▼replay_ブルーフォレスト物語

■『討魔龍伝承 第六話』/04

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▼ 作戦会議

GM:「案内しろって、あんた。敵のまっただ中に入って行く気か? 俺は何とかしてやつらを追い払おうと、機会を狙っていたんだが」
ユーリス:「よかろう。その手伝いを俺がしてやろう。金貨2枚はいただくぞ」
GM:「俺はそんな大金、持ってないぞ」
ラージャ:「何ィ」
GM:「だが、さっきそこのでかい奴が言ってた闇の砂とかなんとかいうことについては、村長が何か知っているはず。あの人は、この島にまつわる数々の言い伝えに通じているからなぁ」
ユーリス:「何ィ? そういうことは、早く言え」
GM:今まで、盗賊を追っ払う計画に夢中やったんやろ。
ラージャ:はいはい。追っ払ったらいいややろ? 村に火ィ放つんや。
一同:おいおい(笑)。
ユーリス:ここは一つ、奇襲作戦でいきましょーか。
ラージャ:と言うと、紀州作戦やから…
エルバート:みかん投げるんとちゃうぞ。
ユーリス:それは紀州。
ラージャ:じゃあ村長に闇の砂の在処を訊くだけきいて村を脱出、その後に火ィつけるねん。
ユーリス:惨いことを。しかしもし、その黒鎧共が『闇の斧』に間違いなければ、俺とお頭と…
ラージャ:そーそー、コソ泥集団で戦ったらえーねんや。
ユーリス:つまり、陽動作戦ってやつやな。
GM:はい。ではそろそろリーダー、まとめてや。
レーラカイス:じゃ、そーしましょー。
GM:そーしましょー、ではわかりません。
レーラカイス:だから、村長さんの家に忍びます。
GM:……全然話ちゃうやん。
エルバート:よし、川をせき止めるんだ。
GM:突然何を言い出すか。
エルバート:すると、飲み水に困った盗賊共は、上流まで上ってくるから、そこをみんなでやっつけるとゆー作戦や。
一同:(笑)。
GM:気の長い話やな。
ユーリス:俺達には時間がないんだぁーっ。
ラージャ:10年はかかるわ、10年わ。
エルバート:じゃあ川に毒を盛るのだ。
ラージャ:あかんあかん。だから、まずあっちで騒ぎを起こす。すると黒鎧のうち何人かがあっちへ行く。次にこっちで騒ぎを起こす。いるとまた、何人かがこっちに来る。その隙に、村長を担ぎ出して逃げ出し、村に火ィ放つ、と。バッチシね。
エルバート:相手の船を、直接沈めに行くとか。
ユーリス:いや、やっぱし陽動作戦の方が…
エルバート:そや! 船に火ィ放つねん。すると相手は帰れなくなる。
ラージャ:そして村に留まる……意味ないやろ! このボケがっ(笑)。
ユーリス:だから村に盗賊おったら俺が<眠りの律動>で……
GM:あのなぁ、そろそろ意見まとめてくれよ。
ユーリス:俺、<気配消し>持ってるけど。
エルバート:薬?
ラージャ:それは『毛生え薬』や(笑)。
GM:だぁーっ! んなことばっかしゃべってるから、リプレイがフザけた内容になってまうんやろがーっ(笑)!!
エルバート:ごめん。
GM:ケッ、俺はマジメなシナリオ作ってんねんぞ。
エルバート:ちょっと脱線しただけやん。
GM:毛生え薬は脱線しすぎや。
レーラカイス:……こうなったら…
一同:何?
レーラカイス:ここからエルバートさんが、<瞬間跳躍>。

   (一同爆笑)

GM:またかい。昔を思い出すな。
エルバート:よし、レーラカイスも一緒に往こう。破壊者となるのだ(笑)。
ユーリス:せやから、ここらへんに火柱立てて…
GM:なんであんたらは、そんな騒ぎ立てるような作戦しか思いつかんのや。今まで隠密行動してきたんやろ?
ラージャ:そうそう。隠密行動しようとしてんのよ。
GM:隠密行動する人は、火ィ放たんぞ。
ラージャ:だってその方がカッコええやん。忍者とかはそうするぞ。
ユーリス:しねーよ。

 その後もまとまりのない作戦会議が繰り広げられた結果、結局ひとまずユーリスとヴァンナーが、村長の家に忍び込むこととなった。



 
 
 

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■『討魔龍伝承 第六話』/04

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