■其ノ四
禊斎、海神の怒りに錯乱し、養父を天高く吹き飛ばすこと
[祠、昼ノ刻]
GM:そうこうする内に村の方から叫び声が聞こえてくる。「うわーっ!海が、海が大変じゃーっ!! 海神様のお怒りじゃーっ!!」
禊斎:<風雲菩薩真言>大空に飛び上がって偵察。(ガシャン)……19、凶や(笑)。
GM:では隣の行庵が突然吹き飛ぶ(笑)。
禊斎:「親父ぃーっ!なんか見えるかー!?」
GM:行庵は目の前に広がる海の沖の一部分が真っ赤に染まっているのが分かる。
一同:おおーっ!!
小牧:血ですか?
GM:みたいや。さらに魚たちが浮いているその血溜まりの真ん中には、奇妙な形の岩が突き出ているのにも行庵は気づく。
桜:で、外道さんはどうやって降りてくるの?
禊斎:そこまでは面倒見切れんな(笑)。
GM:なんて無責任な。しばらくして自由落下に入った行庵は村のヨネさん宅へと突撃する。
小牧:現場急行。ああっ、こんな所に巨大なクレーターが(笑)。
GM:で、恐怖に戦くヨネ及び村人たちが見守る中、砂埃の中からムクリと起き上がる行庵。
行庵:「海神様がお怒りじゃーっ(笑)!! 沖に突き出した岩を中心に海神様の怒りが広がっておる。この元凶は全てあの供物を食い荒らした祠の猿なのだ! さぁ皆のもの、鍬を持て! 銛を持て! あの猿めを村中で袋叩きにするのじゃあーっ!!」(テ注:煽動するか……)
小牧:「皆さん。こんな空から落ちてくるような奴の戯言なんか信じると不幸になりますよ」
桜:「ヨネさん。その沖の岩ってなぁに?」
GM:「おお、あの岩はなぁ、昔々海神様の怒りを鎮めた岩なんじゃが、今の若いもんは全然信じとらんようじゃのぅ」
小牧:じゃあその岩を調べに行きましょう。
桜:ええ。そうしましょう。
小牧:浜辺まで行って<水遁>の術を(ガシャン)……3、成功。
GM:では早速海の中へと潜っていった小牧。
桜:では私は<傀儡>で牡丹を呼び出します。
一同:またか(笑)!!
禊斎:亀にしろ、亀に(笑)!(編注:種類は選べません)
桜:(ガシャン)……1!! 完全成功。
GM:「ブヒッ」と出てきた。でも桜の側にいた行庵を見てあっと言う間に逃げ出したわ。
桜:ぼ、牡丹っ(笑)! 仕方ない。私も潜ります。(ガシャン)……4、成功。
禊斎:では俺らは小舟を借りて沖に出るよ。
GM:では君らは沖に突き出た岩場にやってくる。かなり波が荒れてる。それに岩場の周辺に広がった血溜まりには何匹もの魚の死骸が浮いていて、嫌な臭いが漂ってる。
行庵:ふむ。ここの海水は栄養がありそうだ。
小牧:しばらく潜って調べてみます。
GM:じゃあ海の中の岩の奥底で、気のせいかなにやら巨大なものが蠢く気配がしたよ。
小牧:見なかったことにする(笑)。でもお姉さんに言ってみる。「お姉さん、お姉さん。何か岩場の底にいるみたいなんだけど」
GM:でも二人が調べに行くと、既にそんな気配はなくなってるよ。
禊斎:「桜殿、小牧殿。なにかあったのか?」
小牧:「なにやらいたようなんだけど……またいなくなっちゃった」
禊斎:「ほぅ、それで?」
小牧:「それだけ」
禊斎:「役立たず」
小牧:「はぅぅっ!ひどーい(笑)」
|