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■『ラング、歌声を探す』/01

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AD2003/11/16(SUN)13:30
サークルFIN 2003年11月例会 中編

『ラング、歌声を探す』
ver_0.6

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『Far Roads to Lord』
[Copyright 1993 遊演体,All Rights Reserved.]



■登場人物紹介


■ scene 01
〜宴に盛り上がる人達と、そこへ持ち込まれた奇妙な噂〜

GM:では続けます。噴水広場からすぐ近くにある『古めかしい学院』食堂なんですけど、オウサマの酒場友達も集まり、森のウサギ穴からクコを助け出した話で、早くも宴状態になってます。ダイジンやショウグン、オウヒやヘイシ達みんな集まってきてます。(編注:キャラメイクによる経験表ロールで、オウサマには『酒場での友人が5人』がいたりします。一話終了後の休憩時間に、彼らの名前や年齢などをメモったGM、とりあえず登場させてみました)
リーン:(笑)。
ミシュリ:多いなぁ(笑)。
GM:「よぉ、オウサマ」
オウサマ:「なんじゃ、おぬしら。早速タカリにきおったか」(笑)。
リーン:(笑)。
GM:「バレたか。その野ウサギのスープうまそうじゃねーか。俺達にも振る舞ってくれや」
オウサマ:「仕方ないのぅ」
ヨザック:うちの婆さんの分は確保しておきます(笑)。
GM:「オウサマーっ」とか言いながら、オウヒが駆け寄って来る。13才の女の子(笑)。(編注:オウサマ、いちいちダイスで年齢決定してました。その結果、こんなロリーな酒場の友が誕生してたりします) 「私にも川魚、食べさせてよーっ」
ヨザック:幼妻かっ(笑)。
オウサマ:儂は、こんな旅路の果ての町で、危なく子供を産むところじゃった…とか、遠い目をしながら呟く(笑)。
リーン:「あれー? オウサマぁ。お孫さんいたんですかぁ?」(笑)。
オウサマ:「うむぅ、これは孫と言うかなんというか……」
GM:「何言ってるのっ! オウサマはあたしの彼氏よっ!」とか、オウヒがリーンを睨んだり。息巻いてます。
リーン:「あーっv オママゴトねオママゴト」
ヨザック:「えらく若くみえる婆さんじゃのぅ」
ミシュリ:はぁ。恋に恋するというか何というか(笑)。横でブツブツ呟いてます。「純粋なうちが華よね」(笑)。
GM:さて、そんなことを話ながら盛り上がっていると、古めかしい学院食堂に、あのユイランがやってきます。「あぁ、ごめんごめん」とか言いながら。「私は助けに行けなかったけど、無事、みんなでクコを助けてきたみたいじゃない」
ヨザック:「はて、あんたは誰じゃったかのぅ」(笑)。
リーン:「お、おじいちゃーん」(笑)。
ミシュリ:またボケてるし(笑)。
オウサマ:ボケの間隔も短くなってきておるのぅ(笑)。
リーン:「こないだ会ったでしょ。噴水広場で」
ヨザック:「あの引きずっていった子のことか?」
GM:そうそう、執事に引きずられていった子。
ヨザック:逆やっちゅーねん(笑)。適当に相づちうってる。
GM:えー、他には、南の森からついてきたペロ爺さんも、みんなと一緒に酒を飲んでたりする。
リーン:あー、これ以上お爺ちゃん増やさないでーっ(笑)。
オウサマ:しかし、この寂れた食堂も随分賑わっておるのぅ。儂らのおかげか?
ヨザック:営業への第一歩。
GM:確かに結構な大所帯になってます。で、ペロ爺さんが言う。「この町で、儂も古い友人を訪ねて来たんじゃがのぅ。その古い友人の家がどこにあったのか忘れてしもうた。儂はしばらく、ここで厄介になることにするよ」 一方、宴に加わったユイランもいい気分で話しかけてくる。「しかしあなた達、そんな爺さん達と女の子達で、よくクコを助け出せたものねぇ。ちょっと無理なんじゃないかな、とか思ってたんだけど」
ヨザック:「年の功、というものがあっての」
GM:「じゃあ年の功ついでに訊くけど、あの町の噂については何かわかった?」
ミシュリ:「あぁ、あの眠り病のこと?」
リーン:「あぁー」
ヨザック:「おぉ、そんなこともあったのぅ。懐かしいのぅ」……遠い目をしながら。
オウサマ:もはや遠い過去か。
GM:「って今朝話したばかりじゃない。その様子じゃ、詳しいことは何もわからなかったみたいね。なんでも町に黒い魔犬が出るって噂もあるの」
リーン:「マケン?」
ミシュリ:魔の犬ですね。
GM:うん。その黒い魔の犬。
ミシュリ:黒……黒ねぇ……
GM:「なんかそんな魔犬が、町の人達を襲ってるって話なの」
リーン:「どこで?」
GM:「町のあちこちで」
ヨザック:「何匹もいるってことかの」
GM:「さぁ、そこまではわからないけど。私、きっとその正体を突き止めてやるわ」とか、ユイランはわくわくしてる様子で話してる。
ミシュリ:やっぱり、あの黒い影と関係あるのかな……とかブツブツ。
リーン:「誰か見た人はいるの?」
GM:「誰かってことまで名指しはできないけど、結構色んなとこで現れてるみたいなの。あと深夜、町の広場で怪しい儀式をしてる連中もいるって話もあるわ」
リーン:「儀式ぃ?」
ヨザック:「怪しい儀式なら、ついこの間見てきたところじゃがのぅ」(笑)。(←小人丸焼き踊りのこと)
リーン:「ク、クコがまたなんかやらかしたんじゃないのーっ!?」
GM:「ぼ、僕は知らないよぉ」とか、給仕にやってきたクコは驚いてる。で、ユイランが話を戻す。「だから最近、この町で色々奇妙なことが起きてるみたいなの。ひょっとしたら、眠り病とも何か関係あるかもしれないし、私はもう少し調べてみるわ。みんなもどう?」
ミシュリ:「うん。私も一緒に調べてみたいな」 好奇心がウズウズします。
GM:「じゃあ早速今夜…」
リーン:「うーん、そうねぇー。でもほどほどにしないと診療所の方が大変になるしー」
GM:あぁ、そやね。診療所と言えば、リーンはちょっと知力で振ってもらえますか? 20以上。
リーン:はい。(ガシャン)……
GM:ヨザックも振ってもらっていいです。
リーン:21です。
ヨザック:……19です。
GM:するとですね。最近、「この人をなんとかして下さい」とか言って、かずら通り別荘のヨザック長屋付属のリーン診療所にも、眠り病らしき患者が担ぎ込まれることもあったことを思い出します。
ヨザック:ほぉ、するとそれはまだ治ってないと?
リーン:原因不明?
GM:うん。リーン診療所は小さな診療所やから入院患者は受け取らないってことで、彼らは今、別の病院に入院してるみたい。原因は全く不明。起きないです。侍女のエリナも途方に暮れていたことをリーンは思い出します。(編注:エリナは、ヨザック長屋育ちの娘で、リーン診療所の若き助手。リーンさんによる設定です)
リーン:うーん、そういえばそんなこともあったなぁー、と。
GM:はい。そんなことを、噴水広場近くの古めかしい学院食堂で話しています。さて、結構夜も更けてきて、みんなの酒も回ってきていい気分なんですけど。
ヨザック:じゃあ愛妻の元にもう帰らなければ。
リーン:お爺さん達を担いで帰ります(笑)。
ヨザック:婆さんへの料理の土産も忘れずに(笑)。
リーン:「はいはい、ヨザックさん。お土産、ちゃんとタッパーに入れてあげたからね」
ヨザック:「よし、ちゃんと包んだし。ではみなさん、帰ろうかの」とか言って席を立つ。土産はテーブルの上に置いたまま(笑)。
リーン:その後ろから、ちゃんと忘れずに持っていきます。
ミシュリ:ただのボケ老人(笑)。ヨザック長屋の未来が心配だ。
オウサマ:高齢化問題ですか。
ヨザック:ボケッぷりの激しい奴が、ヨザックを名乗れるのかも(笑)。
リーン:笑えない(笑)。


 
 
 

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