▼replay_Gear Antique

■『金の瞳の女神 act5』/11

←return   →next












■ act 5-11 M'1949/05/05
〜石橋〜

GM:しばらく山道を登り続けるうちに、雨は少し弱まってくる。しかしその代わり、今度は風が強まってくる。ズブ濡れになったこともあって、君らはかなり肌寒く感じる。夜空には、時々流れゆく厚い雲の隙間から星空が見える。で、その星々の下、山の頂では禍々しい赤い光を放つアーズの搭が黒い影となって、かなり近づいてきた。そうして君らはやがて、山の頂上にたどり着く。そこは巨大なカルデラ状に窪んだ場所で、搭はその窪みの中心の側から、天に向かって高々とそびえている。(マスター、バトリングマップを用意する)……こんな感じ。君らは今、搭へと続く石橋の前までやって来た。知覚ロール×2してみて。
ソフィ:成功ー。
GM:君らのいる場所や、石橋の上にまで、戦車や魔物の死骸がゴロゴロ転がっている。それなのに、辺りはひっそりとしていて人気がない。どうする?、隊長。
シルバート:お!? 隊長は儂か!
GM:レールスの町の有志やろ、自称(笑)。
シルバート:よーし、潜入するぞ!!
GM:了解。巨大な石橋を突き進む君ら。中ほどを過ぎた頃、搭の入り口の暗闇の中から兵士らしき男の呼び声が聞こえてくる。「合言葉を言え! 『ここはどこ?』」
ハス:「『君は誰ーっ!?』」(笑)。
GM:暗闇から弾が発射される(笑)。砲弾や。
ハス:俺ら今橋の真ん中やろ。真横にかわしたら、
シルバート:落ちる。ターボブースターでジャンプや。
ハス:NOVAになって、ターボブースターONや!
GM:コウサくんNOVAになるには、一端外に出て、横ハッチを外してリミッターをカットして、モンキーレンチで設定し直して、蓋しめて操縦席に戻って、副操縦者に『NOVA ON!』って、叫ばな動かん。それだけやって初めて垂直ジャンプや。それら全部を1R(10秒)でこなすん?
ハス:不可能やな……んじゃ、ハンドで弾をはたき落とすか。
GM:弾道そらし? それも難しいな。失敗すればそこで大爆発やけど。まぁ、操作ロール×1でどうぞ。
イルナ:(ガシャン)……失敗! WOL使いますっ!……あぁ、失敗やぁ(笑)!!
GM:大爆発。ハンドもろとも大爆発。(ガシャン)……ダメージ6、7、8、8、7、1……。
シルバート:デカい!
GM:こりゃ艶めかしすぎるハンドは大破ですな。完全にブッ壊れて以後使用不能。ってことで、耕耘機本体の方にはダメージなしでええよ。左手は死んだけど、取り換え作業をすれば『黄金の左ストレート』は撃てる。
ソフィ:反撃だぁー!
ハス:突撃ぃーっ!
GM:相手も搭から出てくる。ヴァルモン帝国軍主力戦車、おなじみヤークト=バイパーや。
ハス:『雑草刈り取りクロー』ON!
ソフィ:殺虫剤発射ーっ!
GM:コイツも完全に司令官気分になってるな。
ソフィ:ハスの隣でごっつい椅子に座って(笑)。
ハス:腕組みながら。
GM:で、作戦とかはないの?
ハス:石橋の下は水か?
GM:カルデラには雨水やなんやらがかなり溜まってる。
コール:あ、そうや!
ハス:うむ。グレート象さんの鼻で……(笑)。
GM:ちょっと、届かんゾォー(笑)。
ハス:しゃあない。じゃあ屋根に乗ってるコールを吸い込むぞ(笑)。
コール:ウギャーッ!
GM:恐ろしい命令が下された。
イルナ:命令遂行。(ガシャン)……作戦成功(笑)。
GM:耕耘機の屋根の上で天狗のお面と話し込んでいたコールの頭上に、音もなく忍び寄った象の鼻が無慈悲に襲いかかる。ゴボッと吸い込まれた。
コール:うん。アタッシュケースは持っていく。
イルナ:中でテングマンに変身や(笑)。
GM:で、何R溜め込む? 時間をかけた程、加速度が増して、発射後のダメージも増大するよ。グレート象さんのほっぺがみるみる膨らんでゆく……コールはその中で変身?
コール:うん。
GM:アタッシュケースの中には天狗のお面の他に、高下駄二つと団扇が二枚入ってたけど。
コール:んじゃ、とりあえず下駄を顔につけて、
ハス:なぜぇ(笑)!?
GM:もう一個の下駄は?
コール:右手に。
GM:となると、団扇はどうすんの? ちなみにちょっとした説明書があって、『団扇を両手で扇げば飛べます』とか書いてあるけど。
コール:じゃあ片足ずつつまむ。
GM:天狗のお面は?
ハス:体の残りの部分につけるとしたら、そりゃ……(笑)。
GM:急所?……ま、より変質者っぽくなっていいけど……ハス君、何をはーはーゆーてるのかね(笑)? さて、みんな知覚ロール×2してみて。
ソフィ:(ガシャン)……なんとか成功。
GM:君らのやってきた方向から、ガシャンガシャンと何かがやって来るのに気づく。
ソフィ:え、何?
GM:君らによって、山道から落とされたシュワルツ=ハーゲンや。石橋を渡り始め、怒りもあらわに迫ってきている。
コール:よし、相手に向かって言うぞ。「合言葉を言えっ!『ここはどこーっ』」
GM:「『自分で考えろ!』!」とか叫びながら、さっきの恨みとばかりに襲いかかってくる。
ソフィ:じゃ、コウサくんから飛び降りて、シュワルツの足、斬りにいくわ。
GM:ハス、指令は?
ハス:挟み撃ちか……でもまずはヤークトバイパー倒さな搭の中入れんから、象さんはもう1R溜めといて、殺虫剤で牽制や。
GM:ちなみにバイパーの装甲は25やで。殺虫剤は確か、徹甲5にダメ2D10やろ。運転手を吃驚させるくらいしか意味ないで。
ハス:そうか。じゃ、岩石粉砕ドリル発射ーっ!
イルナ:ポチッとな(笑)。(ガシャン)……成功。
GM:バイパーは搭の入り口一杯に立ち塞がってるから、回避は出来ないことにしとこう。ダメージどうぞ。
イルナ:4D10、(ガシャン)……4、10、2、3……の19。徹甲力25。
GM:じゃ、そのまま19発。残り31。故障判定やってみるか……(ガシャン)……あ、81、故障した。戦車砲から煙が吹き出してくる。はい、次はテングマン。
コール:え!? な、何をすればいいんだ(笑)?
GM:何もしないなら、次はシュワルツ=ハーゲンいくで。走り寄ってくるソフィ目がけて第三期戦車砲をブッ放す。
ソフィ:えーっ(笑)!!
GM:(ガシャン)……99。暴発。(ガシャン)……88、銃身破裂や(笑)!
イルナ:やったぁーっ!役立たずー(笑)! ただのカニさんやー!
GM:ええいうるさい! 自爆ダメージは5、2、8、2、4、2の23×2で46……あ、一気にくたばった(笑)。 ズガーン!と、復讐に燃える多脚戦車は、勝手に爆発して動かなくなりました。
ソフィ:飛び出していった私の立場って、一体……(笑)。
GM:兵士が慌てて逃げ出した為、故障したヤークトバイパーはもぬけの殻や。
ハス:よし、中入る、ゴー!!
ソフィ:あー、まってぇー(笑)!
コール:私は(笑)?
ハス:もうちょいいとき(笑)。溜めとくんや。
GM:一体あと何R、膨張を続ける象の鼻の中に閉じこめられるんやら。まぁ、それはさておき、知覚ロール×3してみて。コウサくんに追いついてないソフィはロール×4で。
ハス…ソフィ:……成功。
GM:ゴーン、ゴーンと夜の闇を震わせて、鐘の音が聞こえてくる。で、その音に混じって何人もの人の悲鳴も聞こえてくるや、空から人間がバラバラ降ってくる。
一同:人?
GM:帝国軍兵士や。コウサくんの屋根とか窓にも激突する。辺り一面血の海や。
ハス:ヒャッヒャッヒャッ。刈り取りクローON(笑)!
GM:またかい。ソフィん所にも降ってくる。当たったかどうか判定してみる。(ガシャン)……命中。
ソフィ:回避……(ガシャン)……WOL、(ガシャン)……成功。なんとかよけた。
GM:チッ。まぁ、そんなこともありましたが、中に入る?
一同:うん。
GM:中は……アーズの搭や。
一同:わかってる(笑)。



 
 
 

▼replay_Gear Antique

■『金の瞳の女神 act5』/11

←return   →next