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■『ポリー、森へ行く』/07

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■ scene 07
〜絡まったツタで研究する小人と、竪琴と言い争う雪精に呆れる詩人(眠人窒息中)〜

GM:シアンさん、感覚で25以上振ってもらえます?
シアン:感覚で25……(ガシャン)……22、失敗。
GM:君の背後からも、ツタがシュルシュル忍び寄ってる……けど気づいてません(笑)。
クコ:新たな犠牲者が(笑)。
GM:ラングもジャンプ斬り? えー、スカイニットの跳ねてるのを見て、ある程度の難しさはわかったみたいなので、難易度は運動23以上で。
ラング:空振りました。
GM:助けに来た人も全く役に立っておりません。
クコ:こうなったら自分で。その絡まってるのを外せませんかね。
GM:なんか刃物とか持ってる?
クコ:刃物はないけど、体をひねって。アクロバット(笑)。ツタもロープも同じ、という見解から。
GM:むー、では感覚20以上で。
クコ:(ガシャン)……
スカイニット:惜しい……1足りてない。
GM:それは残念。抜けそうで抜けない状態なんやけど……(ガシャン)……あと4ラウンド程すると、スポッと勢いで抜けてしまう、ということで。それまでブラブラ宙づり状態。
ラング:なんか楽しそうやな。
GM:と、詩人が思っていると、そのツタはクコを大木にぶつける。
クコ:うわぁ。
GM:運動24以上で、大木をタイミングよく蹴飛ばせる。
クコ:28、成功。
GM:迫る大木を楽々と蹴飛ばし、小人はまた、楽しそうに揺れている。サーカス状態。で、シアンさん。
シアン:はーい。
GM:なんかします? クコはなんだかうれしそうやけど。
シアン:といっても、眠らせることしかできないし。ツタは眠りませんよね?
GM:眠りません。
シアン:なんか楽しそうやなぁ、ってボンヤリみてます。
GM:なんかカードとか集めます?
シアン:集めよう。
GM:じゃああの勝手に動くツタは一体なんなのだろう、とボンヤリすることで……霊感28以上。成功したらカード三枚。
シアン:失敗です。
GM:そのツタはやっぱり普通のツタで、クコが大木を蹴飛ばして自分で揺れているようにしか見えなかった、と。
シアン:このサイコロ、ゾロ目多いー。
GM:さて、次のラウンド。全員感覚16以上振ってもらえますか。成功した人。
スカイニット、ラング、シアン:はーい。
GM:突然頭の中に声が響き渡る。『害意ある者をここより通すことはできぬ、今すぐ立ち去れぃ!』
スカイニット:『害意ある者』……ポリーさんは?
GM:突然のことに驚いたようで、頭変えて呻いてる。
スカイニット:害意って、敵意のことでしょ?
GM:うん。それから、さっきクコがキックかました大木の側に、小さな鬼の形をした石像があることにも気づく。どうやら念波はそのあたりから発信されたみたい。寝かけのシアンには、その声と共に、不思議な幻も受信する。それは『どこかの草原で、白い百合の周りを唸りながら歩き回る犬と、その上で舞う蝶』の光景でした。(と、マスターはそのイメージの描かれた、イラストを渡します) ……ってことで、<緑>、<百合>、<犬>、<蝶>のマジックカード、四枚どうぞ。
シアン:なんだこりゃー。
GM:では次のラウンド。まずボンヤリしていたシアン。君の背後からツタが絡みついて、体中を締め上げる。運動20以上で脱出可能。
シアン:絶対無理ー(編注:運動4の人)……
GM:ゾロ目か魔数狙いで。
シアン:(ガシャン)……19。
GM:ちょっと足りませんでしたね。ダメージ4発。グエッという踏まれたカエルのような叫びにみんなが振り向くと、木の根に置かれていたシアンにツタが絡まり、首まで絞めているのを目撃。
シアン:起きました(笑)。
GM:では次。クコは?
クコ:ツタは未だ抜けないんですよね。
GM:あと3ラウンド。
クコ:ではそのツタの配列、というか罠学的な見解から、それを利用してなんか罠ができないか、とか知恵を巡らせる。
ラング:凄ぇ。プロや(笑)。
GM:とりあえずこのラウンドは考え中ということで、次。
スカイニット:ひとまず敵意のないことを穏やかな音楽で表してみたい。
GM:そんなので収まるかどうか難しいところやけど、難易度は25以上。能力は感覚で。
スカイニット:(ガシャン)……あぁ、失敗。
GM:戦闘中に騒音発生。トトからクレーム。『おい、慌てずにもっとちゃんと弾けよ』
スカイニット:「何言ってるのトト、アンタこそちゃんと合わせなさいよ!」
GM:『こんな状況でも冷静に弾くのが冒険者ってもんだろ』
スカイニット:「アンタの演奏がマズイのよ!」
ラング:あぁ、こんな時にまた独り言かよー(笑)。
クコ:確かに(笑)。
ラング:えー、クコを助けようと、もう一回試して見ましょう。今度は助走をつけて。
GM:はい。運動22以上で。
ラング:(ガシャン)……うぉーっ、全然あかん。
GM:グエッで目が覚めたシアンは?
シアン:うーん、どうしよー。もう一回、カード集めてみようかなー。
GM:もうこの場所からは魔力的なものは感じません……ってか、君、今窒息しかけなんですけど(笑)。意識朦朧状態。
スカイニット:害意ある者って……ポリーヌは本当のこと言ってないんかな? ツタはなんでもかんでも襲ってるんかな?
ラング:ラウムの角使うって……捕まえて殺すこと?
スカイニット:え? 捕まえるん? ラウムさーん、角貸してー、だけでもいいのでは?
GM:虹色キノコの毒気を抜くには、それをラウムの角に突き刺すだけでいいみたい。捕まえたり殺したりする必要はないと思う。
ラング:なるほど。殺さなくてもいいと。
GM:戦闘中によくそんなこと考えてられますね(笑)。
スカイニット:あぁ。そんなこと考えてたから演奏失敗したんです(笑)。
ラング:なるほど(笑)。
GM:シアンさん、行動決まりました?
シアン:やはり、魔法を使いましょうか……
GM:シナリオ後半というか、山場に向けて、ある程度、カード残しておいた方が便利な場合もあるけどね。
クコ:チャージするのに時間がかかるんです。まぁ、霊感低いけど、こっちでもカード貯めとこか。
シアン:えー、眠気がまた押し寄せて来たので……ちょっと休憩。
GM:休憩(笑)? いや、いま君の体とか首には、猛烈にツタが絡んできていて、息が苦しくなってるんやけど。別な意味の眠りに誘われてます。
シアン:あぁー、じゃあそのツタから逃げ出したい。
GM:どんな抜け出し方します?
シアン:切れるものとか何ももってないから……ギャッと(笑)。
GM:力業ですかい。じゃあ体力で18以上。
シアン:(ガシャン)……失敗。
GM:変な締まり方になって、余計苦しくなります。
シアン:グエッ(笑)。
GM:トトと揉めてるスカイニットは? 竪琴が言う。『おい、二人ともヤバそうじゃねーか』
スカイニット:「だからしっかり演奏するのよっ!」 さっきと同じ、音楽によって敵意のないことをアピール。(ガシャン)……26。
GM:ツタは少し緩んだかな。でもさっきの声がまた響く。『害意ある者をここより通すことはできぬ!』
スカイニット:うーん、我が儘な人やなぁ。害意のないのが伝わんないのかな。
ラング:「私達に害意はないっ!」
GM:『この者達がいるだろう!』との声と共に、木々の奥から新たなツタが吊り上げられる。で、ウギャーッという悲鳴が聞こえる。あのチンピラ二人組やね。
クコ:そんなやつらがいたんや。
GM:「お宝は俺達のものだっ! お前らだけがウマイ話にありつこうなんて考えるなよ!」
スカイニット:あ。
ラング:あれは害意の固まりだ(笑)。
GM:「チクショウ! こんな罠を仕掛けたのは、またあの小人かっ!」 早速イチャモンつけてくる。
スカイニット:ふんぞり返って言う。「ふん。これはうちのリーダークコさんが仕掛けた25の大罠の内の一つよっ!」
GM:「で、なんでそいつも揺れてんだよっ!」と、同じ罠にかかってる小人を発見。
クコ:わははっ(笑)。うれしそうに笑ってる。
スカイニット:ようはこのチンピラ二人をなんとかしろってことか。
GM:ま、そういうことですね。次のラウンド。クコさん、なんかします?
クコ:抜けるのはまだですよね。
GM:まぁ、罠抜け自体はまた試すこともできるよ。さっきとは違う方法で。
クコ:じゃあさっきの罠の考察を入れて、違うひねり方で。
GM:じゃあ感覚22以上で。罠技能足してくれていいです。
クコ:(ガシャン)……はい、今度は成功。
GM:スポッとツタから脱出成功。クルクルッとムーンサルトを決めて、小人は地面に着地しました。
ラング:おーっ。……儂らの努力って、一体(笑)。
GM:あぁ、着地した君の目の前には丁度、ツタに首を絞められてグエグエ言ってる占い師が。追加行動可能です。
シアン:助けてー。
クコ:やれやれ、仕方ないな、とか言いながら。絡まったツタをほどきに行きます。
GM:連続行動やから難易度は少し上がって、運動か感覚で25以上。
クコ:では運動の方が高いのでそちらで。(ガシャン)……えー、7足す2で……ちょうど25。
GM:別の眠りに落ちかけたシアンは、急に息が楽になる。
シアン:ふぅー。助かった。
GM:なんかする?
シアン:チンピラは?
GM:まだ宙づり状態。暴れてる。
シアン:眠らせます。
GM:はい。まぁ、ツタで締め付けられて口は出せても手が出せない状況なので、10分くらいすると、二人ともぐうぐう寝ました。


 
 
 

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