▼replay_Call of CTHULHU

■『蛇男、爆発犬餌を飲み込む』/01

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山田タケシ:ぅぅぉ起きろぉぉぉぉっ!!!
熊野タカノリ:ん、んぁ?
岡本ケンヂ:日時と場所、(録音テープに)入れといて。
熊野:えーっと、今日は三月……
山田:3月24日。
岡本:あ、俺の誕生日やわ。
団員:おめでとーう!
岡本:ありがと。時刻は?
大塚ケンジ:3時30分。
山田:夜中の3時30分。しかも明日(つまり今日)、コンベンションでーす。ひゃっほーぅ!! 誰か助けてーっ!!
(編注:コンベンションとは、一般有志によるTRPGの寄り会みたいなものです)
熊野:わーい。助けて助けてーっ。
山田:助けて助けて助けてよっ、ミサトさぁぁぁん!!
川崎スミアキ:奈良県十津川谷瀬にて。
熊野:吊り橋セッション、
山田:リターンズ!
大塚:2回目か……それにしても、
岡本:寒いな……
一同:うん(笑)。

 のっけから「寒い」を連発しつつ、キャラシートを配って周り、吊り橋中央に設置されたテーブルの定位置に落ち着く劇団員。そしてクトゥルフの呼び声セッションが始まる。


AD1996/03/24(SUN)03:30
劇団『魑魅魍魎』
極寒吊り橋セッション02
『蛇男、爆発犬餌を飲み込む』
ver_0.61

system with
『CALL of CTHULHU』edition 5.1
[Copyright 1992-1993 Chaosium Inc,Hobby Japan,All Rights Reserved.]


◆ CAUTION
本文中、一部(?)品性に欠ける表現があります。
セッション模様をより正確に再現する為、基本的に修正は行いませんでした。
その手の話題に嫌悪感を抱かれる方々は、予めご了承下さい。


■ quiver 01
〜うぅ、さむぅぅっ〜

大塚:私の名は狩野一平。しがない探偵屋を営んでいる。
川崎:私はアンネローゼ=デュルガー。狩野探偵の助手を勤めています。でも日本語はニガテ。
岡本:うぅ、さむぅぅっ、はい、次の人。
熊野:茶汲茶汲(ちゃくみ=ちゃむ)。北海道出身短大卒。お茶くみOLしてます。
山田:サムランサック=タァーパイヤットデース!!!(本編開始前からノリノリの人)
一同:怪しい(笑)。
川崎:変な訛り入ってるし。
山田:そぅかぇ? タイからニッポンマデ、出稼ぎに来ていマース!!
熊野:変……
岡本(以下、GM。ちなみにクトゥルフマスターの正式名称はキーパー、つまりKPと表記するのがより正確かと思われます):んぁぁぁぁっっ!!!(突如絶叫)……ふぃぃっ、やっとちゃんと座れた。(揺れる吊り橋の上のこと、なにやら尻の居心地が悪かったらしい) じゃあそろそろ本編に入りましょう。今回の舞台はドイツ。時はだいたい1995年頃。ドイツを流れるライン川のほとりにハイデルベルグという田舎町がありまして……
熊野(以下、茶汲):ハイデルンベルク?
山田(以下、サムラン):ハイデルンの町!!(編注:確か格闘ゲームKOFか、なんかのキャラでした)
川崎(以下、アンネ):嫌やなぁ……
GM:さて、そのハイデルンの町ではないハイデルベルグへは、日本は岡山県にある狩野探偵事務所に勤めるアンネローゼの実家がありまして、彼女は今、里帰りをしている、ということになります。で、アンネさん。実は君の実家には君の祖父がいまして……名前、何にする?
アンネ:ブライトさん。
茶汲:早っ(笑)。
GM:そのブライト爺さんの見舞いに来ている……病気、何にする?
サムラン:腰痛。
アンネ:とのことです。
サムラン:リュウマチ。
GM:その川沿いにある小さな村は、平穏な雰囲気に包まれている。さて、爺さんの腰痛の担当医の名はシェルバート=モントリオール。
アンネ:そうなの? 医者を変えることを勧めますけど。

GM:寒いのでサクサク進めよう。その担当医、シェルバート=モントリオールが、
(大塚(以下、狩野)):シェルバートやな。
(茶汲):うん。シェルバート(笑)。
GM:彼が、君が日本で探偵業に携わっていることを聞いて、少し相談に乗って欲しいと話しかけてくる。「アンネ君。実は最近、私の患者に少し変わった人がやってくるようになってね……」
(サムラン):ほほぅ、黒装束に覆面姿の間者ですか……
アンネ:ちょっと違うぞ。
(サムラン):なぁんてこったぁ! 私はニッポンのカンヂャとはそういうものだと聞いてマシターッ!
GM:えー、今、実家の一室にいるのはアンネだけです。タイ人、少し黙ってて。「その患者には、奇妙な鱗のようなものが体を覆い始めていてね……」
アンネ:「本当に、人間なんですか?」
GM:「ああ、彼らは確かに人間だ。そんな患者が今日で三人目が現れてね……」
アンネ:そんなにもいたのですか!?
(狩野):深き者達かな……
GM:ああ。こんな片田舎の町にも、なにか恐ろしいことが起こる前触れなんじゃないかと思うんだ。ブライトさんから聞いた話だと、君は日本で、なにやら人には話せないような怪事件ばかりに首を突っ込んできたそうじゃないか。お爺さんも心配していたよ。
アンネ:まぁ、事務所の上司が物好きでして。
GM:しかしながら、そんな君なら、今回の奇妙な出来事についても何かわかるんじゃないかと思ってね。できれば一度、私の医院の方を訪ねてくれないだろうか?
アンネ:ええ。わかりました。


 
 
 

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