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■『リーン、珍獣を飼う』/05

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■ scene 05
〜薬草部屋にやたら集う人達と、夜の町に飛び出した毛玉〜

モノユニ:「皆さん。そいつを食べてみたくないですか?」
セシル★:(リーン)「いえいえ。あれはとっても珍しい生き物なんです。食べるなんてできません。そのことをヨザックさんに話したら……」
モノユニ:「逆効果で、食べたーい、となってしまったんですね」
ピノ:「『食べたいわい、食べたいわい。嫌じゃ、嫌じゃ。儂は食べるんじゃい』って感じですね」(笑)。
セシル★:(リーン)「そうなんです。なんとか無事に収めて下さいませんか?」
ポリー:「ヨザックさんが、紫ネズミを食べないよう、私達で丸く収める……と。なんか妙なことになってきましたね」(笑)。
セシル★:(リーン)「はい。お願いします」と、ここでマスタ交代します。
ピノ★:カードを一枚引きます。……<竪琴>か。ではリーンが話続けます。「あの子は雨の日に、町の裏路地で出会ったんです。話を聞くと、随分遠くから来たみたいで、生まれ故郷の森へ帰りたいと言っていました」
ポリー:ちなみに奴は、話せません(笑)。リーンさんに伝わったのは、念波かなんかでしょう。
ピノ★:あっ、そっか……念波か。
ハックル:今更ながら。あの毛玉を見て、露天商の捜し物のこととか思い出したかな。
ポリー:ペック商人のことですね。そろそろ話してもいいのでは?
ハックル:「そういえば収穫祭の時、古物商の男が、踊る毛玉という物を捜していたんだがなぁ」
モノユニ:「そうそう。彼は僕の友達なんだ」
ピノ★:踊る毛玉のことを話しましたか。するとそこへ、「何々、踊る毛玉? おもしろそうなこと話してるじゃない。私にも聞かせててよ」と、『竪琴』をかき鳴らし、楽士のスカイニットがやって来ます。ジャジャーンと、交代(笑)。
モノユニ★:診療所にやたら人が押し掛けてきてますね。で、踊る毛玉の話を続けるんですね。(リーン)「ええ。あれは紫ではなく、どちらかというと『白い』毛玉なんですけどね」
ポリー:「ってか、さっきまで紫ネズミって言ってたじゃないですかー?」(笑)。
ピノ:「埃にでもまみれていたのかしら」
モノユニ★:続きお願いします。
ポリー★:(ポリー)「さっきその窓から飛び出して、『あっち』(←<三角>)の方へ行きましたよねっ?」 はい、交代(笑)。
ピノ:速っ(笑)。
ポリー:魔法使いたいのに、パワーソースが一枚もない(笑)。
ハックル:いや、それは私も同じだが。
ピノ:パワーソースって色つきカード?
ポリー:うん。呪文を組む時に絶対一枚は必要な、エンジンみたいな要素やから。
ハックル★:引いたカードは……<鳥>。
モノユニ:「ポリーさん。さっきの紫ネズミは汚れていただけみたいですね」
セシル:「なにはともあれ、あのヨザック爺さんが狙ってるとなると、我々も急いで探した方がいいですね」
ポリー:「そうですね。あのお爺さんなら、見つけ次第、その場で喰いかねません」
セシル:「ポリーさん。あなたが見つけても、懐にしまっちゃいけませんよ」
ポリー:「大丈夫。私の懐は、薬の小瓶でもう一杯です」
ピノ:「でもその踊る毛玉が古物商のペックさんのなくし物だというのなら、元の持ち主の所へ届けてあげるのが一番ですわね」
モノユニ:「って、紫ネズミ。今までここにいましたよね?」
ハックル★:(リーン)「タマ?……タマは今までいたんだけれど、ちょっと出かけてしまいました」(笑)。引いたカードが<鳥>だったので、診療所の外で、『パタパタパタッ』と、音がします。(リーン)「あっ、あっちの方にいるみたいだわっ」で、交代。
ピノ:あっちの方。あっちの方って、どっちの方(笑)?
セシル★:(カードを引いて)……<無色>(笑)。
ピノ:『全く見えません』(笑)? タマ、行方不明?
セシル★:で、交代です(笑)。
ピノ:えーっ(笑)。そんなんでいいんですかぁ?
ポリー:いやもう、サクサク代わっていった方が、テンポも上がっていいでしょう。気にせず次、どうぞ。
ピノ:あの。わたしそろそろ霊感枚数に達しますので、カードを山に返してマスターをパスします。
モノユニ:パス? すると次は私ですか? ……<黒>。
ハックル:私もカード三枚しか持てないんだな。
ポリー:七枚もあるのに、使えない(笑)。
ピノ:「そういうばさっき、診療所に来る途中に会った子供達が見たモノっていうのも、気になりますわよね」
セシル:「そうですね。あれは一体……」
ポリー:「なにはともあれ、町中に出て、みんなでタマの行方を追ってみましょうか」
モノユニ★:(リーン)「お願いします。そろそろ『暗く』なってきてますし」
ピノ:「ここにいても埒があかないですしね」
ポリー:「では、みんなで出発しましょう。あ、ところでモノユニさん。その背負ってる壺。格好いいですよねー」と、グワシッと掴みます。魔力抽出(笑)。ギュゥウウウ(笑)。
ピノ:うわっ、また吸い取ってる(笑)。あ、モノユニってば、いっぱいパワーソース持ってるし。
ポリー:ではちょっと失礼して。(ガシャン)……霊感26以上。
モノユニ★:26以上? で、何を?
ポリー:霊感対抗ロール。できればしくじって下さい。
モノユニ★:って難しい。こっちは9以上で成功しちゃいますよ。
ピノ:カードあげるつもりなら、失敗しないといけないんです。
モノユニ★:(ガシャン)……あ、ギリギリ8。しかも4ゾロです。
ピノ:(モノユニのキャラシートを覗き込みながら)不運状況は……『新しく歴史のない町』
ポリー:ここですね。では抵抗失敗ってことで、カード二枚程頂きます。
モノユニ★:どうぞどうぞ。
ポリー:これでおそらくパワーソースゲットでしょう。あ、すみません。話の方進めて下さい。
モノユニ★:いえ、<黒>は語ったので、交代です。
ポリー:あ、そっか。ではカードを引いて……<眠り>。「もう夜ですし、『眠くならない』うちにタマを見つけ出さないと」 はい、交代。
ハックル★:(ハックル)「ではとりあえず、みんなでタマを探そう。そしてそれがペックさんのなくした物なのかどうかも確かめようではないか。確か売り物とか言っていたし」
ピノ:「そうですわね、王子」
ハックル★:で、マジックカードなんですけど。三枚しか持てないので、カードは山に返して、マスターはパスします。
セシル★:次は私の番ですか。(リーン)「そのペックさんという方がこの町に来たのは、一週間前と仰いましたね。実はうちのタマを見つけたのが、四日前なんです」
ピノ:「するとやはり、ペックさんが売り物にしてた踊る毛玉って、タマのことなのかしら。リーンさん。もしそうなら、あなたが直接ペックさんとお会いになって、タマのこと、交渉されてみてはいかがですか?」
セシル★:(リーン)「はい。できれば私が引き取りたいと思っています」
ハックル:「うむ。ではまず、みんなでタマを探すことにしよう」
ピノ:「そうですわね、王子。とりあえず見つけないと何も始まりませんからね」
ハックル:「ヨザック爺さんに捕らえられる前に、なんとかせねばなねまい」
セシル★:(リーン)「ええ。『ヨザックさん』より先に、見つけ出して下さい」……えー<山>を『立ち塞がる困難』という意味で。
ピノ:成る程ぉー。


 
 
 

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