■ scene 11
〜小動物に調理される小人と、ウサギに一言言ってやりたい人達〜
GM:巣穴の奥の上座に座っていたボスウサギが、君ら闖入者を見て言う。「こいつぁ今まで、散々俺達の仲間を喰ってきやがったんだ、たまにはその逆もいいだろ」(笑)。
ヨザック:はっ(笑)。
リーン:「喰ってもいいけど、マズいよソレ…多分」(笑)。
ミシュリ:「ってか、あんた達、草食性じゃないの?」
GM:「たまには肉食にもなりたいのさっ」
リーン:「消化できないよー」
ヨザック:ジジイの長い人生の中で、こんな奇怪な光景に出会ったことはないので硬直。
ミシュリ:「今までと違うもの食べたらお腹壊すと思うー」
ヨザック:状況を飲み込もうと適応中(笑)。
リーン:「ってか、あんた達、なんでしゃべってんの!?」(笑)。
GM:「細かいこと気にするな」
オウサマ:読み込み中。
ヨザック:カタカタカタカタ。(←多分ハードディスクアクセス効果音)……処理能力が追いつかん(笑)!
GM:では、ウサギ達が人語を解していることが変だと思った(笑)リーンは、霊感18以上で振ってみて下さい。
リーン:はい。(ガシャン)……出ません。
ミシュリ:え、18以上?
GM:はい。まぁ、他の人も振ってもらってもいいよ。
ヨザック:ウサギ語が聞こえた人は振ってもいいんですか?
GM:そやね。
ミシュリ:(ガシャン)……20、出ました。
オウサマ:20。成功じゃ。
ヨザック:はい、出ました。
GM:ではリーン以外の三人は気づく。ウサギ穴全体に、黒い霧のようなものが大量発生している。霊的で怪しげな気配。
ミシュリ:ウサギの周りでですか?
GM:いや、その出所はウサギではなく、どうやらウサギ達に火あぶりにされている丘小人から滲み出ているみたい。
リーン:怪しいー。
ヨザック:あぁーっ、こんな狭い所で火なんぞ焚いておるから、一酸化炭素が出てきおったぞ。
リーン:えー(笑)?
ヨザック:……いや、一酸化炭素なんか出てきてもわからんか。
GM:まぁ、耄碌爺さんは一酸化炭素が出てきたと思ってもらっていいんですけど。
リーン:とりあえず、ずかずかと歩いていって、クコを回収します。
ミシュリ:クコはしゃべれるん?
GM:「あははっ」とか笑ってるから、しゃべれると思う。「熱い、熱いんだー」とか叫んでる。
ヨザック:そのままじゃのぅ。
ミシュリ:「ちょっとクコ、最近何か変なもの食べたー?」
GM:「食べてないよーっ、今から食べられるところなんだーっ!」(笑)。
リーン:あはは(笑)。
ヨザック:そのままじゃのぅ(笑)。
GM:とりあえずリーダーのオウサマ、2D6振ってみて下さい。
オウサマ:(ガシャン)……7。
GM:クコ丸焼けまであと7Rです。それととりあえず、みんなの効果時間も1R減らしてもらえますか。
リーン:はい。
ヨザック:じじい脱落まで、あと9R(笑)。
リーン:あはは(笑)。
GM:では、戦闘……というかなんというか。それぞれの行動、リーンさんからどうぞ。
リーン:はい。時間なさげなので、ずかずかと歩いていって、クコを回収します。
GM:焚き火に近づくリーンの前に、当然の如く、小ウサギ達が立ち塞がります。「なんだてめぇ、俺達の晩メシ、横取りする気かぁ!?」 シュッシュッ。(←と、シャドーボクシングの身振り)……激しく威嚇してきます(笑)。
リーン:無視(笑)。
ヨザック:あのー、自分で作った技能で、<アクロバット投げ斧>というのがあるんですけど。
リーン:無視(笑)。
ヨザック:それを火あぶり装置目がけて投げつけることはできませんか?
GM:そりゃまぁ、出来るけど…
リーン:でもそれって、クコが火の下に真っ逆さまなんじゃ(笑)。
ヨザック:いや、そこをこう装置の端を狙って、装置全体を倒すように。
リーン:間違ってもクコに当てないでねー(笑)。
ミシュリ:でもやっぱり、下手したら真っ逆さま(笑)。
GM:リーンさんは?
リーン:え? 近寄れるんですか?
GM:小ウサギが邪魔してます。ちなみにウサギの運動は12あって、結構強いと思うから、小人状態のままでまともにバトッたら負けるかもしれません。
リーン:あ、ウサギ強いんだ。
GM:シュッシュッと牽制してます。「近寄るんじゃねーぜ。小人の丸焼きをそこで見てなっ!」
ヨザック:丸焼きショー?
オウサマ:「やいウサギ。さっき、『たまには肉が喰いたい』とか、言いやがったな」
リーン:あ、はい、わかりました。じゃあ…
オウサマ:「てゃんでぃ!」 釣り竿バーンと取り出して叫ぶ。「そいつぁ、魚ぢゃっ!!」
(一同爆笑)
GM:わかりました。老人共はそれぞれ、斧、釣り竿、と。で、ミシュリは?
ミシュリ:私は、リーンと同じく助けに行きます。
GM:どうやって?
ミシュリ:……うーん……
GM:じゃあ君が持っていたブーメランの精霊、ラウフが言う。『ミシュリ、今こそ俺に誓いを立てる時なんじゃないのか?』やって。……はい。これが、誓いの簡単なやり方をまとめたメモ。渡しとくから、なんか思いついたら試してみて下さい。(と、小さな紙切れをミシュリに渡すマスター) では次のラウンド。リーンさん。ウサギとバトル?
リーン:……は無理みたいなので、
GM:いや、マシェス(大刀)持ってるから、やろうと思ったら殴りかかることもできるよ。
リーン:よし。じゃあおもむろにマシェスを抜き放ち、「さーばーくーぞーv」(笑)。
GM:攻撃? 脅し?
リーン:脅し(笑)。
GM:交渉は威厳? 畏怖?
リーン:畏怖(笑)。
ミシュリ:この誓いっていうのは、この場合…
GM:『クコを助け出したい』 これでOKです。
リーン:(ガシャン)……15なので、全部で25です。
GM:えらい高いな。(ガシャン)……あ、全部で27。ビビリませんでした(笑)。
リーン:あ。
GM:「そんな刀で俺達を脅そうなんて、百年早いぞーっ!」 チビウサギ達にバカにされました。
リーン:ムカつく(笑)。
ミシュリ:じゃあ誓いを。
GM:あー、とりあえず順番ってことで、ちとお待ちを。
ミシュリ:あ、はい。
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