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■ act 2-6 M'1949/04/21〜秘密機能と拷問娘〜
 
 GM:てなわけでマキロニー暦4月21日水曜日深夜。強大耕耘機コウサくんと内燃エンジン搭載の四輪車ロリエスに、それぞれ乗り込んだコールとソフィ、リアラの三人は、月明かりの下、敵が潜んでいるらしい街の工業地区へと向かっている。コウサくんなんか、路上をキャタピラで走ってるやから、かなり騒々しいよ。
 (ハス):それのどこが偵察班やねん。
 コール:あははは(笑)。気にするなよ兄弟。
 GM:さて、コールとソフィ。ちょいと知覚ロール×2してみて。
 コール:はーい。(ガシャン)……あ、失敗。
 ソフィ:あたし、成功したよ。
 GM:うむ。ではソフィ。君はコウサくんの雑草籠の中で、先程から君らを尾行してるらしい何者かの気配を感じる。
 ソフィ:物陰に隠れながら、様子を見てみるよ。
 (ハス):物陰って、雑草にまみれてるから大丈夫やろ(笑)。
 ソフィ:ほ、干し草とちゃうの?
 コール:うちは貧乏やから雑草やって(笑)。
 ソフィ:ま、それはよしとして、コールにも教えるよ。尾行されてるよーって。
 コール:ほぅ。
 ソフィ:そういえば最近、どうも誰かに監視されてたみたいやったし。
 (ハス):同じ奴らかもな。
 コール:よし! じゃあこっちも相手に気づかれんように気配を消して走ります。
 (ハス):どうやってじゃーっ(笑)!!
 ソフィ:気配消して走る耕耘機って一体……(笑)。(テ注:その他にも抗議の嵐あり)
 コール:はいはい、わかりましたよ。仕方がない、トランシーバーをカッと取って、(編注:また勝手に作る……)
 (ハス):あんのかーっ!? んなもん(笑)。
 コール:『リアラさん、リアラさん。なんか後ろから誰かが尾けてるらしいんですけど』
 GM:『じゃあ、次の曲がり角で私が一旦離れて、そいつをおびきだしてみるわ』 そういって角を曲がったロリエス。そのままコウサくんが走っていると、しばらくして後ろの横道からゴミ箱などを派手に倒しながら一人の軍服を着た男が、ロリエスに追い立てられながら現れる。
 (ハス):よし、捕まえたれっ!
 GM:男はコウサくんを見るや反対方向へ逃げ出した。今走ってる通りではコウサくん、バックしかできんと思うけど……
 コール:捕まえるぜっ! ヘイ、180°ターン!(編注:また勝手に作る……)
 (ハス):なにーっ(笑)! できたんか、そんなもん!?
 コール:キャタピラから上の部分だけ(笑)。
 
 (一同爆笑)
 
 GM:怖すぎる(笑)。では回転したコール。必死に逃げようとするその男を視界の前方に捕らえる。コウサくんのエンブレムも、獲物を狙う目になっている。
 コール:よし、そいつをガン!と、サーチライトで照らし出す。(編注:……)
 (ハス):そんな機能、いつの間に!?
 (シルバート):ほんまに耕耘機か、それ?
 GM:サーチライトに照らされたその男は、驚いて腰抜かすわ。
 コール:フッ。じゃあそいつを艶かしすぎるハンドでガシッと掴んで…
 GM:ってそれやったらまず操作判定してみてや×2で。
 コール:(ガシャン)……あ、失敗。
 GM:WOL(幸運の風判定)は?
 コール:(ガシャン)……成功したよ。
 GM:了解。では先程の続きをどうぞ。
 コール:男をギリギリと締め上げ、脅す。「情報を吐けっ!! 吐かないと握りつぶすぜーっ!!」
 GM:バキッ!とかいってあばら骨も何本か折れたみたい。男は苦痛の悲鳴を上げる。
 ソフィ:あはは、そりゃいいわ。コウサくんの腕を伝って男ん所まで行く。ダガーをピトピト頬に当ててやる。「ほぉら、さっさと吐いちまいなぁ。楽になるよぉ」
 GM:「お、お前等などに教えるものかっ」
 ソフィ:「あ、手が滑ったわ」 ツーッと。
 (ハス):ひでぇ(笑)。
 ソフィ:(ますます楽しそうに)「さぁ、あなたは一体誰なの?」とか言いながら、ダガーを口ん中に放り込む。
 (ハス):うわぁーっ(笑)。
 ソフィ:「早く吐いちゃわないと、口が大きくなっちゃうよぉー」(笑)。
 GM:「わぁーっ! やへろやへろぉーっ!」
 ソフィ:あはははは(笑)。
 コール:こ、怖い。
 GM:「わはったわはった!」 男は汗をたらたら流しながら観念したようや。
 ソフィ:「OK、OK」 ダカーを抜いてやる。
 (ハス):なにがOKや。
 GM:「俺は帝国軍兵士。お前達を監視していたのだ」と、ごく分かり切ったことを言ってる。
 コール:「だ、誰に頼まれたんだ?」
 GM:「そんなもの第六特殊部隊に決まってるだろ」
 (ハス):第六特殊部隊といえばーっ!! 隊長のガリューダ大佐やな!
 GM:隊長はカイス准将や。
 (ハス):あ、そっか。
 コール:で、この兵士どうしよ? そんなに意味なかったし、大した情報じゃなかったな。
 GM:いきなり逃がしてやるか?
 コール:うん。「悪かったな」とか言いながら(笑)。
 ソフィ:あばら折っといてそれか(笑)。それよりもフン捕まえて縛って後ろの雑草籠の中にでも放り込んどったら?
 GM:ハンドから落とされた兵士はもう逃げてった。消えた。(編注:NPCするのを面倒くさがったGMの心理がよく分かります)
 ソフィ:チッ、只者じゃないね。覚えてなさい。
 (ハス):おそるべし(笑)。
 GM:で、それからどうすんの?
 コール:『リアラさん。ついてきてます?』
 GM:『はいはい。そっちの方はうまくいったみたいね。ちょっと残酷だったような気もするけど』やって。
 コール:『過ぎたことです。じゃあ、先に進みましょう』
 
 
 
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