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■『金の瞳の女神 act3』/07

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■ act 3-7 M'1949/04/28
〜最後の侵入者〜

GM:一方、地下水路のコール。野良犬達がペロペロと顔を舐めたこともあり、君は目を覚ます。
コール:あぁ、もう朝か……
GM:下水道の中やから時間の感覚はないけどな。で、どうするつもりなん?
コール:んじゃポテポテと先にでも進むよ。
(ハス):先がどこかもわかってねーのに。
GM:そやなぁ……じゃあまた城の連中の方に少し話戻すけど、君ら他の部屋は見た?
ハス:え? 城の一階にまだ部屋あったっけ?
ソフィ:(見取図を見て)あ、この物置部屋の隣に、もう一つちっちゃい部屋あるわ。
GM:うん。そこは厠やねん。で、コール。相変わらず暗くて臭くて広大な下水道を当てもなく先へと進んでいるんやけど、そろそろ犬達も疲れてきてるみたい。クゥンクゥン哀しげに泣き始めたよ。
コール:「あぁ、お前達、もぅ帰ってもいいんだぞ」って撫でてやる。
GM:でももぅ帰る場所もわからへんみたいやけど(笑)。どうすることも出来ずにコールについてきてる、って感じ。
コール:帰巣本能とか……って、こいつら家なしか。まぁ、こうなっては先に進むしかないけど……うーっ、進退窮まったなぁ。
(ハス):自分から窮みにいっといて、何ゆーてんねん(笑)。
コール:と、とりあえず周りとかを調べてみます。
GM:生ゴミとか魚の骨とか猫の死骸とかが、下水道の濁流を進む君らの周りにわんさか浮いてる。
コール:どこかから食堂の匂いとかは?
GM:(いきなり何言い出すんやら。しかし、マジで進退窮まってるみたいやし……)するとな、突然ブチが、ワンワン!ワンワン!って吠え始めるよ。
コール:おおっ!ブチ、どうしたんだ?
GM:ブチはある方向目がけて走り出すよ。
コール:よし、その後ついていきます。
GM:しばらく闇の中をひた走るとだんだん上り坂になってきたみたい。と同時に濁流のかさも増し始め、臭いも熾烈を極める(笑)。で、やがてその異臭が最高潮に達した時、君らの目の前に、ドロドロとした不気味な液体が滝となって流れ落ちているデッドゾーンにやってくる。で、ブチが吠えている場所には上からの微かな光が差し込んでるよ。
コール:「おおっ! でかしたぞ、ブチ!!」
GM:シロやクロもワンワン吠えてるその光のすじのすぐ近くに、鉄梯子を発見。上の方は小さな丸い穴になってる。
コール:よし、じゃあ上りまーす。
(ソフィ):犬は?
コール:え?あ、じゃあ一匹づつ背中にでも抱えて3往復します。とりあえずシロから。
GM:了解。ではシロを抱えて鉄梯子を上った君は、なんか……ツゥルンとした所に顔突き出してしまうわ。
コール:なんだ?
GM:上がってみる?
コール:うん。
GM:穴を登りつめてそれを見下ろすと……便器や(笑)。
コール:ウギャーッ!!!
GM:その小部屋の小窓からは朝の光が差し込んできてる。
コール:あ、あぁもう朝かぁ……とりあえずシロを野放しにしておくわけにもいかんから……便器の上に置いといて、んじゃとりあえずトイレでもしてます。
(ハス):這い上がって来た所へか(笑)。
GM:(ソフィ達に向かって)あ、そっちの方は準備終わったか?
ソフィ:すんごい装備になったよ(笑)。(編注:物置部屋の兵器などを各自好き勝手にキャラシートに記入した結果、田舎町の凡人が汎用人型決戦兵器となってたりします)
GM:じゃあシルバート。いろいろ準備してたら、なにやら尿意を催してきたよ。
シルバート:んじゃ「ちょっと用を足してくるわ」とか言って物置部屋を出て、便所の戸をパカッて開けたら「ウヒャーッ!」(笑)。
GM:そこにはドス汚いコールと犬がおる。
シルバート:「コ、コールじゃないか。一体いつの間に侵入したんだ!?」(笑)。
コール:「シルバートさぁーん!」とか言いながらにじり寄る。
シルバート:「コ、コールなのか?」と身をそらすぞ(笑)。
コール:「お元気そうですねぇー」と肩を掴みます(笑)。
シルバート:「触るんじゃねーっ(笑)!!」
GM:シロと自力でよじ登ってきたらしきクロ、ブチの三匹が嘲るように吠え立ててる。
ハス:ではその騒ぎを聞きつけた俺も便所に飛び込み、コール共に水をぶっかける。で、トイレ掃除用具でもって、「なぜ人間が地球を制覇出来たか教えてやるぜぇーっ!!」
コール:「シロクロブチもしっかり洗っておくれよ、兄弟」
ハス:「へいへい」 で、さっきまで俺の着てた兵士の服をコールに着せとくぞ。ところで、この三匹の畜生共はどういう名目で連れてく気?
コール:司令官のペットということで(笑)。
シルバート:あ、コールにも色々道具渡しとく。ダイナマイトとかとりあえず持ってて。
コール:あ、はい。
GM:しかし無茶苦茶持ってるなぁ、君ら。
ハス:俺もかなりの爆薬持っとるからなぁ。
GM:そこに一発でもブチ込まれたら……
ハス:即死ちゃうか(笑)。
シルバート:それから塗り薬も5個あったから、とりあえず君ら一人一個ずつ。あ、それからコール、酒もあったぞ(笑)。
コール:おお、いいですなぁ。
ハス:みかんの缶詰めもあったぞ。
コール:あ、それはシロクロブチに分ける。
GM:犬共も大喜びやね。コールについてきて良かったなぁ、と顔に現れてる。
ソフィ:えらい表情豊かな犬やなぁ(笑)。
ハス:いざとなったらそいつらに時限発火装置でも取りつけて特攻させよっか(笑)?
コール:そんなこと、たとえ兄弟でも許せんぞ!
ハス:アルテミスの為だ。犬畜生の一匹や二匹(笑)。
コール:なにを言うんだーっ!
ソフィ:でも相手はエセ司令官やで(笑)。
コール:うぅ、そんなもーん!俺は義兄弟の兄だぁーっ!!
ハス:貴様を兄などと思った覚えはないわ!
シルバート:はいはい(笑)。
ハス:で、結局俺らの作戦としては、まず時限発火装置とダイナマイトを連動させて兵士の広間を30分後に爆発。で、俺が兵士達に「消火に当たれ!」と指示出しといて、自分は仲間に「お前達ついてこい」とか言って、別方向に移動する。三匹の畜生共には軍用犬の振りさせとく、ってとこで。
GM:軍用犬、シロクロブチ。ただの野犬が軍用犬に格上げか(笑)。



 
 
 

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■『金の瞳の女神 act3』/07

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