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■『シアン、夜に踊る』/06

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■ scene 06
〜黒幕を前に、医学的な角度で詩人を殴り倒す薬師と怯える老人達〜

GM:さて、宿敵ヨザックに打ち勝ったオウサマ。噴水広場に一番乗り。噴水の側で舞い踊るシアンが見えます。
オウサマ:勝ちどきラッパを吹き鳴らす。ピーッ(笑)。(編注:このラッパも先程の潜在力を使い切った時点で壊れてしまったはずなのですが)
ヨザック:わ、儂のハサミが儂のハサミが、ヨヨヨヨヨーッ。
リーン:はいはいはいはい(笑)。
ミシュリ:とりあえずオウサマ達の後を追いかけます。シアンは踊りながら何か、呪文を唱えてるんですよね?
GM:うん。全員感覚で15以上どうぞ。あ、転んだ爺さんは13以上。
ヨザック:13以上ね。(ガシャン)……
ミシュリ:成功。
リーン:成功しました。
ヨザック:儂も成功。
GM:成功した人達は気づきます。なにやら激しい地響きが起きてきます。立ってるのも辛くなるくらい。
ミシュリ:あぁー。
ヨザック:最初から転んでるし大丈夫じゃわい。
GM:なにやら噴水広場で繰り返されていた儀式が、成功しそうな予感的雰囲気です。
ミシュリ:とりあえずシアンを黙らせようと、
ヨザック:<アクロバット投げ斧>で、
ミシュリ:殺るの(笑)!?
ヨザック:いや、当てずに牽制することは?
GM:大揺れの広場で転びながらそんな器用なことができるのでしょうか?
ヨザック:さすがに悪くない人を狙うのはよくないし。あ、じゃあ(黒い)犬に目がけて…
GM:あ、でも村長は、占い師を悪者やと思ってるから、狙って投げてもらってもいいかも(笑)。
ヨザック:あ(笑)。でも、彼女のことをどれだけ信じれるかなんですよね。あの交渉対決とかで…
ミシュリ:(おもむろに)<白>の小枝で…
GM:でもヨザックは今、オウサマに負けた屈辱感でいっぱいやから、他人を信じる余裕なんてないかも(笑)。
ヨザック:あっ(笑)。「うわぁぁぁぁっ!!」(←屈辱感による絶叫。このお姉さんもノリ良過ぎです)
リーン:あはは(笑)。
ミシュリ:シアンに向かって…
オウサマ:ジジイに向かって嘲り笑う。
ミシュリ:<白>の『静止』の力と、<混じり合う全ての色>の、えーっと…(解釈表を見つつ)…『混沌変異』の力と、<竪琴>の『沈黙』の力を使って、『混乱させて詠唱を止めさせる』呪文を。
GM:力源2枚、象徴1枚なんで、現在の難易度は25。ちなみにそれは、2段階で判定させてもらいます。呪文が発動するかどうかと、こちらが抵抗してかどうかで。
ミシュリ:はい。ではまず呪文の方。MP3の触媒は小枝で。
GM:では難易度は20。
ヨザック:犬に向かって斧投げます。
GM:犬?
ヨザック:黒い犬。一緒にいてないんですか?
GM:あぁ。いて欲しいならつけときますが(笑)。
ミシュリ:(ガシャン)……あー、失敗。
GM:まぁ、こっちの抵抗値もえらい高かったから、どのみち呪文はかからなかったと思います。なんせシアンやし(笑)。
ミシュリ:あぁー(笑)。
GM:というわけでミシュリの呪文は失敗。斧の方は結局どうするんですか?
ヨザック:投げまーす。
GM:犬欲しかったんですね。じゃあ奇数偶数で。奇数なら犬はいない。偶数なら犬いる、と。(ガシャン)……あ、犬はいませんでした。
ヨザック:じゃあ…ごめんなさい。黒ローブの足下目がけて(笑)。「お前が悪いんぢゃーっ!」 体力と<アクロバット投げ斧>で。(ガシャン)……
GM:こっちは体力は低かったので、(ガシャン)……13以上です。
ヨザック:余裕でいけてます。32。
リーン:わっ。
GM:占い師の脚を投げ斧が切り裂く。シアンは「グッ…」と呻きながら、蹲る。
ミシュリ:痛そぉ(笑)。
GM:ダメージどうぞ。
ヨザック:ゴメンよゴメンよ、(ガシャン)……ダメージは軽ーく……6点。
GM:脚を押さえながらも黒ローブは低い声で言う。「だが汝らは少し、遅かったようだな…」 その声と同時に、今まで揺れていた地鳴りが激しい振動に変わり、噴水広場の地の底から、何かの大きな呻き声が聞こえてきます。
リーン:はい。
GM:で、斧も転がってる噴水広場の石畳を突き破り、噴水も粉々にして、なにやら巨大な骸骨のようなものが地上に現れる。全員、度胸で20以上振って下さい。
ヨザック:(ガシャン)……あぁーっ、ジジイビビリました。
リーン:成功です。
ヨザック:これは潜在力で持ちこたえられませんか?
GM:咄嗟のことなので、今回は無理。そもそもロールの前に宣言しないといけませんし。
ミシュリ:19です。
GM:広場の真ん中に現れたのは、こんなのです。(と、イラストを出すマスター)
ヨザック:うきゃーっ。
GM:怯えた人?
ミシュリ、ヨザック:はーい。
オウサマ:儂も1点足りんかった。
GM:女医さんは?
リーン:見慣れてたらしいです(笑)。
GM:あー、骸骨ですからね。
ヨザック:骸骨に近いのも見慣れてるし(笑)。(←つまりジジイ達のこと)
オウサマ:間違ってる間違ってる(笑)。
GM:とにかく他の三人は巨大な骸骨にパニック状態です。
リーン:じゃあ冷静になんの骨かなぁ、と見上げます。何の骨でしょう?
GM:悪魔の骨としか言いようがありませんねー。やたらデカいし。
ヨザック:まだお迎えは早いぞーっ。
リーン:なははっ(笑)。
オウサマ:儂のお迎えは天使と決まっておるんじゃ。
GM:さて、そんな風にジタバタしてる君達の前に、あのペロ爺さんがフラリと現れます。
リーン:はい。
GM:爺さんは、その巨大な骸骨の側に立つ黒ローブに向かって言う。「ようやく会えたか。随分探したぞい」 シアンの方もこたえる。「ヘリアの老いぼれが、こんな所にまでやって来るとはな。そんな古ぼけた棒きれで、再び我を閉じこめる気か?」 ペロ爺さんは、魔法の杖を構えて言う。「おぬしのような乱暴者は、野放しにできんじゃろ」といって、杖を地面に一突きする。すると、この骸骨悪魔の周りに、金色のカーテンみたいなものが現れ、そいつらをちょっと閉じこめた感じにする。
リーン:はい。
GM:えー、怯えてる三人と、リーンはどうしましょう?
リーン:うーん……とりあえず状況は……掴めてないですよねー?
GM:考えてるんやったら、こちらの話は進行しますよ。
リーン:えっと、その間、シアンさんでしたっけ? 彼女はどうなってるんですか?
GM:黒ローブのシアンは、金色のカーテンの内側で、ペロ爺さんと対峙してます。こんな話をしてる。「慌てて弟子でもかき集めたようだが、所詮はただの町人か。そこで無様に怯えているではないか」
ヨザック:で、弟子だったのか(笑)。
リーン:弟子だったのね(笑)。
GM:「その者達が、汝の役に立たぬことを、今から教えてやろう」と、黒ローブは次の一言を言い放つ。「目覚めよ、『黒き眷族』よ」 と同時に、その言葉を聞いたオウサマとミシュリは、暗示発動。いきなり白目を剥いて……オモシロイこと、何でもやらかしてみて下さい。
オウサマ:とりあえず儂……潜在力を全部使ったラッパ。壊れてるんでしょうか?
GM:ラッパ?……あぁ、アレね。まぁ、一応誓いは果たせたことやし。残ってることにしていいですよ。壊れたのはハサミだけです。
ヨザック:シクシクシク(笑)。
GM:あのー、それはさておき、
リーン:はい。
GM:ミシュリとオウサマのどちらでも、なんか刃物とか持ってたら、ペロ爺さんの背後へドシュッと。やっちゃって下さい。
ミシュリ:弓矢持ってます。
ヨザック:わおー。
GM:じゃあ弓矢の矢を腰溜めに構えて突進とかして下さい。
リーン:あー止めます止めます。
ミシュリ:射っちゃダメなんですか?
GM:お好きな方で。
ミシュリ:じゃあ発射(笑)。
リーン:止めます止めます(笑)。
GM:ペロさんは無防備なので、そのままダメージいってくれていいですよ。
ミシュリ:打撃でダメージ出します。
リーン:それは止めれないんですか?
GM:リーンさんは考え中じゃなかったんですか?
ヨザック:ジジイはビビリ中。
オウサマ:そのままターンが終わってしまって活躍も何にもないとか思ってる。
リーン:はっ、じゃあお爺ちゃん達を見てオロオロと。
GM:その間に突然弓を構えたミシュリが矢を発射。
ミシュリ:6点いきました(笑)。
GM:はい。
リーン:あっ(笑)。
ミシュリ:あ、それから鉄矢のダメージも加算されて……すいません、10点追加(笑)。
GM:爺さん殺す気かい(笑)。で、結局リーンさんは?
リーン:オロオロしてるお爺ちゃん達に活を入れれますか?
ヨザック:はぁ、お願いします。
GM:突然背中に鉄矢を突き立てられ、ペロ爺さんは杖に寄りかかるように膝を突く。ジジイ二人に活を入れようとしていたリーンは、ミシュリのそんな凶行にようやく気づく。
リーン:あーっ、ミシュリさんの方が先かも。そっちへ活を入れたいんですが。正気に戻せませんか? とりあえず力任せに。
ミシュリ:(対抗能力)何、何でですか?
GM:活はどれで入れるんですか?
リーン:体力で。
GM:体力で活?
リーン:うん。
ヨザック:バーンと、殴り倒して正気づかせる(笑)。「正気に戻ってよ! ガーンガーン」(笑)。
リーン:うん(笑)。
オウサマ:治療じゃねぇし。
ミシュリ:荒療治ってやつですか(笑)。
リーン:ってか、この状況で、何を冷静にしろと。おりぁっ、(ガシャン)……あー、なんか足せます?
GM:そりゃまぁ……<医学>的な殴り方とか(笑)?
ヨザック:この角度でっ(笑)!
リーン:まぁ、まぁそんな感じで、35です。
ミシュリ:そりゃ、全然ダメですって。こっち体力4やし。(ガシャン)……19出ても、23です。
GM:やはりアレですね。お爺さんに酷い仕打ちをしたことがカッと頭に来て、リーンさんのタコ殴りが始まるわけですね(笑)。
リーン:治療です(笑)。
ミシュリ:ダメージ来るんでしょうか(笑)?
GM:そりゃ来るでしょう。
リーン:えっ? でも医学的に殴ったのなら、大丈夫なのでは。
GM:壊れた石畳に倒れたミシュリは既にグッタリしています。とりあえず2D6発ほどいっときましょう。
リーン:はい……って、2D6も(笑)?
ヨザック:(そのダメージ)手斧と一緒です(笑)。
リーン:(ガシャン)……7です。すみません。
ミシュリ:痛ぇ(笑)。


 
 
 

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