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■『ラング、歌声を探す』/06

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■ scene 06
〜騒がしさを強調する薬師と、詩人を幸運にしようと流血した王様(村長状況把握中)〜

GM:さて、みんながふと気づくと、そこは、黒い霧に覆われた、町の噴水広場です。
ヨザック:おー。
GM:感覚18以上、振ってもらえますか。
ミシュリ:(ガシャン)……23。あ、ゾロ目。
リーン:やったー、30。
ヨザック:出ました。
オウサマ:成功。
GM:全員成功ですか。ではその広場の周囲を練り歩く黒い人影に気づきます。
ミシュリ:ゾロ目なんですけど。
GM:状況は?
ミシュリ:不運は『静か』。
GM:静かですね。ではミシュリ一人、大失敗。全く気づきませんでした。まぁ、他の人らが気づいてるから、問題はないでしょう。
リーン:静かなの? ここ二人がいて。(と老人衆を指さす)
GM:爺さん、まだしゃべってたんですか?
ヨザック:爺さんまだ周囲の状況に対応してる最中なので。カリカリカリカリ(笑)。(←おそらくハードディスクアクセス音。この老人、たまにメカになるようです)
オウサマ:「ここはどこじゃー?」とか、さっそくウロウロ。徘徊開始。
GM:じゃあ適当にうるさかったということで。(ミシュリに)幸運は?
ミシュリ:幸運は『近くで血が流されている』(笑)。
GM:誰か流します?
リーン:流しません(笑)。
オウサマ:妙な薬に興奮して鼻血が出ました(笑)。

   (一同爆笑)

ヨザック:いや。さっきのリーンのニッコリに興奮して鼻血が出たんですね(笑)。
GM:というわけで、ミシュリの感覚は絶好調。
オウサマ:「ひっ、ひでぶぅーっ!」
ミシュリ:「ちょっと、なに興奮してるのよーっ!」(笑)。
ヨザック:「なんじゃ、これは?」
GM:えー、噴水広場で興奮してるみなさん。君らの周囲を霧の中、黒い人影が歩き回ってるんですけど。
ヨザック:え? グルグル?
GM:うん。周りを。黒い影ですね。何人もいてる。
ヨザック:何人も?
GM:うん。それは昨日の夜見た儀式に似てる光景なんやけど。
リーン:儀式見てません。
GM:彼らは人の形をとどめてないみたいですね。
ミシュリ:ん? グニャグニャしてるん?
GM:うん。グニャグニャしたものがゆらゆーら、歩き回っています。
ヨザック:「なんじゃ、こいつらは」 魔法に詳しいミシュリさん。
ミシュリ:いや。詳しくないです。(←先月の魔女即答)
GM:「鼻血垂らしてる場合じゃないわよ」とか、オウサマのツっ込みに夢中みたい。
オウサマ:ティッシュでかみながら、鼻血かどうかを確認。何かを感じますか?
リーン:オ、オウサマー(笑)。
GM:え? 霊感?
オウサマ:うん。
GM:鼻血で感じるかどうかは知りませんが、霊感ロール試したいんなら、どうぞ。
オウサマ:指ですくってピーンと伸ばしたら、タラーンと垂れて。(ガシャン)……
リーン:はいはい。オウサマ、ちゃんと洟かんでねー。
オウサマ:ふぅーって吹いたら、テッシュも飛んで、また洟がタラーンと垂れる。
ミシュリ:「ちょっと、なに遊んでるのよーっ!」(笑)。
GM:で、霊感は?
オウサマ:16。
GM:なんかよくわからんかったけど、おもしろかったので、カード一枚どうぞ。
リーン:情けなくなってきた(笑)。
ヨザック:出血多量で意識朦朧か!?
GM:まぁ、テッシュについた鼻血を眺めてたら、そんなイメージが浮かびました、と。みんなにも見せてあげて下さい。
オウサマ:(カードを机の真ん中に)……
ヨザック:わっ、
リーン:<黒>……
オウサマ:「黒ぢゃ」
ミシュリ:……って、そのままやん(笑)。「見たらわかるわーっ!」
リーン:<黒>というと、『変異』『創生』とか……?
オウサマ:(占いオジジの口調で)「おぉーっ、おぞましいイメージじゃーっ」
リーン:「はいはい、オウサマ。足あげてね」
オウサマ:「うーっうーっ、恐ろしいーっ」
リーン:「頭低くして、楽にしよーねー」
GM:えー、鼻血を垂らしてうわごとを発し始めた老人。噴水の縁に足を乗せられて、安静にさせられております。周りの状況より、鼻血を止める方が先決なんですか?
オウサマ:「うぅーん」……これはこれでええ案配かもしれん(笑)。ごっついええわ(笑)。
GM:(ジジイの戯言の相手に疲れたように)えー、感覚大成功だったミシュリさん。
ミシュリ:はい。
GM:北西の方角に、何かですね…
ミシュリ:はい。
オウサマ:おぉ、ついに戦力外通告を受けたようぢゃ。

   (一同爆笑)

リーン:イエローカード(笑)。
ミシュリ:キタロウアンテナが反応(笑)?(編注:先月のリプレイ、『ユイラン、町へ出る』/07を参照)
GM:そやね。微かな竪琴の音色が聞こえたような気もします。隣では鼻血垂らして横になってる爺さんは、くつろいでるだけみたいやけど。
ミシュリ:「なんか、竪琴の音が聞こえるよ」
オウサマ:「ううーっ」
GM:オウサマはさっぱりだそうです。
ミシュリ:「鼻血出してる場合じゃないでしょーっ!」(笑)。
ヨザック:「竪琴か。どっちの方からじゃ?」
ミシュリ:「北西」
ヨザック:「北西とは、どっちじゃ?」
GM:町の噴水広場からだと、教会区にあたる場所ですね。
ヨザック:教会で竪琴? パイプオルガンじゃなくて。
GM:うん。多分そんな微かな音色が聞こえた、と。
ミシュリ:もの凄く気になるから行ってみたいんだけど。
GM:周りで和んでる連中、説得する?
ミシュリ:じゃ、度胸で。
GM:度胸っぽい説明とは?
ミシュリ:うーっ。
ヨザック:『なんだお前達、怖いのか!?』とか?
GM:オウサマは寝ころんでくつろぎ中?
オウサマ:うーむ。というか…
リーン:「ミシュリ、ティシュ持ってない!? ティシュ!?」(笑)。
ミシュリ:「持ってるわけないでしょーっ!」
リーン:「誰かティッシューッ!」
ヨザック:「儂の『大人用紙オムツ』ならあるが」
GM:あのー、とにかくミシュリさん。紙オムツの話になる前に、みんなを説得しちゃって下さい。「鼻血くらいで動じないでよっ」とか。
ミシュリ:あー、じゃあー、
オウサマ:鼻血のことでみんなを説得する。「儂は男ぢゃっ」(ガシャン)……畏怖で21。
リーン:(ガシャン)……13、納得してしまいました。ほたっとく(笑)。(編注:多分、『放置しておく』のローカル言語。関西弁ではないような気がしますが、なかなか風情があってよいです)
オウサマ:「ホッホッホ。儂もまだまだ若いのぅ」
GM:いや、そんな鼻血の説明はさておき、ミシュリは?
ミシュリ:えっと、度胸で。「お爺さん達だって、男なんでしょーっ。怪しい雰囲気の原因を探ろうとかいう気概はないのーっ!?」とか言って(笑)。興奮してます。(ガシャン)……25です。
ヨザック:(ガシャン)……あー、いい感じに低い。思いっきりひっかかりました。
オウサマ:17。
リーン:私も?
GM:どっちでもいいよ。
リーン:お爺さんの介護に夢中で聞こえてないと思います。
ミシュリ:大丈夫。老人走らせれば、この人もついてくる(笑)。
ヨザック:「うぉーっ! 若いもんにはまだまだ負けんぞぉーっ!!」
オウサマ:「儂らをなめるでないぞーっ!」
リーン:「あぁーっ! お爺ちゃん血圧上がるぅーっ!!」(笑)。

   (一同爆笑)

ヨザック:「どっちじゃーっ! それはどっちじゃーっ!」とか言って全速力で駆け出す。逆方向に(笑)。
ミシュリ:「そっちじゃなーい!」(笑)。
オウサマ:負けじと走る。
ヨザック:とりあえず10mくらい走ってます。
ミシュリ:爺さん、俄然ヤル気(笑)。
ヨザック:ハァッハァッハァッ。(←走り疲れた荒い息)
リーン:じゃ、その10mからは背負っていきます。


 
 
 

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