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■『金の瞳の女神 act5』/13

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■ act 5-13 M'1949/05/05
〜螺旋階段〜

GM:さて、再び階段を登り始めた耕耘機。搭の五階からは、搭の外壁の内側にそって、遥か上まで続く巨大な螺旋階段がある。
シルバート:その螺旋階段って、タンクも登れる?
GM:うん、登れる。広くて丈夫な造りになってるから。ところでタンクちゃうで、耕耘機や。
ハス:全力疾走。
GM:階段をガコガコ言わせながら登るんやな。じゃあ知覚ロール×2。
ハス、イルナ、ソフィ:……成功。
GM:今では遥か下となったその螺旋階段の広間の床の中央の女神像が底から砕け散る。で、その中から、あのグッタリしていたはずの鐘つきオヤジが現れ、笑い声を上げながら君らに向かって物凄い速度で飛んでくる。
ハス:(シルバートに)ほらみろ、こーなったやろ(笑)。
GM:「先へは行かさんぞぉーっ!!」
イルナ:げ、迎撃弾発射っ!
GM:「そこな男! 先のことには礼を言うぞ!」とか、叫ぶオヤジの口元には巨大な牙が次々と生えてくる。君らに接近するにつれ、体がムクムク巨大化して、翼やら尻尾やら角やらが、その赤い剛毛の中から次々と飛び出してくる。すっかり悪魔の様相となった魔獣鐘つきオヤジが、突撃してくる。反射25やから、こっちから攻撃いくで。二回連続ヒット&アウェイ攻撃や。(ガシャン)(ガシャン)……06、47。両方当たり。
イルナ:回避、(ガシャン)(ガシャン)……二回とも成功。
GM:魔獣の体当たりによって、搭の内壁に亀裂が走る。魔獣は君達に反撃させる間もなく、搭の中央の吹き抜けへと急速離脱する。空中からあざ笑ってる。
コール:レッドアールィマーか(笑)。(編注:筆者には難し過ぎる名作アクションゲーム『魔界村』より。散々、オヤジの裸体を拝まされました)
GM:反撃の方はどうする?
イルナ:ついに象さんを発射する時が来たようですね(笑)。
ハス:「『グレート象さん1000』照準合わせぃっ!!」
イルナ:「照準ロック、エネルギー充填120パーセント!!」(笑)。
ハス:「発射っ!!」
イルナ:「はっしゃーっ!!」
GM:ところで結局何R溜めとったん?
ソフィ:1D100Rにしたら?
GM:そやな。やってみて。
イルナ:(ガシャン)……93(笑)!
GM:1Rは10秒やから、930秒で……15分くらい?……ま、そんなにおかしくはないわな。
イルナ(砲手):命中判定、(ガシャン)……成功(笑)。
コール(砲弾):ゲッ(笑)。
GM:やっとシャバの空気吸えるな(笑)。飛び出した時の感動の台詞とかないん?
ハス:セリフは?
コール:うーん。『テングマン』……かなぁ。
GM:そのままやん。
コール:あーわかったよ、「バァーンナッコゥーッ!!」(笑)、下駄で突っ込むぞ(笑)。(編注:『餓狼伝説』の主人公によるパンチで突進技。不可解なバンザイポーズの後、出されるのが特徴。『餓狼-mow-』では、非常にカッコ良く老け込んでます。興味ある方は、コッテリした『〜伝説』より、アッサリしたこちらをオススメします)
GM:(ガシャン)……39、回避成功。紙一重でかわされた。まぁ、ギリギリやったから、衝撃波で1/10くらいのダメージは受けとこう。で、その『テングマンバァーンナッコゥーッ!!』のダメージは?
ハス:93D10(笑)。徹甲力も93(笑)。射程距離930m。

   (一同爆笑)

(編注:つまり、地の果てに見える敵も貫通できる上、直接ダメージを十面体サイコロ93個分プレゼントする驚異の南ト人間砲弾が、耕耘機のエンブレムの象の鼻の先から射出された、ということです。こんなの喰らったら、大ボスも一撃死確定です)
コール:やめてくれぇーっ(笑)。
ハス:『バイバイ、みんな!』やろ(笑)。
GM:93個も振るの面倒やから、1D10×93の1/10で魔獣が受けた衝撃波を決めよう。
イルナ:(ガシャン)……4。
シルバート:372発(笑)。
GM:の1/10で32発か……魔獣のHP残り18。(編注:計算間違ってます。37発ですね) 象の鼻の先から飛び出したテングマンは、バァーンナッコゥーッとか叫びながら搭の壁を突き破って飛んでった。グシュゥゥゥッ、キラーン(テ注:飛んでいった時の効果音)
ソフィ:直撃してたらどないなってたんかな(笑)。
GM:まだ生きてる空飛ぶ鐘つきオヤジの攻撃。(ガシャン)……01、一回成功、(ガシャン)……93、一回失敗。
イルナ:回避、(ガシャン)……82、失敗。WOL……20、成功。
GM:またよけたか……次、ソフィ。
ソフィ:「殺虫剤、発射ーっ!」
イルナ:殺虫剤、発射ーっ! (ガシャン)……成功。
GM:回避失敗。まだ衝撃波の余韻が残ってるらしい。
イルナ:ダメージ2D10で、16。
GM:残り5。もうよろよろやな。
シルバート:おもむろにロープを取り出して、クワに結びつけとく。
GM:杖が『我を使えーっ』とか抗議してるけど。さて、搭から遥か彼方に飛んでいったテングマン。ようやく加速が収まってきた。今度はちょっと自由落下が始まってきたよ。
コール:足の団扇をパタパタさせて立ち泳ぎー(笑)。
GM:うん。じゃあゆっくりと浮き上がる。フワフワーって。
コール:おおーっ! 飛んでる飛んでるーっ(笑)!
GM:戦闘そっちのけで、コールはしばらく空中浮遊を楽しんでんねんな。一方、戦闘中の搭の中のソフィは?
ソフィ:『岩石粉砕ドリル』発射ぁーっ!
GM:シルバートは?
シルバート:おりゃあーっ!って、クワ投げつける! (ガシャン)……あ、失敗。
GM:次、イルナ。
イルナ:ロケット発射ーっ! ポチッ。(ガシャン)……03、成功。
GM:回避失敗。
ハス:4D10、徹甲力25。
イルナ:(ガシャン)……14。
GM:空飛ぶ鐘つき男は、耕耘機の右手から飛び出した岩石粉砕ドリルに貫かれ、錐揉状態で搭の中央の吹き抜けを落ちていった。
ソフィ:『闇に滅せよ』(笑)。

GM:さて、一応魔獣との戦闘は終わったわけやけど、搭の外で空中浮遊を楽しんでいるテングマンはどないしよ?
ハス:そのうち帰ってくるやろ。先進むぞ(笑)。
イルナ:あなたのことは忘れない(笑)。
ソフィ:壁の穴から夜空を見上げると、星と星との間に線が走って、笑ってるテングマンの顔になってんねん。

   (一同爆笑)



 
 
 

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