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■『金の瞳の女神 act3』/08

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■ act 3-8 M'1949/04/28
〜暴れ始めた連中と、壊れ始めた古城〜

GM:作戦会議を終えた君ら。厠からおもむろに出てくる。
ハス:ふむ。ではソフィさん。もう一度アルテミスの居場所を確認しておくれ。
ソフィ:はいはい。じゃ水晶玉取り出して、「ピピルマピピルマプリリンパ、パパレポパパレポドリミンパ!(以下略)」
GM:水晶球に映し出された風景は、昨日と変わってない。アルテミスはベットでまだ眠ってる。
シルバート:周りに人とかは?
GM:おらんみたい。
ハス:窓はある?
GM:水晶球の中には見当たらんけど。
ハス:うーむ。ま、アルテミスが無事なのを確認しただけでもよしするか。とりあえず兵士のいてる広間の扉に時限装置付けてもらおうか、ソフィちゃーん(笑)。
GM:やるなら作業ロール×1。失敗すると作業中に爆発するかもな(笑)。
ソフィ:げぇーっ。そんなヤバイこと、こんなか弱い女の子にさせんのかよ。機械の知識もないぞ。
シルバート:では3級技術資格を持ってる私がやるか。(ガシャン)……10。成功。
GM:30分後に爆発やな。
シルバート:ピッピッピッて。
GM:そんなデジタル音ちゃうと思う。
シルバート:じゃキリキリキリ。
ハス:ゼンマイ式かい(笑)。
ソフィ:ほら、そんなことゆーてんと、そろそろ上に上がった方がええで。
シルバート:んじゃ、いこか。あ、ソフィはいつでも縄から逃げれるようにしときや。
GM:では城の二階へとやってきたシルバート、ハス、ソフィ、コールとシロクロブチ。まぁ二階の間取りはだいたいこのようになってます。(と、見取図を手渡す)
ハス:なるほど。で、どうします? 迂闊に部屋入るのもよろしくないやろ。
シルバート:まず廊下に油でもまいとくか。
ソフィ:おひおひ(笑)。ところでこの二階のだいたいの部屋割りはわかったけど、この城って一体何階建なん? だいたい外から見てわかるやろ?
GM:ああ。三階建くらいやね。
ハス:じゃあ手始めにこのB1って部屋から調べていこか。
GM:で、誰から入っていくん?
ソフィ:んーにゃ、その前に扉に寄り添って聞き耳を立ててみるよ。
シルバート:では私は聴診器だーっ(笑)!
GM:二人とも作業ロール×1でどうぞ。
ソフィ:(ガシャン)……成功。
シルバート:同じく。
ハス:おお、盗賊と医者の意地ってやつか?
GM:ともあれ、その部屋の中から二人の耳にこんな音が入ってくる。チャーンチャッチャチャチャチャチャ(以下略)♪
ソフィ:な、何故ラヂヲ体操第壱(笑)?
シルバート:何故かラヂヲが鳴っているよ。
ハス:ラヂヲなんぞあるんか?
GM:ないやろ。多分蓄音機の音とちゃう?
コール:おおー。
ソフィ:この部屋で間抜けなオッサンが体操してるねんな。ちょっと覗き見してみよか。
GM:ではその部屋の中で朝の体操をしていたオッサンと、覗き見したソフィとの目が合ってしまうよ。「き、貴様! 何者だーっ!」 かなり位の高そうなチョビ髭オヤジやぞ。
ソフィ:「あたしはこの城に派遣されてきた慰安婦よ!」(一同:おひおひ(笑)。)
ハス:そーゆうヤバげなネタはやめろっ!!
シルバート:じゃあ後ろから「このスパイめーっ! よくも逃げやがったなーっ!」って。
ハス:「失礼しました!こいつは口の達者なフィラムのスパイなんです!!」(笑)。
GM:「おや、お前は……サノバビッチ司令官なのか?」
ハス:「はい! そうであります!!」(笑)。
GM:「顔つきが何だか別人だぞ」(笑)。
ハス:「いえ、一寸色々ありまして……」
GM:「お、お前は偽物かーっ!」って、突然叫ばれてしまう(笑)。「者共っ、であえ、であえーっ!!」 笛をピーピー吹き鳴らすぞ。
ソフィ:時代劇みたいやぞ(笑)。
ハス:「むぅ、しまったーっ!」 腰からサーベル抜いて突撃かます!
GM:やはりお偉いさんだけあって、一目散に逃げ出すよ。でも逃げながらも笛は吹いてる(笑)。で、その部屋にいた他の部下らしき兵士達が発砲してくるぜ。
ハス:ゲッ、俺らも退却するぞ! 外に出る。
GM:了解。シティーハソターよけしながら部屋の外に飛び出した三人。外ではコールと犬達が突っ立ってる。で、階下の方にも笛の音が響き渡ったらしく、かなり騒がしいぞ。階段上ってくる足音まで聞こえてくる。
ハス:ウヒョッ、ちとマズいか。しかしまずはこの部屋ん中に、火炎手榴弾ブチ込んどいたる(笑)。
GM:「し、手榴弾だぁーっ!」「後ろの扉から逃げろぉーっ!!」などと騒ぎ声や足音等がした直後、部屋の中で爆発が起きる。
ハス:炎上か!
GM:石造りやから大丈夫やろ。
シルバート:でもこの前、エゲレスのなんとか城、燃えとったぞ。
GM:そうなん? まぁ、君らが暴れてる間にも、次々と一階から階段を駆け上ってくる兵士達の足音が迫ってくるよ。
ハス:キャッホーッ! 階段にも投げつけるぞ通常手榴弾(笑)!!
GM:「ウギャーッ!!」 階下からは爆発音と共に、断末魔の叫びが響き渡る。
ソフィ:じゃ、急いでB2の部屋にでも飛び込もうか。
GM:B2になだれこんだ君ら。その部屋はやたらと棚が並んでいて、そこには何故かクマのぬいぐるみやリィカちゃん人形などが、所狭しと並べられてる。どうやらさっきの笛吹きオヤジの部屋みたいやねんけど(笑)。
ソフィ:クマちゃんぬいぐるみ、もーらった(笑)!
ハス:略奪するのは結構やけど、中味確認しとけよ。爆弾入りとも限らんし(笑)。

──経験者は語る。

シルバート:ここにいても埒あかんし、B2を抜けてB3いこか。
一同:うん。
GM:B3……空部屋やね。窓の外から、昇り始めた朝日が差し込んできてる。
ハス:じゃあ東の扉を潜ってB4の部屋へ。
GM:ところが! その扉へ向かおうとした君ら目がけて、さっきのB1の兵士達がこの部屋になだれ込んでくる。「待てぃ、貴様らっ!!」 いきなり発砲してくる。
ソフィ:おひおひ(笑)。
ハス:誰に向かって?
GM:別に誰でもえーと思う。とりあえず……(ガシャン)……ハスに2発、ソフィとコールに1発づつ、大柄な医者にはなぜか一発も当たらんかったわ。
ハス:対弾防御していいんか?
GM:ま、いいことにしとこ。(編注:対弾防御とは弾丸に対して回避を行うというものです。1Rの間に1度この行動をすると、それ以後は行動不能となるのですが……)
ハス:(ガシャン)×2……おし、成功!
ソフィ:(ガシャン)……03!
コール:……えー23、僕も成功しました。
GM:なんや、みんなよけたんか。
シルバート:じゃあ、奥の部屋に突撃ーっ!
GM:B3には兵士が大量に入ってきてるけど……
シルバート:それならB3には置き土産を置いていってあげよう、ハス君(笑)。
ハス:破砕手榴弾をウリャタッ(笑)!!
GM:またしても「ウギャーッ!!」 爆発と共に兵士達が逃げ出してくわ。で、まんまとB4の間に侵入した君ら。ここもかなり大きな広間なんやけれど、部屋の中央辺りに刃物で斬りつけられ倒れてる二人のヴァルモン兵と、その奥に彼らと違った格好やけど、やっぱり背中をざっくり裂かれて血まみれの男が倒れてる。その男の目の前、部屋の方向からして南東の壁に、上へと続く階段が見つかるわ。どうやら隠し扉やったみたい。
シルバート:ひとまず階段を上っていく前にその違った服装の男をゴロンとひっくり返してみよか。
GM:「ううっ……」と呻き声。まだ生きてたよ。どうやら本物の密偵らしい。
ソフィ:「どうしたの? 大丈夫!?」
GM:「あ、あか……赤い影が後ろから……」
ハス:うおっ!?
シルバート:他の二人は? もう事切れてる?
GM:ああ。
シルバート:じゃあ一層警戒しながら3階へ上っていこう。
GM:後ろの方もまた騒がしくなってきた。
シルバート:扉の前に死体を重ねて重石にしとくわ(笑)。
ハス:医者がそんなことするか(笑)。
ソフィ:おまけつき。その扉の下に対人地雷もセットしておこう。
ハス:やるな(笑)。



 
 
 

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