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■『金の瞳の女神 act5』/12

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■ act 5-12 M'1949/05/05
〜搭〜

GM:搭の中はかなり広い空間になっている。激戦の跡がよくわかる。戦車の残骸やら、魔物の死骸やらがウヂャウヂャグヂョクヂョしてるのが、サーチライトで克明に照らし出される。阿鼻叫喚ってやつやな。君らはそれらを目の当たりにして震え上がる……あ、象さんの鼻の中のテングマンは目撃せんで良かったな(笑)。
イルナ:パワー最大値まで溜め続けてやる。
GM:最大値なんてもんはない。無限大や(笑)。さて、アーズの搭の一階、大広間の一番奥には像が立っている。サーチライトでよく照らし出してみると、それはどうやら黒い女神像のようやね。で、その像の側に、上へと続く階段がある。
ハス:おお、登ってくぞ。
GM:耕耘機のキャタピラで?……まぁ、ええか。さて、二階にたどり着くと、そこも一階と同じような感じの阿鼻叫喚状態なんやけど、ただ今度は上へと続く階段がない。黒い女神像があったらしき場所には粉砕された石片とかが散らばっている。まぁ、しばらく探ってみると、広間の一番奥に、既に開かれた上へと続く隠し通路を発見する。そんなこんなで再び上へ向かうことができたわけやけど、同じようにして君らはあと何階か登り続けてゆく……えー、これがアーズの搭の大まかな様子なんやけど、(と、全貌図を渡す)
ハス:ほおー。
ソフィ:阿鼻叫喚だらけなんやな。
イルナ:こ、こんな素晴らしい仕組みになっていたのか(笑)。

GM:さて、そうこうするうちに、君らは搭の四階にやってきた。勿論その間、君らはおびただしい数の敵と戦ってきたわけやけど、面倒なんで省略。みんな疲れ切って息切らしてる。
一同:ぜぇーぜぇーぜぇー。
GM:それなのにHPはまったく減っていない。謎だ(笑)。
イルナ:その間も象さん溜め続けとくよ(笑)。
GM:発射の衝撃だけでテングマン死ねるぞ。
ハス:クチャって(笑)。
GM:さて、そこは強い風の吹き抜ける大広間です。
シルバート:風? なんで?
GM:つまりあれや。周りが全て石柱に支えられていることによって、いわゆる搭の外壁がなく、島全体が見渡せる造りになってるってこと。その風の吹き抜ける大広間の中央には巨大な釣り鐘があって、その側に更に上へと続いていく階段がある。さて、どうしましょ?
ハス:どうしましょって……そりゃ、おもむろに鐘を回り込んで、階段登っていくけど。
GM:じゃ、知覚ロール×2してみて。
イルナ:(ガシャン)……何もわからない。
ハス、ソフィ:成功。
GM:その鐘のすぐ側に、奇妙な衣を着た人が、背中をバッサリ斬られて倒れてるのを見つける。
ハス:叫ぶ。「そこに人がいる! 見て来い!」(笑)。
ソフィ:(テ注:この上なく面倒くさそうな声で)私が行きまひょ。
GM:ソフィが様子を見に行くと、それが男であることに気づく。
ソフィ:どんな男?
GM:心臓が既に止まっている男(笑)。白目を剥いた恐ろしい形相で絶命している。知覚ロール×1/2。
ソフィ:(ガシャン)……失敗。WOL、成功。(『幸運の風』上昇判定)あ、ヤバイな……(ガシャン)……ドカーン。70越えた。
GM:『しっぺ返し』か。3D10振って。
ソフィ:(ガシャン)……14。
GM:……『大きな装備を壊す』ってことで、ティルティアの短剣などいかが?
ソフィ:嫌(笑)。
GM:威力がデカいやん。それ以外となると……
ソフィ:ダガー二本持ってる。
GM:じゃ、二本とも壊れる。腰にぶら下げていた予備の短剣が、激しい戦闘で刃が欠けまくり、使い物にならなくなっていた、ということで。さて、ソフィは傍らの死んでいたはずの男の咽の奥から、不気味な声を聞く。「ドォーサダイ」(テ注:?)
ソフィ:「これは、一体……」 一応、後ずさるよ。
GM:それ以外、特に何か起こるわけでもないけどな。男は動かない。
ソフィ:コウサくんへ戻って、これこれこういうわけでこういうことがありました、と伝えよう。
ハス:そんな奴、ほっていけ(笑)。
GM:めちゃ単純やな。他の人の意見は?
コール:……わからない(笑)。
イルナ:象のほっぺをコンコンって叩いて「テングマンさーん、どうですかー?」って。
コール:いつになったら出られるんだろう。
シルバート:気にせず行こう。
ハス:じゃ、階段登ってく。
GM:知覚ロール×1。
ハス、シルバート:(ガシャン)……失敗。
イルナ、ソフィ:成功。
GM:では二人は、さっきまで死んでいた筈の男がムクリと起き上がるのを目撃する。男は血を吐きながら階段を登ってゆこうとする君らに向かって絶叫する。「私はアーズ様の聖なる使徒! アーズ様にあがらう貴様ら一人として、ここから先へは通さんぞぉ!」と、叫ぶや、側の巨大な釣り鐘をガコーンガコーン鳴らし始める。
一同:うん。
GM:異様な響きが広間から、搭の外へと流れ出す。感応ロール×1。
ソフィ、イルナ、シルバート:(ガシャン)……成功。
ハス:(ガシャン)……失敗、WOL……20、成功。でもついに70越えた。
GM:『しっぺ返し』3D10。
ハス:(ガシャン)……1、1、9の11。
GM:『持っていた弾薬が全て不良品だった』
ハス:弾薬持ってへん。
GM:じゃ、なんもなし。コールは?
コール:え? 俺、グレート象さんのほっぺの中やで(笑)。
GM:一応鐘の音は聞こえたので判定してみて。
コール:(ガシャン)……成功。
GM:失敗した奴誰もおらんのかよー。
シルバート:おやじは?
GM:クラーゼ博士? よし、失敗したことにしよう。博士は雑草篭の中からムクッと体を起すや耕耘機から飛び出し、フラフラーッとおぼつかない足取りで搭の外へ落ちようとし始める。
ソフィ:待ってぇー! 羽交い締めにする。
GM:博士は思いのほか強い力で足、バタバタさせてる。
イルナ:そのまま落としたれ(笑)。
ソフィ:あーええなぁ。ドラゴンスープレックス(笑)!
GM:博士は後頭部を床に激突させて気を失う。広間の中央の鐘つき男は、プロレスごっこで遊んでる君らを見て唖然とする。「何故だーっ! 何故効かんのだーっ!?」(笑)。
ハス:モンキーレンチ片手にコウサくんから飛び降りる(笑)。
シルバート:「所詮、子供騙しに過ぎぬわーっ!」 クワ持って近づく(笑)。
ハス:二人でにじり寄るぞ(笑)。
GM:鐘つき男は「何故だーっ!」を連発しながら、恐慌状態。鐘を連発している。
シルバート:んじゃ、クワの刃の付いてない方で殴る。
GM:せめてもの慈悲か。ダメージだけいってくれ。二人合わせて。
ハス:「成仏しやがれーっ!!」 (ガシャン)……弱いな、たった17発。
シルバート:こっちも17。
GM:合わせて34か。鐘つきオヤジはモンキレンチと農具でしたたか殴りつけられ、糸の切れた操り人形のようにドチャリ。鐘に頭をぶつけて倒れる。鐘の音もやんで、辺りが静まりかえる。
シルバート:ついでに鐘も壊しておこう。
ハス:また異様な音が響くわけか。
GM:むぅ。何人もの帝国軍兵士を犠牲にした恐怖の魔鐘が、医者の農具と整備員の工具によってカチ割られる。粉砕。
ハス:鐘つき男はもう死んでもーた?
GM:志し半ばで倒され、もうグッタリ。
ソフィ:死んでたり生き返ったり、こいつ一体何者なん?
GM:ただの鐘つきオヤジや。
イルナ:先、進みましょうか……あ、その前に一応鐘つきオヤジを……(テ注:と、怪しげなヂェスチャーをする)(笑)。
ソフィ:雑草刈り取りクローか(笑)!?
ハス:殺ってまえー!『雑草刈り取りクロー ON!』!!
シルバート:やめるんだぁーっ(笑)!!
ハス:チュイーンチュイーン(テ注:刈り取りクローSE)
GM:なんやシルバート、止めに入るん? 交渉ロールとかしてみる?
イルナ:「刈り取れーっ!」
シルバート:「やめろぉーっ!」
ハス:「そこをどいて下さい、ドクター!」って、モンキーレンチ振りかざしながら叫ぶ(笑)!
シルバート:「これ以上、無意味な虐殺や凶事はやめるんだー!」(ガシャン)……
ソフィ:(テ注:『風の谷のナウシカ』の老婆風に)『その者、青き衣をまとい……』(笑)。
シルバート:「事態は一刻を争ってるんだ。先に行こうではないか!」……ロールは一応成功。
ハス:「う……仕方ない。コウサくん反転!」
シルバート:「180度回転だー!」



 
 
 

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■『金の瞳の女神 act5』/12

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