▼replay_ブルーフォレスト物語

■『討魔龍伝承 第四話』/04

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▼ 吊り天井の間

レーラカイス:ここ、行きましょう。
ラージャ:『イモムシゴロゴロ前進』や。ゴロゴロー♪
シアルグ:キチガイめ。
GM:扉があるよ。
ラージャ:よーし扉に体当たりしてやるぅー! ドバーン(笑)。
GM:部屋に転がり込むラージャ。扉は君の背後で勝手に閉まる。バタン。そして上から音がする。ゴゴゴゴゴ……
ラージャ:転がりながら上見るわ。
GM:降りてきたよ。
ラージャ:何が?
GM:トゲトゲ付天井(笑)。
ラージャ:あぁーっ(笑)!!

 しかし、悟って扉を開けたシアルグになんとか助けられる。

ラージャ:あーびっくりした。
GM:ラージャが転がっていった部屋の奥にも、扉があったみたい。
ラージャ:そーいうことで、向こうにも扉あったよー。
エルバート:では駆け抜けよう。ガチャ、また扉開けたぞ。
ラージャ:隙ありぃっ(笑)! こいつをドーンって、蹴り飛ばす。
エルバート:はうぅっ(笑)。
GM:魔道士はゴロゴローっと勢いよく転がってゆき、再び扉はバタリと閉じる。密室の天井からは当然、ゴゴゴゴゴ……
エルバート:奥の扉を開けるぞ。
GM:作業ロール×1/2。
エルバート:……失敗。
レーラカイス:じゃ、こちら側の扉も開けてみます。
GM:1/3でやってみて。
レーラカイス:成功……成功……し、失敗。
GM:終わり。天井はどんどん迫ってきていて、3ラウンド後にはエルバートミンチの制作に入ると思われる(笑)。
エルバート:のぉぉーっ。(←呻き声) もう一度挑戦するぞ。
GM:では上から迫ってくる棘付天井に焦る為、難易度は上がって作業ロール×1/3。
エルバート:失敗やぞー(笑)。
GM:あと2ラウンド。外の人達はどないする?
シアルグ:俺が開ける。
GM:1/3で。
ラージャ:あたしは恐慌状態に陥っとく。「どーすれバインダー」
エルバート:自分でやっといてよー言うわ。
シアルグ:成功……あ、また悟ったで。開いた開いた。
GM:あと少し遅ければ、扉も押し開けられないくらいに天井が降りてきてたところ。
シアルグ:エルバートぉ、転がってこぉーい!!
エルバート:懐からナイフを取り出して、ドアと壁の隙間に挟み込み、吊り天井を止めるぞ。
ラージャ:んなことやっとらんと転がれよー。
エルバート:えいっ!
GM:パキン(笑)。
シアルグ:はよ転がらんかぁーっ!!
エルバート:情けないが転がろう。
GM:では、扉の方へまっすぐ転がれたか、運動ロールをしてもらおう。
エルバート:何やそれ(笑)。……お、おおーっ……失敗(笑)。
GM:ゴロゴロ転がったエルバートは、全くあらぬ方向へと逸れてゆき、壁にブチ当たる。そうこうするうちに、シアルグが開けた扉も天井に押し潰され、出口は塞がれてしまう。
エルバート:なんてこったぁ!
GM:もう立ち上がることもできんよ。頭が槍に突き刺さるから(笑)。
レーラカイス:エルバートさん、<溶岩噴出>だっ!……無理?
GM:騎士がそんなことを叫んでいると、その部屋に、またあの風が巻き起こる。
エルバート:風!?
GM:で、その中からさっきの白ローブの男が現れ、天井をガシッと支えながら魔道士に言う。「急げっ! 今のうちに奥の扉を開くのだ!」
エルバート:あ、どうもどうも。じゃあ走って行く。
GM:転がってやろ。奥の扉を開けるには……天井支えてもらってることもあるし、作業1/2でいいよ。
エルバート:ぬおおおっ(笑)! また失敗やぁ。
GM:君の後ろで再び風が巻き起こる。振り返るとロミリアも助けに来たみたい。「さぁ、エルバートさん。もう一度がんばって」って励まされる。作業ロール×1! 後ろからリトルカの叫びも聞こえる。「早くしろ! もうもたん!!」
エルバート:(ガシャン)……うわぁー!! 失敗ぃぃ。

   (一同爆笑)

GM:「もぅ、私がやってみるわ」とロミリアさんが鍵開けを……と、成功。開いたよ。
エルバート:やった。さすがはロミリアさん。ありがとうございます。
ラージャ:最初からそいつにやらせりゃよかったのよ。
GM:それじゃあ試練にならんやろ。「さぁ、早く外へ!」と、二人が外へ飛び出すと同時に、部屋の中央で吊り天井を支えていたリトルカが風となって消え、天井は一気に落ちる。凄い揺れがおきる。
シアルグ:ふーん。それはいいとして、こっちに取り残された俺らって、どーなっちゃうんでしょーねー(笑)。
ラージャ:あら? ロミリアさんは一体何処に行ったのかしら? あ、私の美ボーにまいっちゃって、いたたまれなくなったのねぇー(笑)。
シアルグ:やかましい。んなわけねぇだろ。

 と、ラージャとシアルグがわめていてる頃、エルバートとロミリアは、黄緑色をした森王像のある部屋へと辿り着いていた。そこで、迷宮でみつけた七つの水晶の中から黄緑色の珠をその像のくぼみにはめると、部屋中がその黄緑の光で満たされた。と同時に、彼らが持っていた首飾りにも、その輝きが刻まれたのであった。

 そんな風にして、他の三人とも合流した後、一行は残りの加護を受ける為、再び迷宮を徘徊するのであった。


 
 
 

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