▼replay_Call of CTHULHU

■『蛇男、爆発犬餌を飲み込む』/11

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■ quiver 11
〜地上三階分〜

サムラン:「フェスター伯父さぁぁん!」
アンネ:「いつまでやってんの!」 墓石にしがみついてるサムラン引っ張ってくる。
狩野:先客の足跡とか残ってへん?
GM:その時、屋敷の中から乱射しているらしき銃声が響き渡る。
サムラン:「うわぁぁぁっ!」
狩野:入ってみる。
GM:ロビーに踏み込んだ君らは、吹き抜けの広間の二階の廊下で悶えてるベランダンを見つける。
アンネ:「大丈夫ですか!?」 駆けよって様子を見る。
GM:痙攣しながら呻くベランダン。ドクン、ドクンと不自然に脈打ちながら、心臓が盛り上がってきている。
アンネ:飛び出さんように押さえつける。
GM:その奇怪な現象を目の当たりにした一同、SANチェック。
アンネ:成功。
サムラン:成功。
狩野:失敗。
茶汲:失敗。
GM:成功した人は1削り。失敗の人は1D3減らしといて。さて、君らがキャラシートに書き込みをしている間に、突然白目を剥いてのけ反ったベランダン。パァァーンと心臓破裂させる。それを目の当たりにしたローザは、短い悲鳴を上げて倒れる。
アンネ:ローザさんを抱きかかえつつ、周りは? 誰もおらん?
GM:君ら以外には。あと、目ぼしいものといえば、ベランダンが持ってきたらしい猟銃が近くに転がってるだけかな。
サムラン:弾は?
GM:一発残ってた。
サムラン:一発か……えーっと、心得のある人は?
アンネ:ない。ライフル技能持ってる人は?
GM:うぅーっ。寒寒。
茶汲:ないです。
アンネ:(狩野のシートを覗き込み)……こいつ持っとるで。日本人か!?
サムラン:多分、クレイ射撃かなんかやってたんやろ。探偵さんに渡しとく。
狩野:うむ。
サムラン:スキードかタロップか。
茶汲:ちょっと、ごっつい寒なってきたねー。

(一同、『ちょっとこの寒さシャレにならんぞ』、な爆笑)

アンネ:はよ終わらそ。
サムラン:じゃ、階段の吹き抜け上ろう!
GM:ドゥワーン!(テ注:階段一気に駆け抜けSE。既に震え上がってまともな思考、働いてません) 二階。正面と右と左にドアがあります。
アンネ、サムラン:正面! バァン!
GM:食堂。鱗つけた人達が、
アンネ:踊ってんの?
GM:生肉食べてる。
アンネ:(爆笑)。
サムラン:生肉というと、どんな肉かにゃ(笑)?
GM:寒いから想像に任せます。
サムラン:わかった。そこは閉めておこう。バタン。
アンネ:その人達に見覚えあった?
GM:患者さん達。
アンネ:いつの間に。
GM:狩野探偵のレーダーはこの場所をピコンピコン指してたってことで。
狩野:じゃあ、右。
サムラン:バタン!
GM:便所。患者が生肉食べてる。
サムラン:わかった。バタン。
アンネ:左。
GM:部屋の真ん中に梯子があって、上に続いてる。
アンネ:カッカッカッ。上は?
GM:おんなじような部屋。周りに扉とまた上へ続く階段。一番上?一番上?上る? のぼりゅ?
狩野:ちゃんとしゃべれよ。(テ注:原稿ではかなり解読していますが、このマスター、寒さのために声は震え、ピッチは上がり、ろれつは回らず、それでも早く終わらせようと、話す速度だけ上げ続けた為、かなり日本語離れしたにょろにょろ語による状況説明になってます。そこまでしてやるかね、普通)

   (一同爆笑)

サムラン:わかんねぇよ(笑)。
GM:にゅへぇぇや、いっぴゃいにな。にょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろー。
アンネ:キャー。蛇よ蛇。
GM:そいつらみんな白蛇でな。赤い目してるねん。君ら見た途端、ピュッピュッピュッピュッ!
茶汲:跳んできた!
サムラン:叩き落とす。
アンネ:回避回避。
狩野:そんな技能あるんか?
サムラン:ある。DEX(敏捷度)×2。(ガシャン)……あかん!
アンネ:噛まれた!
GM:全員2発づつ噛まれた。
茶汲:痛いのだーっ。
アンネ:はよはよ行こ。
GM:その前に<目星>ロール。
アンネ:(ガシャン)……成功。
狩野:失敗。
茶汲:失敗。
GM:部屋の真ん中に黒い穴を発見。
アンネ:「穴が、穴があります」
サムラン:穴穴穴穴……
狩野:飛び込む。やっ!

   (一同爆笑)

サムラン:飛び込むなーっ(笑)!
GM:地上三階分落ちてく。
アンネ:狩野さーん!
茶汲:蛇つけたまま(笑)。
GM:<受け身>かなんかある?
狩野:そんなもんないわ。
GM:じゃあ落下の衝撃5発。三階の仲間達は、遥か底の方で「クチャッ……」という肉の潰れる音を耳にする。
アンネ:覗き込む。
GM:真っ暗。というか、君ら、ランタンも何も点けんと館に飛び込んできたやろ。
アンネ:そやった? あぁ、どうしよう。ライフル持った頼りの綱が。その穴の底と思われる場所目指して、下降りてく。
GM:ところが、階段伝いに降りられる場所は二階までやね。一階まで来ると、二階へ上る階段だけで、狩野が落ちた場所へ続くらしい扉とかは無い。
アンネ:あれぇ? 狩野さん、何処に落ちたんだ?
狩野:「わしはここダーッ!」
茶汲:ありゃ、狩野さんの声です。
アンネ:どこから聞こえてくる?
GM:一階の壁越しですな。
サムラン:コンコンコン。モールス信号。
狩野:そこかっ! ドォン!
GM:落下の衝撃で足をくじいたようで体当たりは却下。
狩野:いや、ライフルブッ放す。
茶汲:こっ、こんなところで(笑)。
サムラン:一発しかない弾を(笑)。
GM:その壁はけっこうモロかったようで、<幸運>振ってみて。
狩野:まぁ、散弾やから、突き抜けはせんやろ。(ガシャン)……成功。
GM:どうもそこは隠し扉になってたようで、狩野がブッ放した散弾は壁を突き抜けた。モールス信号を打ってた向かいのサムランも<幸運>ロールしてみて。
サムラン:(ガシャン)……27、成功。
GM:壁に耳を添えていた君のすぐ脇で壁がはじける。
サムラン:危ねーっ! 「銃口の先は安全な方向に向けろーっ!」
GM:壁の中から狩野一平。叫びながら鉄砲振り回してる。どうやら足をくじいたらしく、床に身体を横たえてる。
茶汲:あ、応急手当します。
アンネ:私も(ガシャン)……成功。
GM:1D3でも回復しといて。さっむいなーっ!
サムラン:ほんまや。
アンネ:3ポイント回復。
GM:さて、隠し扉が開かれたことで、ぼんやりとやけど、その部屋の様子が伺える。なにやら天井からいっぱい縄のようなものが吊り下がってる。どんなんかわかる?
サムラン:あぁ、色んな部屋に繋がってんねんな。
GM:まぁ、そうみたい。縄の先にはわっかがついていて、手で引っ張れるようになってる。
茶汲:引っ張る。
GM:縄はとりあえず十本あった。1から8までどれ引く?
アンネ:十本やのに1から8か。
GM:一人二本ずつ、同時にまとめて引くことを仮定してるかも。
アンネ:何故引っ張るって仮定する?
GM:寒いからや。
アンネ:怪しい。その綱の先をたどってみる。
GM:暗い。
アンネ:誰か明かり。
狩野:ない。6番引っ張る。
GM:狩野一平。綱に引かれて上へ飛んでいく。
サムラン:足引っ張る。
GM:ロールしてみて。
サムラン:<足引っ張る>なんてあったかな……
GM:行動系。
アンネ:引っつかむってことで、<登攀>とか。
GM:なんでもええか。じゃ、それで。
サムラン:(ガシャン)……50、失敗。
GM:タイ人は探偵の足を掴みそこねる。狩野は三階の蛇の間まで運ばれる。その部屋には蛇が満載で、部屋の天井に吊るされた狩野目がけてピョンピョン噛みついてくる。一応<回避>でもやってみて。
狩野:(ガシャン)……成功。
GM:足をばたつかせかわしている。縄を掴んだ狩野の手は、噛みつきの罠みたいなのが覆われていて、取リ外すのに苦労しそう。
サムラン:トラ鋏みたいなん?
アンネ:そんなん縄掴む前にわからんか?
サムラン:いや、シュイーンって、上から落ってきたんやろ。
アンネ:ドンキーコングのワニかい。
GM:まぁ暗かったし、バレんように仕組むのが罠なんやろ。テレビでやっとった。
サムラン:アダムスファミリーか。
アンネ:見てないから知らん。
狩野:なんでもいい。痛いから外しとく。
サムラン:そういや、あったなぁ、そんな場面。どれか一個の当たり以外、ビューンって上飛んでくねんな……よし、8番引いてみる。キュッ。
GM:底が抜けてサムランとその愉快な仲間達落下。
サムラン:うわーっ!
アンネ:紐掴んでんちゃうん?
GM:罠やからちぎれた。
アンネ:うわーっ!
狩野:天井から垂れてる他の綱に飛び移って降りてくぞ。
アンネ:ドンキーコング状態か。
GM:<登攀>ロール。
狩野:(ガシャン)……失敗。
GM:手を滑らせて三階から落下。
狩野:うわーっ!


 
 
 

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