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■『金の瞳の女神 act1』/17

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■ act 1-17 M'1949/04/19
〜車内大乱戦 後編〜

[急転の第4R]
GM:逃げ切ったと安心していたコール目がけて恐ろしい勢いで飛びかかってくる大佐。反射30やからすぐに追いつかれた。攻撃行くで。
コール:みぉう。(テ注:意味不明)
GM:(ガシャン)……失敗。コールのすぐ横の座席が真っ二つにカチ割れる。
シルバート:まるで斬鉄剣やな(笑)。
ハス:次、俺行くで。二人まとめて登るのは無理と見たから、まずはドクターを上におるアルテミスさんに投げ渡すわ。
GM:じゃあ力ロール×1で。
ハス:(ガシャン)……93、ミス。WOL使って……07! 成功や!!
GM:アルテミスは、「きゃーっ!」とか言いながらも、窓から放り投げられた巨体を受け止めたみたい。
ハス:で、兵士Bに向かって「なんや!」とばかりに睨みをきかす。
GM:その睨みが効いたんか知らんけど、Bの攻撃は失敗。AとCはコール目がけて走ってきているところ。さて、戦車砲をなんとかかわしたイルナ。髪の毛がいくらか落ちてきてるけど、どうする?
イルナ:よし、さっきの恨みとばかりに手榴弾を砲身に投げ込んだる。4D6やけど。
GM:ああ。どうぞ。
イルナ:(ガシャン)……15発。
GM:了解。戦車の中から爆発が起こり、もうもうと煙があふれ出てくる。操縦者は殺ったようや。
イルナ:ううん。いい焼け具合ね(笑)。

[直下の第5R]
ハス:よし、行くぜっ!(編注:ついに我慢できずGMの順番を追い越してしまった男) うりゃっ!! ジャーンプ!!
GM:運動ロール×1。
ハス:(ガシャン)……27! やったぜ!!
GM:ハスが屋根に這い上がると、既にアルテミスは肩に医者の巨体を担ぎ、追い風に倒されそうになりながらも後方車両へ進んでるわ。
(イルナ):強い女の子やなぁ(笑)。
ハス:すぐに俺も手伝うよ。で、後ろまで何ラウンドくらいかかる?
GM:そやな……6ラウンドくらい。早く行かな、すぐ兵士達が追ってくるよ。で次、裸人機関士(笑)。AとCに囲まれてしまった上に、大佐の地獄の一撃が飛んでくる。(ガシャン)……あかん、失敗や。
コール:おおっ、ラッキー。んじゃ、窓から飛び降りる。とぅ!!
ハス:と、飛び降りんのか!!? 死ぬぞ!
コール:じゃあ飛び降りる寸前に、ロープをシュッ!

   (一同驚愕)

コール:出来たらの話やで。
GM:わかってる。作業ロール×1。
コール:出来んかったらやっぱりマズいんやろな、とりゃ!!(ガシャン)……ああっ! 100やぁ!!

   (一同爆笑)

ハス:さよーならーっ(笑)。
GM:……となるんやけど、偶然にもロープの先に付いていたフックが、窓枠に引っ掛かる。
コール:やったーっ!!(天国)
GM:しかし、窓からニョロリと顔を突き出したガリューダ大佐。ニタリ、と風に翻弄されるコールを見て笑う。
コール:ひぃぃぃぃっっ!!(地獄)
一同:おいおいっ(笑)!!
GM:「イヒヒヒヒ……」と、とてつもなくうれしそうに少しずつ、少しずつロープを切ていく(笑)。
コール:ああっ(笑)!
GM:さて、その頃ハスは?
ハス:屋根走ってるよ。
GM:その君らを捕まえようと、兵士ABCも屋根に上がってきたところや。
ハス:貨物車両までは逃げきらなな。
GM:はい。大ピンチのコール、どうするか決まった?
コール:よし!勝負だっ!! こうなったらロープをパッと放して、後ろの車両にへばり付く(笑)。
一同:(笑)。
GM:運動ロール×1。
コール:(ガシャン)……ああっ、WOL、(ガシャン)……し、失敗(笑)!
GM:(しゃあないなぁ、全く……)ところがその時、列車は左への大きなカーブに差しかかっていたので、車両にへばり付き損ねたコールは落下せずに、車両の壁への激突を繰り返しながらもハスたちの向かっている貨物車両へと、慣性の力で吹っ飛んで行く。
イルナ:ガーンガーンガーンガーン!! 痛そやなぁ(笑)。
GM:ダメージを9発あげよう。
イルナ:なんか、そろそろ私の出番が来るような気がしてきた。戦車も壊したことやし、また車両の屋根に登ってみんなの様子でも見てみるわ。
GM:了解。すると、列車の左側面に派手な激突を繰り返しながら、裸人が飛来してくるのを目撃(笑)。
イルナ:わかったわ。その飛んでくる変態をガシっと鷲掴みする。どこ掴むかは分からんけど(笑)。
GM:作業ロール×1。
イルナ:(ガシャン)……、WOL使う。(ガシャン)……あ、悪いな(笑)。

   (一同爆笑)

コール:あぁぁれぇぇぇぇぇ(笑)!!
ハス:いや、ちょっと待った。車両はまだ後ろに二つあるやん。
GM:まだあがく気か。ま、それで気が済むんならええやろ。では次のラウンドにもう一回だけ運動ロール×1。失敗すれば死。
シルバート:遥か彼方に吹っ飛んでいくんやなぁ。凄いな(笑)。
GM:ところで、ラージャの方は全力疾走でこちらに向かっている。屋根の上の兵士ABCにもかなり追いつかれてくるが、ハス達はようやく貨物車両一号車で待っていたイルナと合流する。
ハス:んな、とりあえず飛行機の準備したいんやけど、できる?
GM:そりゃやってみな分からんけど、もっと確実に連中とおさらばできる方法があるんやけどなぁ……。
ハス:……お、なるほど!イルナが殺ったんで兵士おらんねんな!! 大急ぎで貨物車両と客車両をつないでる連結器を切り離す!!!
GM:作業ロール×1。前を向くと、物凄い形相で走ってくるガリューダが見えるぜ!
ハス:プレッシャーかかるなぁ。チャンスは一回きりか……。んがーっ!! (ガシャン)……02っ!! 成功や!!
GM:了解。ハスが狂ったようにモンキーレンチでいじくった挙げ句、重い音と共に連結器が外れる。ヴァルモン帝国軍を乗せた客車両はぐんぐん遠ざかっていく。
ハス:「さよーならーっ!」
GM:間に合わなかったガリューダ大佐が、「キーッ!!」とか叫びながら、ナイフやら座席やらを投げつけてくるが、当たりはせんわな。さて、覚悟はできたか? コール。
コール:うん。……たあっ!(ガシャン)……やったーっ!! 成功!!
一同:お見事!!
GM:はいはい。かろうじて最後のマグロ車両にへばり付いたコール。切り離された貨物車両の速度が落ち、ようやく止まった時、
コール:はぁぁぁっ。
GM:力尽きた浮浪者も、ポテチンと落下。で、続いて降り立ったハス達が、土手に転がっている裸人を発見するわけ。
イルナ:つっついたれ(笑)。
ハス:コールとシルバートに応急手当を施してやろう。やり方は知らんけど。
GM:とりあえず作業ロール×2で。
ハス:(ガシャン)……50、86。失敗。
GM:二人ともいい加減な治療をされてしまう(笑)。まぁシルバートは気がついたと。
ハス:それから飛行機のエンジンもかける。
GM:二台ともすぐにかかるよ。
ハス:イヒヒ。ではアルテミスさんを俺の方に乗せて、「後は頼みましたよ」と、街へ向かって飛び立とうか。
GM:おいおい。後の一台に巨大な怪我人と裸人と商人の三人も乗せる気か。
ハス:しゃあないなあ。じゃあもう一人軽い奴をこっちに乗せるわ。
イルナ:じゃあ私かな。
コール:俺も軽いよ。(編注:なんせ生まれたままの姿やし)
ハス:露出狂はいらん。イルナを乗せてくかドクター、運転大丈夫ですか?
シルバート:自分で痛み止め打ったんで、眠くなってきた(笑)。
一同:おいおい(笑)。
GM:ま、そんなわけで、マキロニー暦1949年4月19日風曜日。なんとかアルテミスを助け出した君達は、晴れ渡った青空の下、元通りの平和な雰囲気を取り戻し始めたレールスの街へと帰っていくのであった。というわけで今回は終わりです。
一同:おーっ!(と拍手喝采)


「私は、いないほうがいいのかな……」
 強く吹き抜けていく風の中、遥か遠くを走り去る列車を振り返り、静かに呟くアルテミス。
 一難去って浮かれきっているレールスの勇者達にその呟きが届くはずもなく、向かい風だけが彼女の存在を否定するかのように吹き続けていた。


『act1』 is over.
See you next act......




 
 
 

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