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■『金の瞳の女神 act5』/02

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■ act 5-2 M'1949/05/05
〜戦う耕耘機〜

コール:「なんですかー? イルナさんー」(笑)。キョロキョロしとく。
イルナ:「後ろになんかいるーーっ!!!」(笑)。
GM:と、イルナが叫んだ瞬間、なこるる壱號は横から強い衝撃を受けて吹き飛ばされる!
一同:うおおーっ!?
GM:さて、縄で吊るされたデュート=リグにへばりついていた気絶者二名は? とりあえず海に落ちとく?
ハス:おっ、落ちないっ(笑)!
シルバート:こんな所で落ちたくないっ(笑)!!
GM:じゃあ、辛うじて服の先が飛行機械に引っ掛かってブラブラしてたことにするか。なこるる壱號の方も、なんとか体勢を建て直しつつ上昇しようとしている。しかし、飛行船の周囲から巨大なイボ付きの触手が迫ってきている。意識のある人は知覚ロール×3してみて。
ハス:苦痛状態やから、×1.5やな。(編注:そんなロールをした人、見たことないです。実際には難易度が一つ上がって×2、つまり二回%ロールをして、そのどちらかが成功ならOKということになります)
イルナ:(ガシャン)……01。成功、クリティカルー。
GM:ではイルナ。飛行船に這い上がった君は、格納庫の奥に眠るなじみの耕耘機と目が合う。(と、マスター耕耘機械のシートを渡す)
一同:おおっ!
ハス:がんばれイルナーっ! 仮免持ってたやろ!
イルナ:久しぶりね、コウサくん(笑)。
シルバート:(メカシートを覗き込んで) あっ! エンブレムが変わってるやん(笑)!
ハス:オマケに俺がデザインしたグレートぞうさん1000内蔵! とーとー装備されたか(笑)。
GM:リクエストにお応えして。さぁ、イルナ、その耕耘機で思うさま戦うがいい。
イルナ:呼んでいる……コウサくんが呼んでいるっ! とおぅっ(笑)!! 強大耕耘機、コウサくんDX、ルアィド、ゥオン!!!
GM:<三級操縦資格>持ってたと思うから、ロール判定はひとまず×2でええよ。
イルナ:メインエンジン点火! ゴーッ!!
GM:あ、コールはどうしてるん? なんか、格納庫の奥でイルナが叫んでるけど。
コール:「がんばってきてください!」(笑)。
ハス:……コイツは!(笑)。
GM:いや。君はその格納庫の奥のイルナががんばる方向に突っ立ってんねんけど。エールを送る浮浪者の背後から、巨大な触手が迫ってきている。
コール:あぁ!? そうやったん!?
ハス:一緒に落とされるぞ!
GM:耕耘機に騎乗したイルナは、ちょっとコールを人質にとられたような形になる。
イルナ:くぅっ!……殺虫剤発射ーっ!!
GM:どうぞ。ハズしたらへらへら笑ってる変質者に当たるってことで。
イルナ:(ガシャン)……失敗。(ガシャン)……、失敗。
GM:お? いいねぇ。
イルナ:WOL使う。(ガシャン)……55以下やから、成功。
GM:コールの頭をかすめ、殺人的な勢いで殺虫剤がコウサくんデラックスから放たれる。ちょうどハッチの入り口に絡みつこうとしていた巨大黒ダコちゃんに当たる。ダメージいって。
イルナ:ダメージは2D10。徹甲力が3。

   (一同爆笑)

シルバート:殺虫剤のくせに、徹甲力あるんか!?
イルナ:こんなん殺虫剤ちゃう、殺人剤やんけ(笑)!!
GM:まぁ、虫けらのように敵を貫くってことで。細かいことは気にするな。ダメージGO。
イルナ:(ガシャン)……(ガシャン)……16。
GM:黒ダコちゃんは、科学反応によってもうもうと白煙を上げながら解け出した触手を引っ込める。コールはようやく君の背後に魔の手が迫っていたことに気づく。
コール:コソコソと逃げ出す。
GM:ハッチから離れた触手は、その飛行船の下にぶら下がっていたデュート=リグにピシャリと当たる。引っ掛かってた人達、とりあえず落ちとく?
ハス:おっ、落とすなぁぁっ(笑)!
シルバート:こんな所で落ちたくないっ(笑)!!
GM:落ちたかどうか、WOLで幸運判定。判定に使うから、1D10は上げる必要なし、ということで。失敗したら「あぁぁぁぁぁー、れぇぇぇぇぇぇー」や。
ハス:(ガシャン)……17、成功。
シルバート:(ガシャン)……18、成功。
GM:やるなぁ。では二人は、しつこく服の先などが飛行機械に引っ掛かって、まだブラブラしてる。
ハス:まだ意識は戻らんか?(←気絶してたのに、知覚ロールとかしてた人)
GM:まだ。ヤクルト博士が操縦するなこるる壱號はかなり上昇したけど、黒ダコの触手はどんどん迫ってきている。さて、イルナはどうする?
イルナ:他になんか武器ある?
GM:ん? そこに書いてる武装全部使えるよ。
一同:……おおぉーっ!

(イルナの手前のシートを覗き込んだ一同驚愕)

イルナ:……なんか、スッゴいわ(笑)。
GM:触手はふたたび飛行船に絡みつこうとしている。
イルナ:んじゃ、前進して『ロケットチェーン付岩石粉砕ドリル×1』(笑)。
GM:『×1』は装備名じゃなくて、一個あるってこっちゃ。
ハス:これって、チェーンフックか?
GM:手から発射する凶器。近距離で格闘することもできるし、飛ばして回収することもできる。
イルナ:んじゃ、いくで。(ガシャン)……失敗。(ガシャン)……なぜ(笑)?
ハス:WOL使え。
イルナ:……うわーっ。
ソフィ:(イルナのシート覗き込んで)……WOL64! 『しっぺ返し』寸前やな(笑)。
イルナ:WOL! (ガシャン)……うわぁーっ!97!
ハス:がんばれ。6以上出すなよ(笑)。
イルナ:(ガシャン)……(編注:幸運ロール『WOL』は、使用する度に上昇し続け、70を越えるとちょっとアンラッキーな『しっぺ返し』が起こります。その多くはささいなものですが、「戦闘中『愛用の武器が壊れる』(ハス)」や、「飛行機械を漕いでいる最中に『トイレに行きたくなる』(シルバート)」など、緊迫した状況では命取りになりかねないものも多く、ある意味危険だったりします)……

   (一同爆笑)

一同:ちょうど6出るかー(笑)!?
GM:お、しっぺ返し?
ハス:64からぴったり6出しよった。頼むぞ、コウサくん潰すなよ(笑)!
GM:3D10振って。
イルナ:(ガシャン)×3……1、1、2。足して4。
GM:……あ、『アブ刺されて腫れ上がる』(笑)。

   (一同爆笑)

イルナ:うわぁぁぁぁぁーーっ(爆笑)!!!
ハス:この嵐の中に……(笑)。
ソフィ:嵐の中にアブがおった(笑)。
GM:何処におってん(笑)。
ソフィ:そらコウサくんの中やろ(笑)。隠れとってんやん(笑)。
ハス:そやな。これ一応耕耘機やし(笑)。
シルバート:何処刺されたことにしよう? やっぱり鼻の頭か(笑)?
GM:耕耘機から元気よく飛び出した巨大アブ。黒ダコに攻撃しようとしていたイルナの鼻先に、力いっぱい針を突き刺す。アブ:『黒ダコさん! 危ない!!』 イルナの鼻はみるみる真っ赤に膨れ上がる。
イルナ:うおーっ!! お茶の水博士ぇーっ(笑)!!!

   (一同爆笑)

GM:さて、再び絡みついた黒ダコの触手によって、なこるる壱號は、再び大きく傾く。デュート=リグもゆれゆれ。
ハス:おいおいおい(笑)。
GM:下の二人、WOLをまたどうぞ。
シルバート:余程落としたいらしいな(笑)。
ハス:(ガシャン)……32、成功。(ガシャン)……27、成功!
シルバート:(ガシャン)……64、失敗。WOLは……84、失敗。
GM:となると、シルバートが傾いたデュート=リグから滑り落ちた。さて、どないする?
コール:単発狙撃銃の弾込めます。
ソフィ:なんだそのポーズはーっ(笑)!(テ注:コールの弾込めポーズは火縄銃のそれであった)
イルナ:単発火縄銃かい!
GM:じゃあ最初の弾は既に装填していた、ということで。
コール:じゃあ撃ちます。(ガシャン)……01、成功。
ハス:急所に命中や。
GM:コールが撃った弾丸は触手に当たり、なこるる壱號は、黒ダコちゃんの魔の手から逃れることができる。一気に上昇。なんとかピンチは切り抜け、ひとまず助かったみたい。
シルバート:いや、一人残っている(笑)。
ソフィ:(笑)。そういえば、シルバートは何処?
GM:ハッチにデュート=リグを回収した君らは、そこにヤブ医者の姿がないことに気づく。グロッキーなハスには、ひとまずリアラが治癒の魔法を唱えてくれる。(ガシャン)……13、回復しといて。
ソフィ:ひょっとしたら海に落ちたのかもしれない。可愛そうに。ちょっと、下覗いてみる。
GM:黒ダコに襲われてる。(ガシャン)……05。医者の体に触手が絡みつき、激しく振り回している。
シルバート:触手を喰う。
GM:ちょっと量多過ぎ。さて、そんな様子を目の当たりにして、ヤクルト博士の声が伝令管を通して格納庫に響いてくる。『艦長(ソフィのこと)、どうします!?』
ソフィ:「シルバートを救出しに行くぞ!!」
ハス:「ラジャーッ!」
GM:なこるるはシルバートを助け出すべく、再び降下し始める。君らに気づいた黒ダコさんの触手が、再び唸りをあげて襲いかかってくる。その先端にはシルバートがっ!
ハス:シルバートごと殴るとは、なんて効果的な(笑)。
GM:(ガシャン)……当たり。君らがダベってる格納庫の側面にシルバートが叩きつけられる。飛行船大揺れ。
イルナ:ロケット式岩石粉砕ドリル。(ガシャン)……成功。
GM:ドリルが再び叩きつけられようとしていた触手を貫くと、黒ダコは痛さのあまり逃げ出す。触手から開放されたシルバートはドリルの先端に引っ掛かり、無事ハッチに回収される。
シルバート:助かった。……改めて、気絶(笑)。



 
 
 

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