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■『リーン、珍獣を飼う』/02

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■ scene 02
〜お呼びでないエリートと、仲間内からも怪しがられる壺男〜

ポリー:はーい、マスター。(と、ハックルに向かって挙手) サブマスタ的提案を一つ。ここらで衝撃的事実も兼ねて、感覚リアルロールなどしてみては?(編注:現在ポリー役のプレイヤを嬉々として演じている元GM。各マスタ係をルール面や状況説明等で補佐するサブマスタ役も買って出ています。尤も、今回のプレイヤさん方はいずれも予想外に堂々とマスタ役をこなされていたので、サブマスタな出番は殆どありませんでした)
ハックル★:ふむ?
ポリー:あの古物商ペックが無くした売り物の中に、今モノユニが磨いてる『歌う壺』ともう一つ、『踊る毛玉』があったことに、エリナさんでもいいし、みんなでもいいから、そろそろ思い出してみてもいいかと。
ハックル★:成る程。素晴らしい。では感覚……いくらくらいにしましょう?
ポリー:難易度は基本的には20前後。ただ今回、能力値の低い人もいるので、少し下げてもいいかも。
セシル:えー大体ね。『9+2D10』で難易度決めてもいいと思う。(編注:ローズのマスターに精通してらっしゃる司祭様の経験より)
ポリー:ややこしいね。俺なんか、15、20、25前後くらいしか使ってないし(笑)。
ハックル★:ま、20くらいにしておきましょう。
ポリー:はーい。(ガシャン)……22、成功。
ピノ:私、ペックには会っていないはず。(編注:壺から出た後、会ったはずなのですが…)
ポリー:あー、じゃあ会ったことのある人だけのロールかな。
モノユニ:こっちも成功。「そういえばあのオヤジ。この壺ともう一つ、なんか捜してたな」
セシル:「うむ。私も思い出した。エリナさん、リーンさんの隠し事と、何か関係ないでしょうか?」
ハックル★:(エリナ)「そ、そういえば、先生。なにやら毛の生えた丸い……」と、ここで。(と、話を右隣のセシルに振る王子)
ピノ:ガラガラピッシャーン(笑)!
セシル★:ふむ。
ポリー:カード一枚引いて下さいね。その要素を話に盛り込む、と。
セシル★:<犬>……
ポリー:『友好の印』とか『忠誠』ってやつですね。逆位置でもいいけど。ところでエリナさんの話はどう続くんでしょう。みんな興味津々で次の言葉を待っています。「エリナさん。何やら妙な話になってきましたけど、私達、ついていっていいんですかー?」
セシル★:(エリナ)「えっ……ええっ。……セシルさん以外ならっ」

   (一同爆笑)

(編注:これはおそらく、マスターとして、演じる人数を減らしたいってことと、診療所では普段エリナに煙たがられていることの、両方の意味合いがあったように思われます。余談ですが、セシルさんの演じるエリナさんは、見事に声が裏返っています。両手を合わせて語る身振り手振りも含め、声色共々、見事に司祭様と演じわけられています)
ポリー:「えっ。セシルさんはどうして駄目なんですか?」と、丸眼鏡を光らせめっちゃ興味津々。
モノユニ:「なに、奴はエリートだからなっ」(笑)。
ピノ:あはははっ(爆笑)。
セシル★:(エリナ)「そっ、そうなんですよーっ」
ピノ:その話を聞いて、後ろでふんぞり返ってる司祭様(笑)。フフーン?って感じで。
ポリー:(モノユニに)「でも、エリートだからこそ、困っている人には手を差し伸べるものなんじゃないですか? そこの壺を磨かれている怪しいお方」
モノユニ:「何を言うんだ。日陰者だからこそ、人の心をわかってあげられるんだよ。君ー」(笑)。
ポリー:「そ、そうだったんですか。私、そんな話初めて聞きました」(笑)。
セシル★:(エリナ)「ポリーさん。あなたとは、話が通じると思うんですが」
モノユニ:「エリナさん。私もあなたと、話が通じそうだ。一緒にエリートを挫きましょう」(笑)。
ハックル:「……どうでもいいが、診療所へは行かないのか?」(笑)。
ピノ:「参りますわっ」(笑)。
モノユニ:「奴をおいて」(笑)。
セシル★:(セシル)「ち、ちょっと待って下さい。やっぱり人助けとなると、私も行かなくてはなりませんね」
ポリー:……どっちやねん(笑)。(編注:上記編注撤回。単にセシルを嫌うエリナを演じていただけのようです)
ピノ:「そうですわっ。司祭様は、いざというとき、頼りになりますのよっ」
ポリー:<犬>のカード使いました?
セシル★:それなら『反友好的』ということで、エリナのセシルに対する態度で、使っておきましょう。
ポリー:了解。ではいつでも次のピノさんに、マスタ交代可能です。(編注:が、この人。マスタ役が気に入っていたらしく、この後も結構語っていらっしゃいます。『ヨザック、消える』が、盛り上がって長引いた為、この『リーン、珍獣を飼う』は一時間少ししか余裕がありませんでした。その為、マスタ役をてきぱき交代していかなくてはならなかったのは、楽しげにマスタ役をこなされていた方々にとって、少し申し訳なく思います)
セシル★:はい、そうですね……
ポリー:みんなはそろそろそわそわしています。葡萄酒とかも飲み干して、席を立とうとしてたり。
モノユニ:壺にロープを通して、背負ったり(笑)。
セシル★:(エリナ)「仕方ありませんね。ピノさんがそう仰るのなら、みんなで行きますか」
ポリー:さて、麗しのアムール亭を出たみんなは、かずら通りを通ってヨザック長屋へ向かうんですかね、マスター?(と、セシルに町地図を渡す)
セシル★:そうですね。ではみんなでかずら通りを歩いていると、子供達と出会います。少し噂話も兼ねて、感覚ロールしてもらいましょうか。難易度は15以上。
ピノ:感覚15以上ですか。(ガシャン)……
モノユニ:楽勝。
ポリー:同じく。
ハックル:出た出た。
ピノ:14(泣)。
セシル★:では成功した人達は、子供達からこんな話を耳にします。「ねぇねぇ。さっきそこの路地裏で、なんかふわふわしたものが飛んでたよーっ」
ポリー:「えーっ、どこどこーっ?」と興味津々。丸眼鏡ピカリ。
ピノ:全然聞こえてません。私、王子と楽しげに談笑してます。
ハックル:ふわふわしたものかー。
モノユニ:路地裏という言葉に惹かれる。子供達を通りの影に連れて行き、質問。「そのふわふわって、毛玉っぽかった?」
ポリー:怪しい人やな(笑)。
セシル★:(怯える子供達)「お、おじちゃん、何っ?」
モノユニ:「怪しい者じゃないよ」(笑)。

   (一同爆笑)

ピノ:怪しいわーっ(笑)! 「怪しいですわーっ!!」
セシル★:怪し過ぎる。(叫ぶ子供達)「お母さん、怪しい人だーっ!!」
ポリー:<犬>の逆位置(笑)。交代可能です。だいたい一人5分くらいを目安にお願いします。
セシル★:じゃ、ここで交代しましょう。叫んだ子供達が散り散りに逃げていきます。
ピノ:『お母さん、怪しい人だーっ!!』からですか(笑)? (カードを引きつつ)……<ランプ>の逆?(←手にしたカードがたまたまさかさまだった)
セシル:いや、どっちでもいいよ。
モノユニ:「王子。近頃の都会の子供ときたら、躾がなってないですねぇー」
ハックル:「いや。訊き方がマズかったのだろう」
セシル:「そうですよ。モノユニ君」
ピノ★:通りの反対側に逃げた子供の一人が、母親にしがみつき、モノユニを指さして言います。(子供)「お母さん、あのねーっ。あの人、暗闇から急に出てきたのーっ」(笑)。
ポリー:しかも背中に壺しょってるし(笑)。お母さんとかは、怒って近寄ってくるのかな?
ピノ★:そうですね。つかつかと。
セシル:「仕方ありませんね。ここは私が穏便にとりなしましょう。(母親に)あ、申し訳ございません。私の連れの者が、大変失礼を働いてしまいまして…」
ピノ★:(子供)「あ、司祭のおじちゃんだ」……って、知ってていいのかな? 「助けて、助けて」
セシル:勿論。おじちゃんというのが気になりますが(笑)。「ベシベシ。(←モノユニ叩きSE) 僕、これでもう安心だよ」
ピノ★:(母親)「ほら、司祭様は頼りになるでしょう」


 
 
 

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