AD2003/11/16(SUN)11：30
サークルFIN 2003年11月例会 前編
『クコ、食材になる』
ver_0.6
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『Far Roads to Lord』
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■登場人物紹介
岡本：では、こちらの方から、自己紹介お願いします。(と、右隣を見る)
大原：えーリーン、です。
岡本：龍人ですね。
大原：龍人でーす。でもヘロってます(笑)。(編注：龍人といっても、見た目が龍っぽい人、というわけではありません。エルフに対するハイエルフのような、人間の上位種族にあたる少数民族です。選ばれし民なのに、能力値決定でサイの目に恵まれなかったリーンさん。本人曰くヘロってる、ということで)
KONNIE：ヘロってるというのは……虚弱体質って意味？
大原：虚弱体質……じゃなくて、トロいでーす。
KONNIE：「トロいって言うなーっ」、とか言うんですか(笑)？
大原：んー、トロい……っていうか、ニブいでーす。
岡本：(どっちも大差ないような……)
大友：(左隣からキャラシートを覗き込み)『愛嬌』1ですか？
大原：はい。『愛嬌』1でーす。
岡本：あのー、今までどういうことをしてきたか、今、この町でどういうことをしてるか、これからどういうことをしていきたいか、簡単に話してもらえます？
大原：経歴を言うんですね。えーっと、とりあえず経歴は……ローダニゾンで鬼族と一回戦ってます。その後、リラーで森の狩猟民と一緒に暮らしました。その後、ローダニゾンに戻って徴兵されました。で、なぜかファライゾンで、呪医に弟子入りしました。そして現在は、ヨザックさんところの長屋の店子として、がんばっております。
岡本：薬師さんでしたよね。
大原：はい。薬師でーす。とりあえずこれからのことは、ヨザックさんの介護が終わってから、考えたいと思ってます。
大友：(笑)。(←被介護者)
岡本：薬師なんやけど、介護にも情熱を傾けている、と。
大原：はい。当面は。
KONNIE：老人好き(笑)？
大原：おじいちゃんv(笑)。
岡本：では次はそのおじいちゃん。
大友：はい。町の近くの村の村長、ヨザックです。
岡本：ちなみにその村の名前は？
大友：勝手に決めていいんですか？
岡本：いいです。
大友：……ヨザック村で。
(一同爆笑)
岡本：大きく出ましたね。
大友：村長がヨザックを名乗らされるということで。ベヂータ星みたいな。(編注：ジャンプ漫画、『ドラゴソボール』に出てくる猿の惑星)
KONNIE：名字がヨザックってわけではないんですね。
大友：いや、村長たる者全て、『ヨザック』なんです。
岡本：称号みたいなもんですか。
KONNIE：じゃあヨザック13世とか名乗らなくては。区別がつかない(笑)。
大友：はい。でー、昔、色々と薬草を摘んだり、祭りの時に魔法使いと出会ったり、家付きの畑を手に入れたり、家付きの畑を手に入れたり、家付きの畑を手に入れたり(笑)。
岡本：こと細かく言う必要ないです(笑)。
大友：家が三軒あります。
大原：いいなぁ(笑)。
大友：そして妻、フローラがいます。ただ、その妻との間に子供ができなかったので、孤児院とかを建てて、子供達に開放。楽しい老後生活を送っています。で、最近近くの町、メデ……メデュ……？
岡本：メディリオノイル。
大友：メディ、リオ、ノイルの町にも別荘、ヨザック長屋を建てて、町の身よりのない子供達を連れ込んで色々やってます。
岡本：町ではそんな恵まれない子供達を探している、と。
大友：そうですね。町に新しい風を。
岡本：町中を徘徊して、『ぼっちゃん、うちに来ないかね』とか言って。
KONNIE：怪しい(笑)。
大原：いや。まぁ、それだけ人望のある有名人ということで(笑)。
岡本：はい、では次の半妖精さん。
小谷：はい。名前はオウサマ。
一同：(笑)。
岡本：微妙やね。(編注：いわゆる『王様』なる発音ではなく、アクセントが前にくる『オウサマ』、だそうです)
小谷：『いい国作ろう』の1192才のおじいちゃん。
岡本：半妖精やし、別に老人にこだわる必要はないんですけど。
小谷：いえ。中途半端に年取った話し方をするので。で、今までの人生、どちらかというと、海に携わることが多かったみたいです。釣り人をやっております。……ま、そんなところですかね。
岡本：千才以上生きてきたわりには、あっけない経歴ですな(笑)。(編注：後日、キャラシートを拝見する限り、他にも乗った船が沈没して漂流したり、魔族に襲われ負傷したり、ネズミに噛まれて寝込んだり(しかも二回)、砂漠を彷徨ったり、酒場の友達が5人もできたりされていました) 一応ヨザック長屋の店子ということで、いいですか？
小谷：はい、もうそれで。
岡本：で、これからどういうことをしていきたいんですか？ 大物を釣り上げるとか？
小谷：んー、やはりそんなものですかね。
岡本：わかりました。近くの川や湖に出かけるんですね。
大原：幻の魚を釣るとか。
小谷：ダムを建てる計画を立ててます。
岡本：ダム(笑)！？
大原：ダム計画(笑)。
小谷：はい。
岡本：夢、ダムね。はい、わかりました。では最後はこちら。
KONNIE：風の妖精、ミリュリ=レーニといいます。最初は森の妖精の国、エルダで森の警備をしていました。で、その時に知り合った戦士から、弓の技を教えてもらったりしました。でもその暮らしにもだんだん飽きてきて、旅に出ました。狩猟をして暮らしたり、山賊と戦ったりしました。何を間違ったのか、リラーなどにも出かけて、凍てつく荒野で凍えて慌てて生還したりもしました。
大原：冒険者みたい(笑)。
KONNIE：ザリを信仰してるので、多分、好奇心が災いしたんだと思います。それで懲りたのか、その後はまたエルダの森に戻って、古の妖精に弟子入りしたりしました。でも、しばらくしてまた旅に出たくなり、今度はファライゾンの方へ向かいました。で、そちらの森を散策中、半妖精の友人が一人、できました。
岡本：それが真っ昼間からダム作りを夢見ていたオウサマ、と。
KONNIE：オウサマです。多分、森の辺の川で、釣りをしていたんだと思います。
岡本：なるほど。
小谷：そういえば私、酒場に友達が5人いるという設定が。
(一同爆笑)
大原：5人も(笑)。
小谷：サイコロ振ったら、そうなっちゃったんです。
岡本：名前決めといて下さいね。
小谷：え？
岡本：まぁ、追々で構いません。ゲームの最中とかでも。
KONNIE：で、今現在は、噴水広場で風の妖精の特権を生かして、空に浮きながら、吟遊詩人のようなことをしています。
岡本：歌ってるん？
KONNIE：んー、詩を朗読したり、伝承を語ったり、ちょっと竪琴を鳴らしてみたり。
岡本：なるほど。語り部系ですか。専門の楽器が何か欲しかったら、適当に書いてて下さい。ではみなさん、紹介も終わったということで、夢見を振ってもらえますか？
大原：はい。
岡本：1D100で、その絵の下の夢見％以下が出たら、『出たー』って、言って下さい。
(編注：TRPG経験者なら誰でも知っていることなのですが、念のため用語解説。『1D6』とは、『六面体ダイス一個を振る』の意。同じくこのゲームで最もよく使われるのが、『2D10』。つまり『十面体ダイス二個を振った合計』。ついでに『1D100』とは、『十面体ダイス二個をそれぞれ一と十の位に見立てて振り、％を出す』の意味です)
リーン(大原)：(ガシャン)……出たー(笑)。(編注：巷のリプレイでは『(コロコロ)……』が一般的ですが、当リプレイでは、ダイスを振った時の様子を、実際の音に忠実に、『(ガシャン)……』と表記しています)
ミシュリ(KONNIE)：出ました。
オウサマ(小谷)：成功。
ＧＭ(岡本、ＧＭは『ゲームマスター』の略です)：えー、夢を見た人。
三人：はーい。
ＧＭ：村長は？
ヨザック(大友)：失敗。危うく永眠するところでした(笑)。
■ scene 01
〜不思議な夢を見た三人と、『子供シロップ引換券』片手に永眠しかけた村長〜
ＧＭ：成功した人は、不思議な夢を見ます。『黒い三角柱の中で、緑の燐光を揺らめかせて飛ぶ、一匹の蝶』の夢です。
リーン：はい。
ＧＭ：イメージ的にはこんな感じなんですけど……(と、イラストを渡すマスター)……夢を見た人は、こちらから、その夢の要素を一枚ずつ、引いてって下さい。で、永眠しかけたヨザック爺さんは、こちらの残念賞を……(と、別の紙切れを渡すＧＭ)
リーン、ヨザック：あはは(笑)。
ミシュリ：なんすか？ めっちゃ気になるんですけど(笑)。(編注：紙切れには、不死家のペコちゃん風の脱力画と共に、『子供シロップ引換券』なる文字が書かれていました。ＧＭの右隣のリーンとヨザックがそれを確認。ＧＭの向かいにいたミシュリが見えなくて気になった、と。
ちなみに残るオウサマはミシュリの左、ヨザックの向かい、ＧＭの右斜め向こうに座っています。TRPG経験者なら気づくことですが、マスターがなんか、変な場所に座っています。通常はプレイヤーが座る場所だったり。普通のマスターは、向かいあって座るプレイヤー達の、右辺か左辺のいわゆる『上座』を陣取るものなのですが、このマスターはどうも、そんな特別席が落ち着かないらしくて。先月のセッションでは、シアンさんが上座に座っていました。
ただ、結局上座には誰も座らない今回のこの席では、マスターからはリーンさんの向こうの村長の顔をほとんど伺うことができず、ちょっと失敗だったようです。向かいに三人座って頂く方が良かったです……ってか、上座に座れよマスター)