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■『金の瞳の女神 act5』/18

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■ act 5-18 M'1949/05/05
〜女神像〜

ソフィ:その頃、こっちです。
ハス:殺戮やってます(笑)。
GM:女神像へ突撃する耕耘機の前にはルグーが立ってる。魔道士は全く動ずることなく、高笑いしながら炎を投げつけてくる。一番先頭におるのは……ソフィかな?
ソフィ:やっばーっ(笑)!!
GM:魔道士から飛ばされた炎は、ソフィに当たる直前で君らを包む白い光によって四散する。それを目の当たりにしたルグーが、いきなりその場から飛び退く。次の瞬間、魔道士の立っていた場所から巨大な溶岩が吹き出す。
一同:おおーっ(笑)!
GM:「おのれっ!ここにまで現れるとは、馬鹿者共め。一体何者だ!」って、ルグーが言うと。
ハス:おおっ。
GM:「……フッ、エリートだ」(笑)。

   (一同爆笑)

ソフィ:「その声はひょっとして!」(笑)。
GM:はるか上、夜風の女王像の頭の上から、広間中に木霊して聞こえてくる。広間にいた者達が見上げると、その黒い石像の頭の上には、石像と同化したような紛らわしい黒ローブの男が腕を組みながら立ってる。と、次の瞬間、その男は高笑いしながらその場所から両手を広げてダイブする。トォゥ(笑)!
(コール):正太郎君や(笑)。
GM:うむ。鉄人28號のやうに。自分達の崇める御身体の頭から笑いながら投身自殺するという、そのあまりの馬鹿馬鹿しい光景に、ルグーを始めとする夜風の連中一同は天を見上げたまま硬直してしまう。あー、その広間で壁際に一番近かった人って誰?
ハス:うーん。俺かな?
GM:んじゃ、夜風の連中と同じく硬直するハスの肩を後ろから叩く人がいる。
ハス:「誰だぁーっ!!!」(笑)。
GM:彼女の方が驚く(笑)。ロミリアさんです。
「お、お久しぶりです。そんな大声を出すと気づかれてしまいます。さぁ、あの人が皆を引きつけている間に、私達は用を済ませなくてはなりません」
ハス:「はいっ……ところで用とは一体?」
GM:「話は<杖>から聞きました。あの、あなた達が持っているという『サイシュウヘイキ』とやらは、まだ使えますか?」って訊いてくる。
(コール):うぎゃーっ!
ハス:「十分使えますよっ!」
GM:「ならそれを、いつでも使えるようにしていて下さい」
ハス:「わかりました」 後部ハッチに回って、禁断の金庫をギギギギ……パカ(笑)。
GM:中には、激しい戦闘の中でも損傷せずに格納されていた黄金の左ストレートが。
ハス:慎重に取り出して、艶めかし過ぎるハンドを付けてた部分にごにょごにょ付け始める。「で……これでどうするんですか?」
GM:「そんなこともうわかってるでしょ(笑)。……あの女神像の手にある赤水晶を破壊します。あれには負の力しか招きません。この辺りの災厄は全てあの玉が元凶なのです」
 さて一方、エルバートの方は、ローブをはためかせながらどんどん落下し続けてゆく。何やら落ちながら両手で印を組み続けてるらしいのに、肝心の呪文はなかなか発動してない。で、みるみる地上は接近し、とうとう「ギャッ!」という潰れたカエルのような悲鳴と共に、詠唱することも忘れ見上げていた僧達のさ中に墜落してしまう。唖然としていたルグーが弾かれたようにそちらに向かって走り出す。すると、驚く僧侶達の合間からおもむろに黒ローブが高く舞い上がる。
ハス:やっと発動したか。<瞬間跳躍>(笑)。
GM:エルバートは優雅に弧を描いて君らの方へ飛んでくる。ルグーも慌てて反転。忙しい奴(笑)。耕耘機前に着地成功したエルバートが言う。「あの紫ローブと戦うフリをして、私があの赤水晶までの道を作る。お前達はそのポンコツで風の道を渡り、あの邪悪な玉をカチ割るのだ!」 黒魔道士が左手を掲げると、その手の中に杖が現れる。一方僧達はようやく中断していた詠唱を終えたらしく、轟音と共に搭の屋上から雷が落ちてくる。そんな状況を完全に無視してエルバートが絶叫。「<魔風衝撃波>ーっ!」 その声と共に杖から竜巻が巻き起こり、石像の掌目がけて一直線に延びてゆく。「さっさと行けーっ!」
ハス:よし、「全速前進ーっ!!」
イルナ:「全速前進ーっ!!」
ソフィ:私も乗るん(笑)? じゃあ乗っとこ。
GM:竜巻の中は真空状態。君らはその内壁を螺旋上にグルグル回りながら吹き飛んでゆく。
ハス:もうマンガのよーに(笑)。
GM:猛烈な吐き気をもよおす。
三人:ウゲーッ(笑)!!
ハス:「パンチだっ! パンチ出すぞっ!」
イルナ:ウノレトラマンの登場シーンのように。デュワッ!!
GM:行く手に異様な赤い輝きを放つ水晶が見えてくる。
ハス:「左フックだっ!!」
イルナ:飛び降ります。
GM:みんな乗らんでも良かったよな。ソフィとかわざわざ乗ってたし。自殺志願者?
ソフィ:いや、みんな乗るんやもん。なんかパターンやん。こういう時はみんな一緒にパーンって攻撃して、
(コール):で、死ぬねん(笑)。
ハス:死なへん!脱出だっ!
GM:そんな場所から竜巻突き抜けて飛び降りるとなると、<魔風衝撃波>のダメージもくらうぜ(笑)。
ソフィ:きっつーっ(笑)!!
ハス:護符があるっ!
GM:ではそれぞれに5D10。(ガシャン)……7、6、8、9、3……ソフィに33。ハスに……16、イルナに……13。
ソフィ:あの、ちょうど0っす(笑)。
GM:まぁ、好き勝手に飛び乗ったことやし、オマケで1にしとき。非常時やし、応急手当してる暇もないやろから。……で、君らが<魔風衝撃波>から飛び出した瞬間。
イルナ:破壊の呪文……バルスッ(笑)!!



 
 
 

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