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■『波音に夢見し者』/07

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■其ノ七
 村人達、花嫁姿の桜に祝儀をたかられ、顔面蒼白になること
 [浜辺、月夜]
 
GM:そんな感じであっという間に次の日。雲一つない満月の夜と相成りました。
禊斎:「出てこい魔物ぉぉーっ!!」(笑)。海に向かって絶叫。あーすっきりした(笑)。
桜:(笑)。
小牧:きょうもいい天気ねぇ。それで今夜の計画なんかはどうします?
行庵:うむ。相手を油断させるためにも生け贄を、出す!! 
桜:誰が(笑)?
行庵:そして相手の隙をついてタコ殴りだ!!
禊斎:それならば、その生け贄にも戦闘力を持たせねばなるまい。な、桜殿に小牧殿(笑)。
GM:「私はその間に儀式を行いますので……ただ私一人では、魔物に邪魔されてしまうかもしれません」と呟く詩奈さん。
禊斎:「うむ。では拙僧が御守りいたそう」
GM:と、その時、「あいや、待たれい!」と叫びながら海の中から飛び出す奴がいる。
禊斎:何奴!?
GM:あのお猿や。「その役目、このモン吉が引き受けた!」
桜:モン吉って……(笑)。
行庵:貴様ぁ、喰ってやる!!
禊斎:ほほぅ、お主ごときに出来るのか?
小牧:わーい、おサルさんおサルさん!
GM:「なに、そんな化け物がいるというのなら俺も一度は見てみたいと思ってな。何せ俺はそういうものを信じないたちでな。化け物などこの世におるはずなかろう!」
禊斎:自分のこと棚に上げてよく言うなぁ。
GM:「知らぬ存ぜぬ!」ってことで、結局モン吉も一緒についてくるよ。
禊斎:しゃあないなぁ。
桜:じゃあ生け贄には私がなります。
一同:おおーっ!!
禊斎:桜殿。桜殿が生け贄か……
行庵:ひゃっひゃっひゃっ(笑)。
桜:外道さん、何ですその笑い方は(笑)。私が生娘ではないでも言うんですか(笑)?
行庵:いや、つまり生け贄になるということはもちろん、それなりの衣装を着てもらえるのでしょうなぁ(笑)。
禊斎:うひょひょひょぉぉっ(笑)。ではとりあえず、白装束でも……
GM:ついでにあの、結婚式ん時に被るのも……
禊斎:なんで角隠しまで(笑)。
小牧:で、用意できました?
GM:「新郎がおらんじゃろ」と、浜辺まで見送りに来た婆様がわめいてる。
禊斎:だから結婚式じゃねーっ!! ドゴーン!
GM:婆様は砂を撒き散らし天高く吹き飛んでいく。「老いぼれに何ということをするんじゃあぁぁぁぁぁ」 プチ(笑)。
桜:ああっ、お婆様には仲人を頼もうかと思ったのに……(笑)。
GM:村人達も手を振って見送ってくれるよ。「気をつけてなぁー」
桜:では御祝儀を……(笑)。
GM:全員が脱兎の如く逃げ去った。
禊斎:だから結婚式じゃねーって(笑)。
小牧:ああ、お姉様が売られていくよぉ。ドナドナドーナァドーナァ♪
禊斎:牛でもねーぞ(笑)。
GM:で、みんなは小舟に乗り込んで海へ出るわけやね。
小牧:あ、私は<水遁>の術で泳いできます。
禊斎:で、俺と親父が舟漕ぎ従者『あ、い』ってな感じか。



 
 
 

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■『波音に夢見し者』/07

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