■ quiver 07
〜暗黒舞踏〜
GM:「うぅぅぅ、あー」、なんだかまだ具合も悪いみたいだし、といった呻きをあげてました。さて、そうこうするうちに、その日もすっかり夜になってしまいました。どうします?
アンネ:やっぱりあの患者達の行動が気になりますね。サムランさん、彼らの監視をお願いします。私は寝ます。
サムラン:うむ。では、患者の病室の前で腕組みして、
アンネ:中、中です。
サムラン:中で?
アンネ:患者さん達と楽しくコミュニケーションとりつつ。
サムラン:あーうー患者とコミュニケーションか……ガチャリ、「やぁ、みんなこんにちわー」
アンネ:夜やって。
GM:茶汲さんは?
茶汲:ガチャリ、「やぁ、みんなこんばんわー」(笑)。
狩野:わしゃ寝とくぜ。
サムラン:眠るハードボイルド探偵。
アンネ:おかしな二人を見た患者の反応は? 踊る奴とかおらへん?
GM:踊る?……あぁ、いました。暗黒舞踏でヒクヒク体を痙攣させながら直立してる。
茶汲:よりによって暗黒舞踏(笑)。
GM:全身に白粉を塗り付けた姿で、サムランと茶汲に徐々に接近してくる。ゆっくり、ゆっくり。
サムラン:逃げる。昼間のこともあるしな。
GM:サムランと茶汲の二人は<聞き耳>ロールしてみて。
茶汲:26%で……(ガシャン)、失敗。
サムラン:39で成功。
GM:吊り橋の上で漏らしそうなわりに、さっきからやたら目がいいな。
サムラン:そうか?
GM:別の病室で、誰かの悲鳴を聞きつけた。
サムラン:急いでそちらへ行く。
アンネ:ここの病人ほったらかしで? 暗黒舞踏で病院中徘徊し始めるぞ。
サムラン:扉しめとく。
GM:カタン、カタン、と扉の向こう側から全身を使って弱々しく体当たりしている音が病院の廊下に木霊する。
茶汲:(笑)。
サムラン:もういい。踊りの人はほっといて、声のした方へ走っていく。ダッシュ!ダンダンダダンーン♪ダァーシュダァーシュ!スクランブゥルゥゥゥッ♪
GM:タイ人は突然歌いながら病院の廊下を駆けていった。一人病室においてかれた茶汲はどないする?
茶汲:狩野さん達に助けを求めます。
サムラン:タスケテーッ!!
茶汲:助けてーっ!助けてーっ!助けてよーっ!誰かボクを助けてよーっ!
GM:……って、君、さっきからそこで何かいてんの?
茶汲:え? ……う、うん。それで、
GM:怪しいなぁぁ。見して見して。気になるわ。
アンネ:あ、この紙?……何をかいているのかなぁ(笑)?
サムラン:オヂサンに見せてごらん、んんん(笑)?
茶汲:えぇぇっ。
アンネ:悪いようにはしないから(笑)。……で、茶汲さんは叫んでんな。私達はどうしてるん? 一応寝てたんやけど。
狩野:うん。
GM:……んにゃあ(笑)? (テ注:どうやら熊野から没収した紙を一人検分していたらしい) あ、ああ。じゃあ<聞き耳>? <起きる>ロールでもやってみて。
アンネ:そんな技能はありません。<聞き耳>で(ガシャン)……02、成功。
狩野:20、成功。
GM:よっぽどでかい声で叫んでんな。
茶汲:助けてーっ!助けてーっ!助けてよーっ!ボクを一人にしないでよーっ。
アンネ:病室までダッシュ。
茶汲:誰か教えてよーっ。どうしたらいいのか教えてよーっ。
アンネ:バタァァン!(扉開きSE) 「うるさーい!」
GM:病室の真ん中で蹲って呻いている茶汲の周りを直立した鱗患者達がヒクヒク痙攣している。病室に飛び込んできた君らを見て、近づいてくる者もおる。
アンネ:わっ!?、こないで、こないで! 狩野さん、どうします!?
狩野:おとなしく寝とけーっ! とっつかまえて一人ずつ寝かしつける。
サムラン:うわぁーっ!オシッコしTAIーっ!!!
(一同爆笑)
GM:片や意味不明の奇声を上げながら真夜中の病院の廊下を駆け抜けるサムランは、
サムラン:あかん。もう腰浮いてます、ワタシ。
アンネ:こっから放尿や!
GM:悲鳴の現場は病院から少し離れた村の中央噴水広場でして、
アンネ:って、えらい遠くから聞こえてんな。
GM:そこには串刺しで火あぶりになった、ブランダンベルガーが、
サムラン:んあぁーっ!オシッコしTAIーっ!!!助けてーーーーっ!!!
(山田タケシ。突如立ち上がり吊り橋の真ん中から駆け出す)
茶汲:いってらっしゃい(笑)。
GM:お? ほんまに吊り橋の上から発射するんかな?(テ注:わくわくしてます)
サムラン:(闇の中から)……ここからやってええんかな?
一同:えぇーよぉーっ(笑)。
GM:……ありゃ? また走っていった。ポジションでも悪かったんかな?
アンネ:通行人来たらヤバイから、やっぱ別の場所でするんやろ。
GM:なぁーんや、チェッ。
茶汲:テープ一時停止しとく?
GM:いや、寒いから続けよ。さて、鱗患者の病室での茶汲とアンネと狩野。どういう状況になってるのかな?
茶汲:あぁ、よかった来てくれて。
アンネ:さっきから奇怪な叫び声もしていたようだけど。ところで茶汲さん。
茶汲:はい。
アンネ:サムランは何処(笑)?
茶汲:え、サムランさんは……
アンネ:一体何処へ行ったのかしら(笑)?
サムラン:ここダァーッ!
GM:うわっ! 兄貴、どないしてん!? もう垂れてきたんか?
サムラン:止まった。
GM:止まったって……そんなもんか?
アンネ:噴水広場の死体見て、吃驚してちぢこまったんやろ。
狩野:ムキャーッ! とりあえず、サムランは何処へ行った。
サムラン:広場からみんなを呼ぶ。うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!
(一同爆笑)
アンネ:吊り橋の真ん中で絶叫するかね。
サムラン:たとえるならEVA18話のラスト。
狩野:サムランの叫びが聞こえた。みんなこっちだ! ついて来い!
アンネ:ピュウ!
茶汲:ピュウ!
アンネ:はい、現場到着。
|