▼replay_ブルーフォレスト物語

■『討魔龍伝承 第六話』/02

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▼ ウキウキ亭にて

エルバート:「3名様だ」
GM:はいはい。テーブルを陣取った君達に、オヤジが注文を訊きに来る。「いらっしゃいませ。ご注文は?」
ラージャ:「あたしを雇え!」
GM:「イヤです」
エルバート:「食い物をもってきてくれ」
GM:「はい。何にしましょう?」
エルバート:「なんでもいい」
GM:「では、アンデッドの死肉をミディアムで焼いたバーベQと、犬ゴブリンのヨダレ入りシェイクのバリューセットにしておきますね」
エルバート:「いや。普通の人間が食べるものをお願いします」(笑)。
GM:じゃあカレーライス。ラージャは?
ラージャ:そやなぁ、美々卯のうどんすきがえーな。
GM:じゃあそのうどんすきを出される。レーラカイスは?
レーラカイス:「……ウキウキ定食」

   (一同爆笑)

ラージャ:もぉー、当店オススメ(笑)。
GM:「はい、わかりました。では先程のバリューセットを」(笑)。というわけで、騎士の前には、ドロドロなエサが並べられる。
(ユーリス):うひーっ(笑)。
GM:君らはそういった夕食をとりながら、色々話し合う、と。これからの行動とかは?
レーラカイス:あ、エルバートさんに借りていたお金を返します。
エルバート:「あ、いいのかい?」と、既に忘れていたりするが、お金はちゃんと頂いておく(笑)。
GM:騎士が神様のように見えてくる。で、これからの行動は?
ラージャ:黙々とうどんすき食べとく。
エルバート:「そういえば、レイの奴が、難民に紛れてどこかに行ってしまったのだが」
ラージャ:「ギャハハハハ。さすがはコソ泥。難民にすら盗みを働くとはねぇ」(笑)。
GM:大声でわめき散らす君達に、店員や他の客達が、チラチラ見てたりする。
ラージャ:オーッホッホッホ。私の美しさに見とれてしまったよぉねぇ。
GM:バッと全員が顔を背け、黙々と食事を始める。
ラージャ:きっ、貴様らぁーっ(笑)。
(ユーリス):あ、ちょっと待って。俺はその時、『コソ泥』って言われたのにピーンときて、
GM:くしゃみか? 「ヘークショイッ」
ユーリス:いや。今おる難民キャンプから、ベーッて走ってやって来る。
GM:では突然、ウキウキ亭の扉が勢いよく開き、ユーリスが入ってきた。
ユーリス:「貴様ぁ、私のことをコソ泥などと言っただろ」
ラージャ:「え? 誰が?」
ユーリス:「貴様だぁ」
ラージャ:「いつ?」
ユーリス:「さっき」
ラージャ:「どこで?」
ユーリス:「ここで」
ラージャ:「何が?」
ユーリス:「……」
ラージャ:「フッ、私の勝ちね。若造がぁ、まだまだ若いわ。修行して出直してこいっ!!」
ユーリス:「くぅーっ。クソッ、3つも年下の奴(←プレイヤー実年齢)に、そんな口きかれるたぁ、思っても見なかったぜ」
GM:はいはい。で、これからどないするん? ユーリスはまた、難民キャンプの酒宴に戻るんか?
ユーリス:そやなぁ。金もないし、そうしとこか。
GM:じゃあ残り3人は? ちなみにヴァンナーさんは何て言ってたか覚えてる?
レーラカイス:明日の早朝、港に集まれと。
GM:で、食糧とかは?
ラージャ:キャッホー、一文ナシよ。
エルバート:船員のメシを分けてもらうか。
GM:「船員の分だけで、アンタらのなんてない!」とか言われたらどうする?
レーラカイス:そのときは、釣りでもしましょう。
一同:おーっ。

 結局、その後もまとまりのない雑談に花を咲かせ、その日はレーラカイスが宿代を払い、彼らは久しぶりのベットで眠りにつくのであった。
 そして次の日。


▼ 出航前の一騒動

GM:朝5時頃、レーラカイスが跳ね起きる。他の二人はまだ熟睡。プレイヤーの私生活が反映されてると。
レーラカイス:じゃあ二人を起こします。
GM:やっぱ刺すんか。グチャッ、グチャッと。
レーラカイス:いや、だからこうエサの臭いをさせて……(と、実に怪しげな身振り手振りを始める)
GM:……まぁ、なんでもええんやけど。では、爆睡する二人の周りで、怪しげな儀式を始めるレーラカイス。やがて騎士の両手から、香ばしい香りが漂い始め……
エルバート:パクリ(笑)。
GM:一匹かかったみたい。残りの一匹は?
ラージャ:えさぁーえさぁー、うおぉぉーっ、ガブリ!!
GM:二匹共目覚めたらしい。レーラカイスの両手は、寝ぼけて噛みついた連中によって、血まみれや。で、ウキウキ亭のオヤジに礼を言って、店を出た君ら。これから、どないするん?
ラージャ:よし、港にダッシュだ! ダッシュダーッシュダダダン♪
レーラカイス:え……ユーリスさんは……
ラージャ:構わん、ダッシュよ(笑)!
(ユーリス):私は今頃どうしてるんだろう(笑)。
GM:難民キャンプで酒飲んで、ベロベロに酔いつぶれて寝てるんちゃう。さて、宿を出た3人の方は、港の第1ブロックについたよ。既に船は用意されていて、義賊団の人達も船員と一緒に積み荷を運んでる。
ラージャ:あぁ、気持ちいい朝ねぇ。
GM:義賊団の人らも君達に気がついて声をかけてくる。「さぁ、どうぞ乗って下さい」とか。そうして船に乗り込んでみると、甲板でヴァンナーさんを見かける。「おはようございます」
エルバート:「ああ、おはよー」
ラージャ:「はよーん」
GM:「あら? ユーリスはどこへ行ったのですか?」
ラージャ:「さぁ、その辺でのたれ死んでんちゃいますか」
GM:…さよか。
(ユーリス):俺はその時、『のたれ死んでん』って言われたのにピーンときたぞ。
エルバート:変態やな。
GM:でも泥酔して寝てることやし、感応ロール×2してみてや。
ユーリス:(ガシャン)……ぬ……ぬかったわぁ(笑)!
GM:今回は反応なし、と。さて、食糧などの積み込み作業も終わり、いよいよ出航やね(笑)。
ラージャ:さぁ、行きましょう。


『▼ 新たなる旅立ち』(笑)。

GM:……勝手にタイトルつけんなよ。ユーリスのことはさておき、ヴァンナーが言う。「とりあえず、船室の方に降りていて下さい。あっ、そういえば、あなた方を知っているという女の人が先にこの船を訪れたので、船室で待ってもらっていますよ」
ラージャ:じゃあ会いに行きましょう。サラやったりして(笑)。



 
 
 

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