■ act 3-10 M'1949/04/28
〜激突! 旧都空中戦〜
GM:さて、2ラウンドたったんで、みんな知覚ロール×1してみて。
ソフィ:(ガシャン)……成功。
ハス:……43、失敗。
シルバート:ミス。
コール:失敗です。
GM:じゃ、成功したソフィ。君はその広間の奥の壁の一部が回転して開き、兵士が出てきたことに気づく。
ソフィ:へ? 何人?
GM:一人。かなり慌ててる。「隊長! フィラムの戦車団が我々の包囲網を突破。現在王城目指して進行中です! すぐに避難して下さい!」って叫ぶ。で、それを聞いたフンディングが、舌打ちしながらもカイス達に「引き上げるぞ!」と言い放ち、奥の隠し扉へ向かう。しかしその時! 扉の側で待っていた兵士の首がスパッと切れて床に転がる。
ハス:この際なんでもええわ(笑)。フンディングじゃないねんな。
GM:突然の出来事に誰もが唖然とする中、女の冷たい声が広間に響き渡る。『我は命ずる。継続せよ、視野にありて抵抗せし者、より広き範囲、強き力にて重くせよ、かく為せ!』 (ガシャン)……呪文は発動。広間にいてる者の体重が、いきなり3倍になります。
ハス:ぐおおおぉぉぉっ(笑)! でも剣を杖にして立ち上がるくらいのことはしとくぞ。
シルバート:これしきのことでへこたれるかーっ(笑)!! 這いながらでもアルテミスの方へ近づく。
GM:ほぉ。で、首を落とされ血の海の中に倒れてる兵士の側の石柱の影から、これまた血のように真っ赤なローブを纏った女が現れる。「フフッ、いいざまねぇ。こんな奴らにルグーがてこずっていたとは、どういうことかしら。ともかく、ロゼッタは我々『夜風の女王魔術師団』がいただいていくわ」と、女は倒れてるアルテミスの方へ、悠々と近づいていく。
ハス:「ちょっと待ったあぁ!」……動けんけど(笑)。
GM:などと君がわめくより早く、ムクリと起き上がったカイス准将。恐るべき勢いで赤ローブに斬りかかる。
ハス:おおっ!?
GM:女の方は全く無防備だったらしく、とっさによけたものの腕を斬りつけられる。と同時に今まで君らにのしかかっていた術が解けるよ。赤ローブの魔術師は、腕を押さえながら驚いたように言う。「お前、人間ではないな!」って。そして「今は引き上げるが、ロゼッタはすぐにでも奪いに来るからな!」と叫びながら、近くの窓から飛び降りる。ようやく立ち上がれたフンディングが、とにかく脱出だ!、と君らを全く無視したような指示を出し、特殊部隊の連中は隠し扉の方へ走っていくよ。
シルバート:どりゃっ! 逃がさんぞぉ!!
GM:連中と彼らを追い始めたシルバートとの間で、例の悪徳商人ドルグが、さっきの恐ろしい魔術師を見たせいか、青ざめた顔で「俺はこんな事に巻き込まれたくはない!! さっさと報酬を払ってくれーっ!!」とかわめきながらフンディングにしがみつく。しかしフンディングは容赦なく商人を振り払い、転がったその中年オヤジにレイ大佐がうれしそうに叫ぶ。「たっぷり報酬をくれてやるぜぇ、鉛の弾でなぁぁぁぁっっっ!!」(笑)。笑いながらマシンガンをブッ放す。ドルグはハチの巣になり、君らの方にも流れ弾が狂ったように飛んでくるわ。
ハス:どわーっ!!
シルバート:なんの! そんなもの気にせず突撃するぞ!
一同:おおーっ!
GM:しかし、その間に特殊部隊の連中は、アルテミスを連れて階段を上ってしまう。最後のレイ大佐がバハハーイ!とか叫びながら、手榴弾を君らの方に投げつけて去ってくわ。
一同:うひょーっ(笑)!
GM:広間は大爆発!で、君らはそれにも構わず突進するってか?
ハス:当然(笑)!
シルバート:手榴弾くらいやったらなんとか耐えれる。
ハス:耐えれる……はず(笑)。
ソフィ:あたしも走ってるよ(笑)!
コール:わ、私は柱の影に待機しとく(笑)。
GM:じゃあ手榴弾のダメージいくで。(ガシャン)……シルバートに15発、ハスに13発、ソフィに11発。
シルバート:なんの! 私はまだHPが32ある(笑)。
ハス:なにもんや! 俺なんかもう苦痛状態。
ソフィ:い、痛かったぁ。
GM:その広間の大爆発により、城が大きく揺れ、天井からは石の破片が落ちてきたりもする。まぁ、石柱が支えてるからか広間自体はしっかりしてるし、隠し扉は少し崩れてても上へ続く階段は上れそうや。
シルバート:上るぞ。
GM:では元気よく階段を駆け上がったシルバート。今度は下から爆発音が響き渡り、よろめいてしまうよ。
ハス:時限爆弾か?
GM:ああ。
ハス:どーせここにもすぐ兵士ら来るんやし、俺らも急いで階段上ってこー!
ソフィ:ついてくよ。
GM:柱の影に隠れてた(笑)コールは?
コール:ついてく。
GM:シロクロブチも君についてくるよ。
コール:あぁ、お前達までついてくるのか!? 危ないぞぉ。
ハス:つれてけつれてけ、ここに置き去りにしても兵士に嬲り物にされるだけや(笑)。
コール:それはマズい! つれてくぜっ!
GM:長い階段を走り抜けた君らは、城の屋上に飛び出した。強い風が吹き荒れる中、上空にはかの帝国軍巨大飛行戦艦『ゼルディティス』が浮上している。こちらに下ろされていたらしき縄梯子に、ガリューダ大佐とレイ大佐をひっつけた(笑)まま、ゼルディティスは既に北西、つまり帝国領の方へと進んでる。かなり急いでたみたい。地上の方からはフィラム戦車団の砲撃も始まってるし。ただ、もう高さや距離がありすぎて、飛行船の高飛びを阻止できる様子ではない。
ハス:今はもぅ昼前やな。
GM:ああ。
ハス:信号弾真上に打ち上げるわ。ドーン!
GM:ひゅうぅぅぅぅ…………パァーン! 煙が柱のように伸びる。しばらくすると、都外れの森の方から飛行船『なこるる壱號』がやってくるのが見える。
シルバート:じゃあそれ待ってる間に、その軍用飛行船にぶら下がってるガリューダとレイを撃ってやる(笑)。
GM:もぅ500mくらい離れてるけど。
シルバート:うひょ!?
ハス:コール! 狙撃や!!
コール:ちょっと無理。400mまでやし。
GM:なんなら300mにしとこか(笑)?
コール:やった。じゃあ届く(笑)。
ハス:狙撃頼んだぜっ!
コール:縄を切ってやる。
GM:シティハソター状態やな。苦痛状態やのにいけんのか?
シルバート:なんの! 痛み止めの注射撃ってやる(笑)!!
コール:ウギャーッ!!
GM:薬物投与で苦痛止まったわ(笑)。
コール:あ、ありがとうございます。んじゃ改めて狙撃!(ガシャン)……76、失敗! WOL……54!成功っ!!
GM:狙いは縄梯子?
コール:うん。
GM:でも縄梯子ってこう、二本の縦縄の間に等間隔の横縄あるやつやと思うから、一本切ったところで全然意味ないと思うよ(笑)。
コール:あ、そうなん?
ハス:そやな(笑)。
GM:じゃあ梯子につかまってたガリューダのドたまに当たった(笑)。「キィーッ!」
コール:や、ヤバい事をしてしまった(笑)。
GM:確か以前にも当てられてたからなぁ……スゲー憎悪の眼差しで睨んでくる(笑)。
シルバート:まだ生きてんの?
ハス:奴は頭に被弾したくらいでは死なん!
GM:さて、しばらくすると、なこるる壱號が城の上空にやってきて、縄梯子を降ろしてくる。で、ブリッヂへ急いだ君ら。そこには既に、ヤクルト博士達がスタンバってる。で、これからの具体的な作戦とかは?
一同:……。
GM:(ちったぁ考えろよ!)ヤクルト博士が「あんな飛行船とまともに戦っても勝ち目はない。こちらは相手よりも高度から奇襲すべきだ」とか言ってる。
ハス:上から突撃?
GM:そう。で「相手の飛行船の内部に侵入して機関室などを破壊して回るなら、コウサくんを使えばいいと思います」やって。
ソフィ:なるほど。コウサくんにパラシュートかなんかつけて、上から敵の飛行船に落ちてくわけやね。
GM:ま、これも作戦の一つやけど、どうする?
シルバート:それでいこか?
ハス:そやな。
GM:コウサくんに乗り込む命知らずは?
ソフィ:いつも通り(笑)。
GM:君ら4人と、あと自称天才魔道士のエルバートと、付添いのロミリアもついてくる。「こいつはおもしろそうだ」って。それとクラーゼ博士も「娘を助ける!」とか言ってコウサくんに飛び乗ってくるわ。
ソフィ:こ、コウサくんて、定員5人ちゃうかった?
GM:大丈夫や、3人増えたくらい(笑)。ついでにシロクロブチはどーする?
コール:もちろん避難させとく。
ハス:いや、なんか攪乱用に使えるぞ(笑)。
GM:じゃあゴーグルでも付けてつれてく?
ハス:ああ、コールにバレんように(笑)。
コール:あかんてー(笑)!
GM:リアラはまだ作業が終わっていない、とか言って居残る。ま、そんなとこかな。なこるる壱號は30分程で、ゼルディティスに追いつくよ。
シルバート:ではその間、みんなに応急手当をしとくぞ。
GM:了解。さて、君らは現在、かなり巨大な雲海の上を飛行してるんやけど、その下の雲の切れ間から、ゼルディティスの巨大な影が見え隠れしてる。ヤクルト博士が言うぞ。「準備はいいですか?」 強大耕紜機に乗り込み、ハッチで待機してる君ら。艦長のソフィは降下命令を出したがっている為か、まだ艦長席に座ってる(笑)。
ソフィ:乗り込む乗り込む(笑)。イスごとグイーンって降りてくよ。で、やっぱり命令。「それでは降下ーっ!」
GM:「ラジャーッ!」 急降下を開始したなこるる壱號。早速敵飛行船の砲台が一斉射撃を浴びせてくる。が、それらはヤクルト博士の巧みな操縦でかわし、同時にゼルディティスへ急接近してる。『今です!』ヤクルト博士の叫びとともにコウサくんが待機してた格納庫のハッチが開かれ、突風が吹き込んでくる。すぐ下には軍用飛行船の回転してるいくつかのプロペラと、それらを繋げてる飛行戦艦の巨大な翼が見えてくる。
ハス:出撃! 羽根の上に飛び降りたる! ギャシャン! ドワーッ!!(テ注:謎の擬音) あ、コウサくんの運転、今回は俺がやるわ。
GM:了解。定員オーバーなコウサくんは強風渦巻く中、軍用飛行船に着羽根(笑)。
ハス:そのまま突撃! 本体に向かって全速前進! 腕のドリルをギュイィィン!って(笑)。威嚇しながらガシャガシャガシーャ!!ってドリャーッ!!!(テ注:もはやなにがなんだか理解不能。とにかくすごい突撃だと感じて頂ければ○)
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