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■『ポリー、森へ行く』/08

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■ scene 08
〜疑り深い守護者と、鍋や杖や風琴にも立てられる誓い〜

スカイニット:彫像をビシッと指さし、「これで文句ないわねっ!」
GM:『お前達に害意がないとは言えまい』
スカイニット:「さっきからあんた達を傷つけてなんていないでしょ!」
ラング:まぁ、当たらんかっただけやけどな(笑)。
クコ:確かに(笑)。
スカイニット:後ろの人達の言葉は完全に無視。度胸あるから、堂々と彫像に向き直る。
GM:『そこまで言うのなら、ラウムや森の者達を傷つけぬと、ここで誓いを立てられるか? それならば通してやろう』
スカイニット:誓い?
GM:えー、ローズ特有の誓いルールがありまして。自分以外の固有名詞で『〜を護る、とか〜を倒す、とか〜を得る』とかいった誓いを立てると、その行動をする時に、精霊の力を借りれたりします。でもその行動に反すると、ペナルティもあったりするわけ。
クコ:『森の者達』というのは範囲は決まってますか?
GM:まぁ、この森のってことでいいよ。とりあえず肝心なのはラウムやし。
ラング:では、誓いを立てよう。剣を納めて……
GM:いや、剣に誓うんです。
ラング:あ、そう。じゃあこのランセヴァーン(長剣)に……
スカイニット:って、それ。折れてませんでした?
ラング:中古の特売品で買い直したやつ(笑)。……に誓いを立てます。
スカイニット:剣のない人は?
GM:ない人は別の物でもいいよ。
クコ:鍋(笑)。
シアン:えーじゃあポリーさんは?
GM:「あ、私はこの杖に誓いを立てまーす」
シアン:大丈夫なん?
GM:うん。ようは虹色キノコをラウムの角に突き刺すだけやから。角の清めの力が必要なだけで。
シアン:なるほどー。
スカイニット:じゃあ、このアコーディオンに誓いを立ててやろうじゃないか。(編注:……って、この人、小刀持ってるし。しかも竪琴も選んでない。偉げなわりに、さりげなく慎重な発言してます)
GM:クコはやっぱり鍋(笑)?
クコ:うん。この愛用の鍋に誓う。「この森で材料の調達はしません」(笑)。
シアン:私は杖に。
GM:では全員3D10振ってみて下さい。で、武器とか道具の『潜在力』の欄に、その合計を書き込んでおいて下さい。
スカイニット:24。
ラング:20。
クコ:19。
シアン:7。
GM:その力の使い方は、その誓いを果たす……この場合、ラウムを護る……時とかに、好きなだけ使うことができます。具体的には、ロールに足したり、HP上げたり、AV(防御力)上げたりとか。まぁ、何にでも使えます。で、もし誓いが破られる……この場合、ラウムが傷つけられた……時には、その潜在力分だけのダメージを全員が受け、なおかつ、誓いを立てた武器とかが壊れてしまいます。
ラング:あぁー。
GM:愛用の鍋も割れます。
クコ:むぅー。
GM:気をつけて下さい。というわけで、森のさらに奥深くへ踏み込むことを許された君達。しばらくすると、木々の開けた場所にたどり着きます。泉ですね。側にちょっとした丘があって、綺麗な花が咲いてます。
スカイニット:とりあえずここで野営をして、夜を待ちますか。
GM:その間とか各自どうするか、リーダーまとめて。
スカイニット:ラウムは夜行性らしいので、夜を待ちましょう。
クコ:そうですねぇー。ラウムと言うのは、ユニコーン? 馬、みたいな生き物ですよね?
GM:うん。
クコ:一角獣っていっても、あのアザラシみたいなやつじゃなくて(笑)?
GM:そんなのは森にいません。
ラング:おったら怖いわ(笑)。
クコ:その動物に関しての知識とかはあります? <動物学>持ってるんで。夜行性ってのは聞きましたけど。
GM:あとは詩歌が好きですね。それから乙女に弱い。それから額から生えた長い角には解毒作用があって、あとイノシシにも似た尻尾。
スカイニット:イノシシの尻尾?
GM:……も、生えてるらしいです。
スカイニット:じゃあとりあえず演奏会でもしますか。
クコ:ってかその前に、この中に乙女って、いるの(笑)?
ラング:それらしき人は数名。
GM:一応ポリーでもいいけど。マスター楽したいんで、自前でやってくれると助かります。
クコ:では乙女を……木から吊そう(笑)。
ラング:吊すん(笑)!?
クコ:ウソウソ(笑)。
GM:ポリーさんは、早速丸眼鏡を光らせて、辺りの珍しい草花など採取してます。
シアン:寝てるだけでいいなら、乙女な魔族が一人います。
クコ:では、その魔族の人に花畑で寝てもらって……近づいてきたらキノコを刺してもらう、と。
スカイニット:……なんかシュールな光景が(笑)。
ラング:キノコ刺すだけでいいんやったら、直接本人にやってもらった方がええんちゃうん?
スカイニット:みんなでやった方が、よりうまくおびき寄せれるねんて。
GM:ポリーが言う。「じゃあ私、シアンさんの近くの花の中に隠れてます。ラウムを手なずけるの、よろしくお願いします」
スカイニット:「シアン、そこに寝て」
シアン:もう寝てます(笑)。
スカイニット:それから目立つように、花をちょっと飾ってみたり、
ラング:演奏もつけよか。アコーディオンなり竪琴なりで。
スカイニット:「じゃあラング。今日は、穏やかな曲でいきましょう」
クコ:あとは、また邪魔者が入らないように、花畑の周辺の森に罠を仕掛けとこか。
ラング:おぉー、そやったな。
GM:さっきの動物学のついでに言っておくと、ラウムの角をパキッと折って都とかで売りさばけば、金貨千枚は軽いらしい。
スカイニット:まぁ、お金には興味ないし。
ラング:あって困るものでもないけどな。
クコ:この鍋がなくなるのは痛い(笑)。
スカイニット:なんにせよ、チンピラがやって来る確率は極めて高そうやね。
クコ:ではまとめとして、
スカイニット:花畑でシアンを寝かし、
シアン:もう寝てます(笑)。
スカイニット:その側でポリーが待機。で、その周りを適当に飾り立てつつ、
ラング:花畑の側で、邪魔にならない程度に、スカイニットと俺が演奏。
クコ:で、森の周辺に悪党の邪魔が入らないように、罠を張り巡らせる。ラウムは引っかからないように。
GM:じゃあ各自、適当な能力を足してロールしてみて下さい。
シアン:私は一体何をロールしましょう。
GM:うーん、そやね。ラウムがより近づく気になるような、魔法とか使う?
シアン:美麗とかあるけど。
GM:そやね、それは実際に近づいてきてからでいいと思う。
シアン:美麗、低いけどね。
スカイニット:あ、美麗14もあった。実は最強の能力値みたい(笑)。
ラング:こっちに寄ってくるかもしれんな。
スカイニット:霊感で演奏します。(ガシャン)……29。
GM:それは凄い。歌の方は?
ラング:28。
GM:それも凄い。
シアン:一応、霊感で振ってみます。(ガシャン)……19。
クコ:森の周囲に張り巡らした罠は、32。
スカイニット:おおーっ。……何も入り込めなくなる(笑)。
クコ:対人やから、獣は大丈夫。
GM:では真夜中近くになって、花畑で熟睡していたシアンは、森の奥から霊的な気配を感じる。幻獣らしきものがこちらへ向かってきているみたい。マジックカードを一枚差し上げます。演奏家の方々はどんな感じ?
スカイニット:眠るシアンの側で、竪琴弾いてます。あの、テレビとかであるやん。画面中央の美女の端で演奏するような、バックミュージシャン状態。
ラング:僕はそこから少し離れて歌ってます。邪魔にならないように。
クコ:あぁ、男はマズいか。


 
 
 

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