ソフィ:北斗ノ拳か(笑)。
GM:コールは?
コール:あ、じゃあ弾でも込めときましょうか。
GM:なんか、いっつも戦闘中にゴニョゴニョやってるな。装填に2Rもかかんのに。で、イルナは?
イルナ:じゃ、今のうちにトーゥって、コウサくんに飛び乗る。あ、勿論コウサくんまでは一直線に繋がってるすべり台みたいなのがあるねん。シーュッ、スタッ! コウサくん起動! パチパチパチーッ!(テ注:おそらくスイッチで起動SE)
GM:耕耘機は蒸気を吹き上げながら動き始めた。で、その間クラーゼ博士とヤクルト博士は、二人して飛行船の出口の消火にあたってる。さて、次のラウンド。ザイアはまた印を組み始めてる。ソフィ辺り、動けますがどうしましょ?

[2R]
ソフィ:じゃあティルティアの剣を握りしめて「これであなたとも最期ね!」ってザイアに向かって突っ込んでく。
GM:いや、舟からそのまま飛び出すと、真横から猛獣に襲われるねんけど。案の定、吹き飛ばされる。
ソフィ:「これで最期ね!キャーッ!!」(笑)。
GM:まぁ、吹き飛ばした猛獣相手にはドス刺せたということで。攻撃できるよ。
ソフィ:とりあえず刺す。(ガシャン)……04、成功。
GM:(ガシャン)……17、回避成功。飛び退きざまにまた顔面引っ掛かれる。
シルバート:ケンシ口ウ……(笑)。
ソフィ:ハァァァァーッ!! 筋肉で服破く(笑)。
ハス:嫌やなぁ。
GM:次はハスですか。
ハス:再び突撃。呪文唱える前に殺ってまう。(ガシャン)……01、成功。
GM:(ガシャン)……57、回避成功。
一同:おいおい!
ハス:そんなんで成功するんか!?
GM:まぁ、ギリギリ。見切りながら後ろへ飛び退き、今も呪文の詠唱を続けてる。次はシルバート。
シルバート:杖に「その方法は?」って訊く。
GM:『そもそも呪文なるものは……』などと戦闘中に講義を始める。『……大気の魔力を吸収し、己が力をもってそれを引き出す技術なのだ。しかし我の場合、魔力は既に蓄積されているので、汝が魔力を集める必要はない』
コール:それなら始めからやっといて(笑)。
GM:『呪文を唱える必要がある』……あー約十秒経過。詳しくは次ラウンド。
シルバート:「えーい! もういいわぁーっ!!」って(笑)、クワ持って……
GM:『馬鹿者っ! そんなことでは長く険しい魔道の道を極めることなどできんぞ!』
シルバート:無視して突撃。
GM:じゃあ交戦中のハスの隣にでも次のラウンドに飛び出すってことで。次、イルナ。
イルナ:「コウサくん、始動!」
GM:耕耘機は動き出したけど、なこるる壱號の故障か、ハッチが開かない。
イルナ:「突っ込めゴーッ!」
ハス:やめろぉーっ(笑)!!!やめるんだぁーっ(笑)!!
GM:『岩石粉砕ドリル』かなんかで、ハッチこじ開けてく?
ハス:せめて、『艶めかし過ぎるハンド』でお手柔らかに開けてくれ(笑)。
イルナ:んじゃ、「こんなドアブチ破ってやるーっ!!」 トォーッ!……って、『艶めかし過ぎるハンド』で(ガシャン)……成功。
GM:ゴガガガガーっと、ハッチを押し上げて、船の後ろから、
ソフィ:よっこいしょ(笑)、
GM:と、出てくるコウサくんデラーックスデラーックスデラーックス……(テ注:一人エコー) 次、コール。2R経ったから弾撃てるよ。目の前の森の空き地には、トカゲライオン二頭を随えた魔女と戦うハスとシルバートとソフィがおるけど。
コール:じゃ、撃たれへんな(笑)。
ハス:叫べ!(編注:『発砲するから俺等に気づかせろ』ってことですね、当然)
コール:じゃあとりあえず猛獣さんに、挨拶しよか(笑)。「こんにちわーっ!」
GM:一匹がハス達を飛び越えて、君にむしゃぶりついてきた。(ガシャン)……62、攻撃成功。
コール:回避は……(ガシャン)……91、失敗。
GM:あ、それ急所命中。(テ注:ダメージ二倍)
コール:うおっ!? しまったぁーっ(笑)!!
ソフィ:さすが裸(笑)。(編注:正確にはコート一枚、着用しています)
GM:トカゲライオンの爪、牙、その他。もろもろダメージ3D10なので、(ガシャン)……8、5、9。22の2倍で44。
コール:死にました(笑)。
GM:あの……まだめっちゃ序盤戦なんやけど。まぁ、こんなところで死ぬのも哀れ過ぎるので、HP1でいいよ。アイサツ効果ってことで。ちなみにもう一匹はソフィに攻撃。(ガシャン)……40、当たり。
ソフィ:(ガシャン)……04、回避成功。



 
 
 

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