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■『シアン、夜に踊る』/08

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■ scene 08
〜黒い夢を払った人達と、何周してもやっぱりオカシな村長〜

GM:あと、町を覆う黒い霧の方もなんとかして下さい。
リーン:はい。なんとかといわれても、カードもあまり持ってません。欲しい人あげます。
ヨザック:ないでーす。
ミシュリ:<緑>しか。
リーン:あ。なんならもれなく<緑>の私もついて行きます(笑)。ってこの魔力源、他の人も使えるんですか?
GM:さすがにそれは無理かと。自分専用です。まぁ、「触媒に使ってー」とかお願いしたら使ってくれるかもしれませんが(笑)。
リーン:(笑)。いけます?
GM:まぁ、ご自由に。
ミシュリ:あと<白>の小枝もあります。
GM:町の人達は、「ハッ!? 俺達今まで何してたんだ」とかいった感じ。裸足のまま、家に帰っていってます。
ヨザック:そうか、みんなは操られてたのか。
リーン:霧を晴らす……蹴散らす。
ミシュリ:<白>の調和で<黒>を払いのける光……清浄な光……
リーン:白い光の呪文。
ミシュリ:でもカードが他にないの。
オウサマ:うーむ。儂の呪文をバラすこともできますが。
ヨザック:あー、それなら儂も。
オウサマ:<黒><青><鎖><車輪><三角>。
リーン:でもバラすのって、霊感に成功しなきゃダメなんだよね。
オウサマ:そうなんですか。
GM:一人で一大魔法かけてもいいし、みんなで儀式魔法してもいいし。その辺はアバウトにどうぞ。
ヨザック:とりあえず霊感でバラしてみますか。
リーン:どっちが成功しやすいんですか? 全員でやる場合は、全員が成功しないといけないんですか?
GM:とりあえず、そういうことになりますね。その分、大がかりな呪文を作れます。
リーン:効果はある、と。
GM:はい。町中に効くような。
ヨザック:霊感に成功って、(呪文分解の)難易度は?
GM:呪文の構造分の難易度です。25か20でしょう。
ヨザック:そりゃ無理じゃーっ。
オウサマ:MP使わないといけませんねー。
GM:潜在力とか使ってもいいんじゃないですか?
ヨザック:ジジイ真っ白に燃え尽きるか?
GM:さて、それぞれ案を纏めて隊長のオウサマに報告、お願いします。
リーン:みんなでいきます? (マスターに)みんなでいったら町中いけますか?
GM:はい、もうそういうことで。時間もありませんので。(編注:既に四時二十分頃でした)
ヨザック:達成値はいくらでしょう?
GM:イメージの枚数はいくらでしょう?
リーン:えーっと、<青><白><三角>の三枚です。
GM:では25。そこからそれぞれ触媒とMPを使って難易度を下げて、霊感で成功して下さい。
リーン:触媒を何にしよう……
オウサマ:MPって、0になってもいいんですか? 1だけとか残しとくとか。
GM:発狂の欄まで減った時点でオカシくなります。
ヨザック:ハッ、してます(笑)。「ウキッ!」
GM:あーもー、村長はずっとオカシかったですから、適当に振る舞って下さい。
リーン:私はまだ『放心』状態でした。
オウサマ:儂、全部で30使います。MPと潜在力で。
GM:それ、ゾロ目でもでない限り成功なんですけど。
オウサマ:(ガシャン)……危なかった。1と2です(笑)。
GM:他の人は?
ミシュリ:成功。
リーン:腕輪を触媒にしたら2ですか?
GM:はい、2です。ミシュリとオウサマは成功したようです。
リーン:えーっ、辛いなぁ、25でしょー。ってことは(霊感引いても)16足らないから……発狂していい(笑)?
ヨザック:軽く訊かんで(笑)。
GM:ってか、リーンさんの場合、有り余る潜在力を使えばいけますよ。
リーン:はい、潜在力使います。じゃあ4点使って、(ガシャン)……
ヨザック:ハッ、(ガシャン)……おぉーっ、ギリギリOKです。
リーン:はい、こちらもOKでーす。
ヨザック:そして改めて発狂してます。
オウサマ:あれ(笑)?
ミシュリ:さらに輪をかけてオカシくなった人が一名(笑)。
リーン:あーっ、あーっ(笑)。
ヨザック:一周してマトモに戻るのかもしれん(笑)。
リーン:あははははっ(笑)。
オウサマ:いや、それはないのぅ(笑)。
リーン:ということで、全員成功しました。
GM:はい。では、四人で唱えた白い光の呪文が、町の空に立ちこめていた黒い霧を切り裂く。それと同時に、金の囲いの中の悪魔も、力をなくしたかのように、バラバラバラーッと、崩れていきます。どうやら自分に肉付けする黒い霧もなくなってガックリしみたい。ペロ爺さんもホッと一息ついてます。「とりあえず、儂のこの傷を治してくれんかのぅ」
ミシュリ:じゃあ、回復させます。
GM:「あとは逃げたバールの奴じゃな」
リーン:どこに逃げたんでしょう?
GM:心当たりはないでしょうか?
リーン:……宿(笑)。
GM:宿(笑)?
リーン:じゃ、なさそうね(笑)。
ミシュリ:……あ、あそこかな? えっとー、スカイニットはいるのかな?
GM:(時間切れなので)広場にやって来ました。「何?」って訊いてくる。
ミシュリ:あ、でも違うのかな。
GM:去っていきました(笑)。(編注:既にこのマスタのNPC処理リソースは尽きているようです)
ヨザック:教会……なんじゃないかのぅ。
ミシュリ:うん、教会。
リーン:あ、教会か。
GM:はい。時間がないので行ってみますか。では教会区の外れの…
ヨザック:発狂してるので、「ウケケケッ! 殺してヤルーっ!」とか叫びながら走ってる。
リーン:あははっ(笑)。
ミシュリ:あ、コッチも回復させたいんですけど(笑)。
リーン:まずペロ爺さんの方も。
GM:えー、霊感20で。
ミシュリ:(ガシャン)……成功。8点回復です。
GM:はい。一息ついたペロ爺さんを後に、教会区の外れの廃神殿へ向かった君達。崩れた石窓から中の様子がわかる。祭壇の前の床に、複雑な紋様を描きながら、「あそこまで邪魔されるとはなっ」とかブツブツ言いながら、黒ローブが蹲って呪文を唱えているのが見えます。と、同時に霊感で15以上どうぞ。
ヨザック:(ガシャン)……失敗。
ミシュリ:成功。
リーン:(ガシャン)……あ、成功だ。
GM:成功した人は、その祭壇の地下から、<全ての混じり合う色>が湧き出てきてるのが見えます。黒ローブはその力を使って体力を取り戻そうしてるのがわかる。君らからは背を向け、一心不乱に呪文を唱えてるから、チャンスだったりします。
ヨザック:それはもう、飛び込んで<ジジイ大暴れ>を(笑)。
リーン:んん(笑)。
ヨザック:潜在力も使って。邪魔したら後はよろしくです。
リーン:はいはい。ちゃんと担いで(石窓から)入れてあげるから。
ヨザック:それは精神病院ってことでしょうか(笑)? (ガシャン)……29の、全部で32です。
GM:あーもう成功ですね。石窓を乗り越え絶叫しながら駆け出したオカシなヨザック。突然背後からシアンの体を蹴飛ばすと、馬乗りになって襲いかかる。「お前が悪いんじゃー!」とか。
ヨザック:「お前はいい奴なんかじゃなかったんじゃーっ!」
ミシュリ:あぁー痛そうー。
リーン:はー。コワれたヨザックさんの後について行きます。「あぁーっ!」
GM:オウサマは?
オウサマ:うーん、どうしよう。そやな……
ミシュリ:シアンを助けたいんやけど、助けてもヤバい気がするしー。
GM:(もう時間ないし)ヤバくならずに助け出す方法はあったはずですよ。
オウサマ:ラッパを吹いて、「勝負じゃっ!」って言う。
GM:誰と戦うん?
オウサマ:「来いっ、ジジイ!」
ヨザック:「お前の方こそ、返り討ちにしてくれるっ!」
ミシュリ:あ! えっと、薬、薬、薬っ!! 今馬乗り状態なんですね。
GM:うん。
ミシュリ:じゃあ飲ませましょう。


 
 
 

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