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劇団『魑魅魍魎』
ブルーフォレスト物語・キャンペーン
『討魔龍伝承』
『最終話　討魔龍伝承』
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『ブルーフォレスト物語』(ツクダ・ホビー版)
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◆第一話　あらすじ
　シュリーウェバ暦1999年種の月3日。シリス王国の聖都アロカランを訪れた駆け出し冒険者達。彼らは、とある旅の吟遊詩人から、『まぼろしの種』なるものを、西の果ての最終僧院まで届けて欲しいと頼まれる。しかし、西への旅を続けるある夜。一行は、一人の旅人を取り巻く、謎の黒ローブ集団との戦いに遭遇する。そして、その戦いで出会った旅人、修験者ナイムと行き先が同じだったことにより、彼らは共に最終僧院を目指し、ついにその地へ辿り着くのだった。

◆第二話　あらすじ
　ナイムと共に、最終僧院を訪れた一行。彼らは、闇水晶等を触媒とする神代闇呪の実体を探る為、寺院都市へと向かう。しかし目的でもあった呪文書の写本は、既に何者かの手によって、奪われていた。そこで彼らは、その原本があるというアウス山の古代神殿へと赴くのであった。一行はその地で、魔族の一団が一足先に訪れていたことを知り、魔軍による半島侵攻と、太古の呪術に繋がりがあることが明らかとなる。

◆第三話　あらすじ
　魔族の一団が見つけられなかった呪文書を太古の神殿より見い出した一行。その恐るべき内容を知った彼らは、魔族の一団が奪っていったと思しき闇の腕輪を取り返す為、魔軍の本拠地、ランカル島へと向かう。そして魔族の城での苦戦の末、一行はようやく闇の腕輪を手に入れる。しかし、城の兵達に気づかれ追われ取り囲まれ、絶体絶命の危機に陥る。そんな彼らの前に、意外な救い主が現れる。それは、かつて聖都で出会った吟遊詩人、ライフィス。旋風の術を唱えた詩人は、彼らを連れて魔城を脱出するのであった。

◆第四話　あらすじ
　ある魔族の魔道士が、闇水晶や闇の腕輪といった触媒を用いた神代闇呪によって、天空の悪魔の月より、降魔を招くことになるかもしれない。それは魔軍が侵攻すること以上に、防がなければならないことだ。ライフィスから、そんな話を聞かされた一行。詩人や修験者と別れた彼らは、この戦乱の地に疲れ果てて青き森に眠る森王の下へ、降魔を迎え撃つ手助けをしてもらえるよう、嘆願する旅に出ることとなる。

◆第五話　あらすじ
　青き森での様々な苦難の果てに、ようやく森王から降魔迎撃の約束をとりつけた一行。彼らはライフィスの友人の武具職人を訪ねる為、南のルーガへと向かう。道中、彼らに新たな仲間、『青き旋風』のユーリスが加わる。ルーガにて、武具職人クリストの不在を知らされた一行は、彼を捜しに竜仙山へと向かう。そしてその山での一騒動の後、一行はクリストと共に、ルーガの街へ帰還。魔族の一団が闇の砂を見出す為、南のマハカム島へ船出したことを知り、その後を追うこととなる。

◆第六話　あらすじ
　マハカム島には既に、『闇の斧』を引き連れた黒ローブ達がやってきていた。一行は太古の遺跡都市で、囚われた『青き旋風』のヴァンナーと引き替えに、これまで手にしてきた闇の触媒を手放してしまう。またもや黒ローブ達に先を越されてしまった彼らは、黒ローブ達が待ち受ける暗き内海にある、ナウマニカの離宮を目指すこととなる。


■最終話　討魔龍伝承

ラージャ：いくぞー。
一同：おーう。
ラージャ：オォーラ、ちみもうりょうファイトーッ！！
一同：オォーッ(笑)！！！
エルバート：あほやー(笑)。
ＧＭ：よっしゃ、これで君らの恥ずかしさはなくなった(笑)。じゃあ始めるで。最終回。


▼　たちこめた雲

ＧＭ：前回はどこまでいったかな。
エルバート：砂漠で死んだ。飢え死にや。
ＧＭ：で、気がついたらベッドの上やったと。ではシュリーウェバ暦1999年、闇の月19日。君達は、大砂丘のあったマハカム島から、半島部南のカイドラトス市へ戻ってきた。
ユーリス：(しみじみと)ご無沙汰だねぇ。
ＧＭ：で、町に出てみると、カイドラトスは、以前とは比べものにならないほどの避難民で溢れかえっている。噂によると、ランカル島から出兵した魔軍が、ついに駐屯していた逃れの町からラグの地へ向けて、中央山地越えを始めたそうや。で、そんな話を聞きながらふと見上げてみると、空は一面に厚い雲が立ちこめ、昼間でもかなり薄暗い感じやね。さて、どうする？
ラージャ：まずは周りの人に挨拶でもしよう。「やぁみなさん、こんにちはー」
ＧＭ：それで(笑)？
ラージャ：リーダー、後はまかせたぜ！！
レーラカイス：え(笑)？

　その後、前回までの出来事を思い出しながら、ギャーギャーわめきたてるヒーロー達。一体誰ん家だと思ってんだ……と呟くＧＭをよそに、黒ローブ達が待ち受ける暗き内海へ向かう為、義賊団『青き旋風』のヴァンナーから船を借りた一行。ついでに彼女達に、ナウマニカの離宮を探す協力のまで要請する。

ＧＭ：だぁーっ！　もぉええやろ。ということで、出航は翌日。ヴァンナーさんは、砂丘の行き倒れに懲りたらしく、必要なものを調達するようにって、君らにそれぞれ金貨5枚ずつくれる。
一同：やったぁーっ！！！
レーラカイス：食糧買いに行こう。
ユーリス：そやな。こーゆーことはちゃんとしとかな。ところで何日分いるん？
ＧＭ：さぁ？　暗き内海に入ったとしても、その離宮がすぐ見つかるとは限らんし……まぁ、10日分くらいは最低限必要かと。それと、『青き旋風』の隠れ家で話してたことなんやけど、義賊団の方でも離宮について早速調べて回ってるらしいから、明日にでも、その場所がわかるかもしれんな。
ユーリス：まぁ念のため、食糧は20日分くらい買っとこか。
ＧＭ：食糧20日分背負ってる自分ら想像してみろよ。
ラージャ：(ウットリと)カッコいいわぁー。
ＧＭ：……
レーラカイス：それはいいとして、謎の剣は、結局どうなったん？
ラージャ：池、ほったら消えてもーたやん。
レーラカイス：消えた？
ユーリス：そうそう。変な男が出てきて消えてもーたな。
ＧＭ：そんなことをいちいち思い出してくれるプレイヤがいて、あたしゃ感動するねぇ。

　などと言っているうちに日は傾き、食糧をたんまり買い込んだ一行は、今夜の宿をとる為、ウキウキ亭へと向かうのであった。


▼　最後の晩餐

ＧＭ：はい、ウキウキ亭カイドラトス支店に入ったよ。かなり混んでるわ。
レーラカイス：いきなり寝る。
ラージャ：そのリーダーを無理矢理蹴り起こして、宿屋のオヤジに言う。「すみません、一晩宿をとりたいのですが」
ＧＭ：「一部屋くらいなら、ちょうど空きがありますが」
ラージャ：「あら、あたし一人でいっぱいねぇ」
エルバート：「構わんぞー。みんなで雑魚寝だぁー！！」
ラージャ：「キャー襲われるぅ」(笑)。
ユーリス：「誰も貴様を女やなんて思ってへん」
ＧＭ：さて、今夜のメニューは何にする？
ユーリス：俺はマンゴブリンにする(笑)。
ＧＭ：さよか。他の人は？
エルバート：適当に見繕っておくれ。…いや、死肉のバーベキューは困るんやけど(笑)。
ＧＭ：はいはい。で、食べながら相談することとかはないの？　暗き内海のこととか、ナウマニカの離宮のこととか、色々まとめとくことあるんちゃうん？
エルバート：フッフッフッ……黙々と復讐の仕方を考えておく(笑)。奴らを生け捕りにしたら、どういう風に拷問してやろうかなぁ(笑)。
ユーリス：それならまず、左足の小指から落としていくねん。(←ナイフマニア、声を潜めサドモードに突入)
ＧＭ：うがーっ(笑)。
ユーリス：薬指、中指……
一同：うわぁーっ、やめろぉーっ(笑)。
ユーリス：そして次は、右足だぁーっ！！
ＧＭ：はい、食事も終わり、すっかり夜になりました。(←次のシーンに進めようとするマスター)
ユーリス：足が終わったら腕ぇーっ！！
一同：うるさーい！！
ユーリス：へぇーっ、へっへっへ。Fuuuuu(笑)。

　数分後。

ＧＭ：はい。その部屋には、ベッドが2つくらいあるで。
エルバート：このベッド取っちーっ！！
ＧＭ：エルバートが真っ先に飛びついた。
ラージャ：フン！　あたしはそのエルバートを蹴落として乗っ取るぜ！
ＧＭ：あ、ロミリアもおったんや。
ユーリス：「どーぞ、ご婦人はベッドでお休み下さい」
エルバート：「さぁーさ、ロミリアさん。このベッドで休んで下さい。私は下で寝ますから」
ＧＭ：残り二人は？
ユーリス：俺は壁にもたれかかって寝る。
ＧＭ：キザな寝方やな。レーラカイスは？
レーラカイス：床で寝ます。
ＧＭ：こういうことには、こだわらんよな。