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■『シアン、夜に踊る』/03

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■ scene 03
〜奇行全開な老人達と、おもむろにうち切られた黒幕捜し〜

GM:黒ローブのシアンはニヤリと笑い、ベッドに上ってきた羽の生えた黒い犬を撫でてたりしてる。ミシュリは何かに魅入られたかのように、部屋の入り口で動きを止めてしまう。ヨザックも、身動きできない状態?
ヨザック:ではミシュリを動かそうと…
ミシュリ:(メモから顔を上げて)あのー、これ読むの私だけ?
ヨザック:あ、オウサマは?
ミシュリ:読みましたっけ?
オウサマ:だいぶ前に読みました。
(リーン):(笑)。
GM:そうそう、オウサマはだいぶ前に読んだからもういいでしょう。
ヨザック:じゃあ二人を正気づかせないといけない、というわけですな。
GM:まぁ、そやね。
ヨザック:では二人に愛嬌で(笑)。「おいおい、どこを見てるんじゃ」と。「儂のチャーミングな顔を見んかい」

   (一同爆笑)

オウサマ:ジジイの顔なんぞ見てものぅ。
ヨザック:ハァッ、(ガシャン)……あ、魔数ですけど。
GM:じゃあもう一回2D10して足せます。
ヨザック:13の、(ガシャン)……22のあ、今度はゾロ目。
GM:幸運状況は?
ヨザック:『嵐の中』
GM:不運は?
ヨザック:『穏やかな音楽が聞こえる』
GM:どっちでもないから、今回は、ミシュリとオウサマのどちらかを、チャーミングな顔の虜にしたということで。
ヨザック:ど、どっちがいいでしょう?
(リーン):役に立つ方(笑)。
ヨザック:偶数奇数で。(ガシャン)……偶数、オウサマです。ジジイ同士(笑)。
オウサマ:響き合ってしもうた。
(リーン):あはは(笑)。
GM:ジジイ共が見つめ合ってる間に、その黒ローブ…占い師のシアンなんですけど…は、バッと窓枠を乗り越え、夕闇の町へと消えていきます。黒犬もついて行きます。ようやく追いついたリーンは、そんな光景を、『幸運の風』亭の軒先で目撃してしまいます。
リーン:はい。
GM:窓から飛び出した二つの黒い影は、夕闇の中へ消えていきました。
リーン:じゃあ急いで二階へ上がります。
GM:リーンが屋根裏部屋にたどり着くと、ぼんやりと突っ立っているミシュリと、愛くるしい笑顔で見つめ合うヨザックとオウサマ、という妙な光景に出くわす。
リーン:お爺ちゃん達は大丈夫そうなので、ミシュリさんを気づかせます。
GM:しばらく揺すったり頬を叩いたりするうちに、ミシュリの目の焦点が合う。
ミシュリ:「あぁーっ」
リーン:「大丈夫ですかー?」
ミシュリ:「うー、うん……多分。なんか変な感じだけれど、多分、大丈夫だと思う」
GM:といった感じ。そんながらんとした薄暗い屋根裏部屋ですが、どうしましょう?
リーン:どうしましょう?
オウサマ:仕方がないのぅ、「儂が新しく覚えたこの『撒き餌』という奴で」とか言って、鯖を蒔く。
ヨザック:それ魔法でもなんでもないやん(笑)。
オウサマ:屋根裏部屋が魚臭くなる。窓から店先にもバラ蒔く。
リーン:はぁー(笑)。
GM:「こらぁーっ! 何やってんだジジイ!」と、賭場の主人が怒ってやって来る。
リーン:ハトもやって来るぅー(笑)。
ヨザック:ということが、アレが黒幕か…
オウサマ:ジジイ反省して一人で掃除を始める。「なんかあったら呼んでね」
ヨザック:黒幕らしいということがわかり、しかも生身ということもわかったので…
GM:あ、はいはい。
ヨザック:しかも占い師だったということもわかったので(笑)、
GM:確かにシアンが一連の事件の黒幕やったみたいですね。
ヨザック:ふむ。彼女は正気なのか…ってか、彼女の元の彼女を知らないので、ヨザック的には、多分彼女は悪者だと思ってしまうでしょう。「あいつが悪者なんじゃーっ!!」(笑)。
GM:爺さん興奮してます。
ヨザック:「あんな奴に占ってもらおうと思ってたなんてーっ!!」
リーン:(笑)。
ヨザック:「ジジイ心を弄びおってーっ! 腹立たしいわーっ!!」
リーン:とりあえず事情がわからない(笑)。
GM:なんか屋根裏部屋でモメてます。
ミシュリ:「いやー、普段はあんな悪い子じゃないと思うんだけどなー」(←先月の当人)
GM:弁護を始める詩人。
ヨザック:「どう見ても悪者じゃないかっ、しかもあんな所からピョーンと飛び降りよったぞ!」
ミシュリ:「っていうか…」
ヨザック:「化け物じゃーっ!」(笑)。
リーン:仲間内でモメてる間に、側で見てたはずのスカイニットに事情を訊きます。
GM:あぁ、はいはい。(NPC)すっかり忘れてた(笑)。「ええ。実はかくかくしかじかこうこうなの」 以上、終わり。
オウサマ:「ウーソーツーキーデース♪」(←不可解な歌詞による歌) 表から歌いながら戻ってくる。
GM:掃除を終えたオウサマも屋根裏部屋に戻ってきます。
ミシュリ:「っていうか、普段の彼女とは、何か違うような気がするんだけどなぁ」
ヨザック:「でも彼女であることは間違いないじゃろ」
GM:そやね(笑)。
リーン:「まぁ、とりあえず黒幕が彼女の中にいるということは確かなようなので…」
ヨザック:「彼女の中に……ということは彼女は彼女であって彼女ではない、ということかな?」(←大正解) 「うーん、ジジイわからんぞいーっ!!」(←でも理解できてません)
リーン:あはは(笑)。
GM:村長混乱してます。
リーン:「じゃあね、ヨザックさん、また後でね、ゆっくり話そうね」(笑)。
ヨザック:「ええい、わからんわいっ! とりあえず本人を捜し出して事の真相を直接訊くわいっ!!」とか言って、黒ローブが飛び出していった方向へジジイもジャンプ!…しようとしている(笑)。

   (一同爆笑)

リーン:あははっ(爆笑)。と、止めます止めますーっ!
ヨザック:「儂だって飛べるわいっ!」
リーン:止めます止めますーっ! 「あぁーっ! お爺ちゃん、ここは二階ですよーっ!!」(笑)。
ヨザック:「何ッ!? 老眼だからわからんわいっ! 地面はすぐそこにあるんじゃっ!!」とか言って。(リーンに)なんとか押さえ込んで下さい(笑)。
GM:二人とも体力でロールして下さい。
リーン:ああっ(爆笑)。「二階なんですよーっ!」(カシャカシャ)(←ダイスを弄び、念力を込めてます)
ヨザック:ジジイがんばれっ。(カシャカシャ)(←上に同じ)
リーン:<老人介護>は足せないでしょうか?
GM:これは介護という状況ではありませんので無理。
リーン:しくしく<狩猟>わっ(爆笑)!?
GM:ジジイ狩ってどうするんですか。
リーン:おりゃっ、(ガシャン)……ダメだー、21。
ヨザック:(ガシャン)……あ、26(笑)。「儂は鳥になるんじゃーっ!」
GM:ジジイ、窓を飛び越えました。
オウサマ:儂、その瞬間に釣り竿で「命綱じゃーっ!」言うてジジイの襟に引っかける…
リーン:ジジイ釣ってー。
オウサマ:ねんけど、リール固定し忘れて、糸はそのまま延びていく(笑)。

   (一同爆笑)

ヨザック:「おおーっ!!」
GM:意味ないやん(笑)。ヨザックは屋根裏部屋の窓から飛び出し、そのまま落下。『幸運の風』亭の店先に墜落。ダメージ、(ガシャン)……19発。
ヨザック:わぁーい(笑)。
GM:初めて受けたダメージがコレですかい。
リーン:「あぁーっ!」 慌てて一階へ駆け下ります。
GM:リーンが店先に出ると、ヨザックは足を押さえてジタバタわめいてます。
ヨザック:「痛いっ! 痛いんじゃーっ!」(笑)。ジジイ瀕死、後2点で死にます。
ミシュリ:あー、じゃあ魔法で回復させます。前に作った呪文でいけますよね?
オウサマ:「ヨザックの爺さん、あんたもそろそろ引退かのぅ。隠居じゃ隠居」(笑)。
ヨザック:「おかしいのぅ、急に地面が遠くなったわい」
リーン:「はいはい、お爺ちゃーん。じっとしててね」と、応急手当。
ミシュリ:霊感でいくつ以上ですか?
ヨザック:「なぜあの娘にできたことが、儂にはできんかったんじゃ!?」
オウサマ:「ジジイだからじゃろ。ジジイだから」
GM:(ミシュリに)対人魔法やから、とりあえずヨザックと霊感で対抗ロールでもしてみて下さい。
ヨザック:はーい。
リーン:抵抗しないで、頼むから(笑)。
ミシュリ:MP回復してていいですよね。
GM:はい。
ミシュリ:(ガシャン)……22です。
ヨザック:(ガシャン)……あ、高い……けど22、ちょうどでした。
GM:まぁ成功ということで、2D6回復です。
ミシュリ:(ガシャン)……6、回復しました。
ヨザック:はーい。
GM:痛い痛いとわめいていましたが、ミシュリの魔法で村長はちょっと落ち着いたみたい。
リーン:はい。落ち着いたところで担いで、診療所へ帰ります(笑)。
ヨザック:「リーンさん、痛いぞ。おいおい、リーンさん、痛い痛い」……オマエ(←自分のこと)が悪いっちゅーの(笑)。
リーン:あ、じゃあすみませんが、今日の捜索はこれで終わりということで(笑)。

   (一同爆笑)



 
 
 

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