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■『ボク、トムキャット』/18

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■ scene 18 M'1950/03/04
〜逃亡娘〜

GM:で、ブリッヂに到着。ヤァマトのアレを想像して。
四人:はいはい(笑)。
アレフ:でかいなぁ。
GM:ワッグと彼に捕らえられていたユージアは、前方の中央、一番見晴らしのいい所に立っている。「ええぃ、しつこい連中め! それ以上近寄るな! 娘の命はないぞ!」 盗賊団の首領は叫んでる。
サイクス:なぁ、通常と破砕のどっちがいい?
アレフ:どっちも却下。「サイクス卿、思い止まって下さい。娘さんの命がかかっているのですぞ」
リリー:「そうよ、サイクスさん……これ以上船壊すのもマズいし」(笑)。
ケント:「食糧庫も燃えっぱなしやし」(笑)。
GM:君らが大ボスを目の前にもめていると、突然、鈍い爆発音と共に船が大きく揺れる。ロカルドが小さく舌打ちする。「チッ、とうとうエンジンルームまで火の車か。みんな気をつけてくれ。この次はもっと大きな衝撃が来るはずだ。しかし、折角の故障だ。利用しない手はない。不意をついて皆で一斉に奴に襲いかかるんだ」 ということで、次の衝撃に乗じて全員が一回ずつ飛びかかれると思うけど、各自どうする?
サイクス:ワッグ=ゴルゴルまでの距離は?
GM:約4m。
アレフ:ダッシュしてギリギリの距離やな。
GM:ロカルドは、ワッグとユージアの間に飛び込んで救出するつもりやね。で、サイクスは?
サイクス:ワッグ=ゴルゴルに飛び込んでランニングネックブリーカードロップ。(編注:山田兄弟はプロレス好きで、よくタカノリ青年がその餌食になってたりします)
GM:またややこしい技を。リリーは?
リリー:サイクスさんを援護射撃。懐から連発騎兵銃を取り出して撃つ。
アレフ:そんなもんまで持っとったんか!?
リリー:うん。持っててん。
GM:ケントは?
アレフ:跳び蹴りくらいしか、できんのんとちゃう。まぁ、俺もやけど。
ケント:うん、そやなぁ。
GM:そんなことを考えているうちに、二回目の船内爆発が起きて、全員が再び浮き足立つ。悪巧みしていた連中は飛びかかって下さい。まずは大技仕掛けにいったサイクス。なんかややこしい名前やったから、運動ロール×1/2。
サイクス:大丈夫。馬場さんでもできる技やから。(ガシャン)……08、一回目成功。(ガシャン)……二回目失敗。WOL、(ガシャン)……あ、失敗。
GM:1D6やってみて。1がリリー、2がケント。3がアレフで4がロカルド。5がユージアで6がワッグ、に間違って突撃する。
サイクス:(ガシャン)……1。
アレフ:リリー=ウォーカー(笑)。
リリー:なんでこっちくんの!?
サイクス:力み過ぎて、バックラリアットが顔面に炸裂したらしい。
GM:リリーは感応ロール×1。成功したら、援護する相手から不意打ちされるまでに狙いをつけていたワッグに発砲できる。失敗したら驚きの余り手元が狂う。
リリー:でも感応、20しかないで。黄色(の十面ダイス)が十の位な、見ててや。(ガシャン)……なんぼ?
三人:76。
GM:失敗。サイクス目がけて暴発。命中したかどうか操作判定してみて。
リリー:(ガシャン)……40、当たり。徹甲弾やけど、ダメージは?
GM:サイクスの装甲値は?
サイクス:5。
GM:じゃあエセ貴族の衣服を完全に貫いて、内蔵貫通。直ダで2D6。
リリー:(ガシャン)……5。
サイクス:残り、3。倒れた。(編注:HP5以下で気絶します)
GM:サイクスは突然、背中から腹部を援護射撃されて崩れ落ちる。
アレフ:嫌な援護やなぁ(笑)。
GM:主戦力の二人が内輪もめしたせいで、体当たり二人組が頼みの綱となってしまった。
ケント:よし。疾風の如く間合いを詰めてタックル。
GM:重傷なので運動ロール×1/2。(編注:HP半減で『苦痛状態』 ロール難易度が一段階上昇します)
ケント:(ガシャン)……一回目、成功。(ガシャン)……二回目も成功。
GM:ワッグは側面から飛びかかった労働者の体当たりでブリッヂの窓際へ吹き飛ばされた。そこへアレフが、
アレフ:ユージアさんとワッグの間に飛び込む。
GM:それだけやったら判定はいらんか。最後になったけど、状況を見定めて拳銃を抜き打ちすることにしたロカルド。(ガシャン)……あ、大失敗。前の四人のうち当たったのは、(ガシャン)……2、アレフや。

   (一同爆笑)

リリー:広場の恨みやね(笑)。
サイクス:『殴れ! 同じくらい音高く!!』(編注:『走れメロス』より)
GM:当たると痛そうやから、対弾防御してくれていいよ。
アレフ:(ガシャン)……失敗。
GM:7発。怪盗団の首領と睨み合う聖職者の後頭部に、熱い鉛の塊が撃ち込まれる。
アレフ:沈んだ。気絶(笑)。
GM:「しまった!! 歴戦の冒険家の私としたことが、なんたる失態!!」 船長は呆然としている。ワッグが怒りの叫びをあげてケントに発砲。(ガシャン)……当たり。対弾防御する?
ケント:する。(ガシャン)、でも失敗。
GM:ダメージは通常弾3D6で、(ガシャン)……15発。
ケント:HP-8。

   (一同爆笑)

アレフ:本日二度目の死亡かい。
GM:ブリッヂは血の海。「どいつもこいつも儂の警告を無視しおって。こうなったら全員ブッ殺してやる!」 ワッグはサイクス並みの狂人的叫びを上げながら、拳銃に弾を装填している。さて、この状況で唯一まともに動けそうなリリーは?
リリー:え? うーん、そやねぇ……
アレフ:こうなったらこっちも殺っちまえ。(聖職者のありがたいお言葉)
リリー:んにゃ、殺すのはちょっと。とりあえずユージアさんを呼んで、
GM:弾込めに夢中のワッグの目を盗んで、町長の娘はリリー達のもとへ駆け込んだ。
リリー:彼女の手を取って、ここから避難。
GM:倒れたみんなを残してかい!?
アレフ:大丈夫、船長さんおるし。
リリー:そや。「ロカルド船長。後は頼みました!」ってことで、エスケープ(笑)!

   (一同爆笑)



 
 
 

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